日本明慧
■印刷版   

全く新しい人生を歩み始めた韓国のラジオDJ

文/韓国の大法弟子

 【明慧日本2021年8月25日】人生はジェットコースターのようなもので、アップダウンがあり、終わりのない下落と思っていると、再び上昇すると言われています。韓国の文化放送(MBC)の有名なDJ、PD(プログラムディレクター)で、放送作家として活躍していた64歳の脚本家、金炅一(Kim Gyeongil)さんは、正にそんな人生でした。金さんは「土曜、ハッピーサタデー」、「星らが輝く夜」、「裴哲秀の音楽キャンプ」(※中国語からの直訳)など、韓国で最も有名な番組の脚本を担当し、素晴らしいキャリアを積んできました。

 2011年に55歳になった金さんは30年間勤めたMBCラジオ局を退社しましたが、それから彼の人生は一転して坂を転がり始めました。事業の失敗が続き、財産などを使い果たし、糖尿病、不整脈、高血圧、うつ病、パニック障害などを患い、心血管異常のために人口ペースメーカーを取り付けていました。毎回12錠もの薬を飲んで数年経っても病状は改善されず、薬の効果もほとんど感じられなくなりました。彼は残りの人生は薬と付き合っていかなければならないと思っていました。

 金さんは次のように振り返りました。「ある日、毎日薬を飲んで生き続けることには意味がない、病気が日々悪化すれば自分はさらに惨めになっていくと感じました。自殺願望が出てからは睡眠薬を溜め込むようになり、50錠まで貯まったところで医師から、『生きる力を生み出すために、もっと歩きなさい』と言われました」

 落胆していたところで再び法輪功と出会う

 2019年の冬、生きる意欲がどんどん弱くなってきた金さんは、医師から「もっと散歩しなさい」とアドバイスされました。それで、彼は夜に少しでも眠れるようにと、恵化洞から光化門の東亜日報社のビルまでの約4キロの道をあてもなく歩いていました。

 「歩きながら、いろいろなことを考えました。私は何か悪いことをしたため、こんなに辛い目に遭ったのだろうか? ゆっくり思い返してみると、以前、父のポケットからお金を盗み取ったり、人に嘘をついたりしたことがありました……。私は死ぬ前に、自分が歩んできた人生の道のりをしっかりと振り返るべきだと思いました。こうして歩いていたところ、偶然にも法輪功の学習者に出会う事が出来たので、とても不思議に思いました」

 「法輪功には、実は20年前に少し触れたことがありましたが、まさか再び目の前に現れるとは思ってもいませんでした。2001年に先輩から法輪功のCDをもらい、『やっとのことで中国で買ってきた、非常に貴重なものだよ』と言われました。そのCDに韓国語の吹き込みが入ってなかったため、一瞥しただけで片付けてしまいました。その後、ニュースで法輪功への迫害について耳にしたこともありますが、忙しい生活の中で、法輪功のことは全然気にかけずに過ごしてしまいました」

 「再会の喜びから、私は煉功している学習者に近づき、『私はずっと前から法輪功を知っていましたが、何度も機会を逃してしまいました。今日またこうして、偶然に再会することが出来ました。私は法輪功を学びたいのですが、どのように学べば良いのか分かりません』と伝えると、その学習者は私に一冊の本を渡してくれましたが、その書籍が『轉法輪』でした」

 帰宅後、金さんは徹夜して472ページの韓国語版『轉法輪』を一気に読み終えました。金さんは次のように語りました。「読んでいるうちに気持ちが高揚して、何度も泣いてしまいました。私は30年間、ラジオ放送の作家や、CM音楽企画、パーソナリティとして活動し、多くの文章や音楽の創作に携わってきましたが、『轉法輪』のような書籍を読んだのは初めてです」

'图1:广播节目制片人金炅一在人生的重大关头上,阅读了《转法轮》,拥有了全新的人生。'

 人生の大きな節目に『轉法輪』を読み、全く新しい人生を歩み始めた金炅一さん

 「『轉法輪』は知識だけを教える本ではなく、世間の真理を悟らせ、自分にとって未知の世界を切り開く人生のガイド本だと感じました」と金さんは語り、すぐにパソコンを起動させ、法輪功のウェブサイトを探し、動作を教えるビデオを見ながら煉功動作を学び始めました。二式目の 功法を学んでいた時、自分でも驚くほどの強力なエネルギーを感じたのです。彼はこうして毎日動作を学び、『轉法輪』を読みました。

 その後、他の学習者の紹介の下、金さんは2021年4月に天梯書店で開催された9日間の無料教室に参加したのです。

 半年ぶりの検査結果で初めて正常になる

 「さらに驚いたのは、9日間の無料教室に参加する前の3月に受けた健康診断の結果が、血圧、血中脂質、糖尿病、すべてのデーターが正常に戻っていたことです。私が病弱であることを知っていた看護師さんは、さらに驚いて『どうしたのですか?』と私に聞きました。実際、修煉してから体調は今までなかった最高の状態になりました。3カ月前、薬を飲むのをやめてもいいと思ったので、薬を飲むのをやめたら、かえって体が元気になりました」

 また、金さんは7キロの贅肉が消え、体型が20代の頃に戻り、精神も安定して来ました。パニック障害のために公共交通機関に乗れなかった金さんですが、少し前にはバスに乗れるようになりました。

 「修煉を通じて健康状態が改善されましたが、病気を治そうと思って修煉してはならないと私は知っていました。それで平然と健康への執着を捨てました。多分当時(修煉する前)、体半分がすでに三途の川に足を踏み入れていたためなのか、私の心は純粋になり、すべての欲望を捨ててしっかり修煉しようと思うようになりました」

 有酸素運動や筋肉運動はしませんでしたが、階段を上る時に喘ぐことがなくなり、上がるのが楽になり、「ただひたすら自分を修煉しただけなのに、運動した以上の体調が得られました。飲食や特定の食物を断つことはしていませんでしたが、胃腸は非常に快適です」と語りました。

 「残りの人生は全身全霊で法輪功を修煉します」

 また、金さんは次のように語りました。「何よりも性格や人生観が変わったこと」、「騙されてからは人を避けるようになり、また、自分の基準で人を評価して無視し、衝動的でストレートな性格になっていました。しかし、今ではもう怒ることもなく、優しく前向な人間になりました」

 「家族が一番最初に私の変化を感じ、性格がとても良くなったと言ってくれました。後輩らは、私と話しやすいと言ってくれ、心の声を打ち明けてくれます。私は自分が生まれ変わり、全く新しい人生を歩んでいるような気がします」

 金さんは最近資料を集めています。彼は周囲の人々のために、自分の修煉の物語を動画にしたいと思っています。彼は自分の過去を振り返りながら、「アメリカにいた頃は、合法的な手段でドラッグを摂取し、神を信じず好き勝手に生きていました。そのような自分がなんと修煉をしている、これは奇跡です!」、「師父が私を弟子として受け入れて下さったことに、この上なく感謝しています、感激です」、「これからの人生は全身全霊で修煉します」と語りました。

(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/3/429080.html)
関連文章