【明慧日本2021年8月29日】黒竜江省ジャムス市の法輪功学習者・井玉華さん(62歳女性)は、自宅に侵入してきた警官に身柄を拘束され、2020年12月末、懲役3年6カ月の不当な判決を宣告された。確認された情報によると、2021年8月初め、井さんはすでに刑務所に拘禁されているという。詳しい情報はさらに調べる必要がある。
ジャムス市の向陽区紅光コミュニティの梅江エリアに在住の井さんは。ジャムス市熱力会社を定年退職した元従業員である。かつて、肝炎、胆嚢炎、脾腫、頭痛、全身無力などの病気を患い、注射と薬は日常茶飯事のようなことだった。1995年、法輪功を学んでから、井さんはすぐに健康を取り戻した。
1999年の7.20以降、井さんは「真・善・忍」という信念を貫き、人々に法輪功の素晴らしさを伝えたとして、何度も身柄を拘束され、殴られ、灌食され、不明な薬物を注射され、しゃがんだまま手足を床にある輪に固定されるなどの拷問を受け、労働教養3年を科された。迫害から逃れるため、井さんは放浪生活を余儀なくされた。親戚までも警官に嫌がらせと金品を無理やり強要された。
拷問のイメージ図:詳細不明な薬物注射 |
2020年8月31日午後2時、ジャムス市向陽公安支局建設派出所の警官4、5人は再び、井さん宅へ嫌がらせに行き、マンションの下で見張っていて、帰宅した井さんの身柄を拘束した。
井さんは建設派出所に連行され、警官に自宅の鍵を取られた。警官はその後、井さん宅に侵入し、法輪功の関連書籍、パソコンなどの私物を押収し、家をメチャクチャにした。井さんは取り調べられた後、ジャムス市留置場に拘禁された。関係者の話によると、警官らは数日前から井さんの写真を持って、井さんを探していたという。
向陽公安支局建設派出所は、すぐに井さんを罪に陥れる資料を向陽区検察庁と裁判所に提出した。
2020年12月28日午後1時半、ジャムス市向陽区裁判所は、井さんに対して裁判を開廷し、井さんの夫は傍聴した。井さんの夫は裁判官に、自宅から押収されたパソコンとプリントは全て息子の仕事用の私物で、息子は法輪功学習者ではないこと、現金5000元(約8万円)は妻の入れ歯の費用だと伝えた。しかし、裁判官に話を止められ、これ以上話すと法廷から追い出すと脅された。
裁判官は当日判決を宣告せず、井さんの家族は後日、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告されたと告げられた。メイン裁判官は紀忠である。
情報によると、2021年8月初め、井さんの夫は黒竜江省女子刑務所からの電話を受け、井さんが拘禁されたが、新型コロナウィルスの関係で面会できないと言われた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)