【明慧日本2021年9月2日】(明慧記者・李維安 台湾雲林報道)
最近台湾の疫病コントロールは、第2波の封じ込めに入り、中区の法輪功学習者(以下、学習者)は、政府の規定に従い、室内は50人以内で、マスクをして、防疫対策を施し、8月21日、雲林西螺川田府邸で、学法と交流会を開催した。修煉上の問題、内に向けて探して執着を取り除くこと、自分を修める過程の中での体験を、法から認識した体得などを交流した。
台湾中区で共に学法する学習者 |
深く掘り下げて色欲心を取り除く
大学講師の俊民さんは、最近自分の根本的な執着を見つけた。とても小さいことでも、一思一念を放任してはならず、「それらの少しの人心も、自分を緩めることになる」という。彼は例を挙げて「美しい女性を何度も見て、あれこれと思い、色欲心を取り除かず、自分に言い訳をして自分のために少しの心を残しているのです」と言った。
俊民さんは、「さらに他の心も深く探すと、一つ一つと見つかり、それを一つ一つ取り除きました。振り返って見ると、以前自分が一思一念をおろそかにしていたために蓄積されたものではないでしょうか? 現在はいったん発見すると、すぐにそれを正視して、それを取り除き、自分を正しています」
修煉者から言えば、修煉に小さいことはない。俊民さんは以前、それを正視しなかったが、それに気づいてからは、真剣に内に向けて自分を探して正し、最後に色欲の心をきれいさっぱりと放下した。このことを経験して彼が感じたのは、非常に純粋になり、全ての思想が非常に清浄になり、その昇華は非常に美しい。
安逸心や顕示心の執着を見つけた
小芳さんが話したのは、新しい携帯電話を学ぶ過程の中で発生したことだった。その日、彼女は出かけたとき携帯電話を忘れたことに気づき、車を家まで走らせて取りに帰り、2倍の時間を使って、目的地に到着すると、同修から「あなたは内に向けて探してください」と言われた。小芳さんは遅刻したこともあって、執着心を見つけられず、焦って、同修に早く携帯電話の使い方を教えてもらおうとした。同修はまた、「焦らないで。あなたは何を焦っているの?」と言われた。
小芳さんはすぐに内に向けて探し、「そうですね! 何を焦っていたんだろう? 突然安逸心が見つかりました。急いで学び終えて、家に帰って休もうとしていました。さらに深く探すと、私には他の人より遅く到着しても、他の人より早く出来るようになると思う顕示心がありました。また、私心で、自分の事ばかり考えて、教えてくれる同修が遠方から来たことを考えていませんでした。同修は最も早く来て、最も遅く帰り、恨みも後悔もなく、私との差はどんなに大きいでしょう。ここまで考えて本当に恥ずかしくなりました」
「このことからさらに探したのは、車を早く走らせて、黄信号で進入し、さらには赤信号を無視するようなことは修煉者の基準にどれほど遠いでしょうか。長期にわたり、焦る心があり、また、こんなに長く『真・善・忍』を修めていても、ただ表面だけで、自分を良く修めていなかったことに気づきました。新たに一つ一つ正していきます」
小芳さんは内に向けて探すことを体得し、執着を取り除き、しっかり修めてから変化が生じたと言う。「真はとても美しく、とてもすごい」と彼女は嬉しそうに言った。「現在はこれらの執着を取り除けたと感じています。行為を正し、真に心から大法に同化して、心境が変わり、環境も変わり、家庭もさらに睦まじくなり、人と物事が全て美しくなりました。内に向けて探すことや、執着を取り除くことは、もともと難しくなく、難しいのは内に向けて探したくないからで、その心を取り除きたくないのです」
恐怖心が前に進む事を阻んでいる
素芬さんも、自分の十数年の修煉の中で出会った困難を交流した。どのように突破するか分からず、内に向けて探しても根本の問題が探せないと落胆していた。彼女は「ここに来て交流してから、どのように内に向けて探すか分かりました。自分の恐れる根源が見つかり、それを取り除きます」と言い、「恐れるのは、自分の心に必ず問題があって、探せなくても、それを変えたい、突破したいという心があり、私はここに皆さんと一緒に学法と交流をしに来ました。ここで私は心を開いて話し、帰ってからまた自分の問題を思い出し、観念が邪魔して自分を阻んでいるのに気づきました」
「以前ある間違った認識があり、修煉のことは修煉のことで、常人のことは常人のことで、修煉と生活を分けていました。今分かったのは、生活の中のことも修煉だということです。何かに遭遇したとき、師父の法に照らして悟り、内に向けて探せば、問題の根源が分かります。以前は観念によって抑えられていました」
彼女は心を開いて話した。「観念を取り除いてから、体験談を話すとき恐れることは無くなりました。また体験談を話して何の反応もないことを恐れることも無くなり、心を開いて、皆が法から理解したことや認識を自由に話します」
情は執着心の根源
嘉琳さんは、自分には一つの根が深い複雑な思想があるという。彼女は「私たちの思惟は非常に複雑で、いつも稼働しています。交流を通して、更に自分の問題点がはっきりしてきました。以前は幾つかの問題を悟れず放置していました。同修が家庭のこと、身内、子供の情のことを話すとき、私もその情の情景に入ってしまい、さらには画面さえ浮かび、当人より心配し、悲しみ、またとても深刻な状況に入ってしまいます。(同修を理解するのではなく、情に陥ってしまう)。絶えず内に向けて探す中で、やっと見つけたのは、自分は子供への情が度を越しており、情の喜怒哀楽の中に陥ったことに自分で気づいていませんでした」
彼女は、「自我」と「私心」を取り除いていなかったことに気づいたという。「以前は、自分は他人に対して良い人だと思っていて、自ら進んで人のためにとても多くの事をすると、彼らは私の望むように、私の思ったようになると思っていましたが、実際それは私心であり、自我がとても強く、同修の立場に立っていません。私が分かったのは、あの情の根にはどれも私心があり、自分は同修に対して良いと思っていても、実際はすでに同修を傷つけていて、トラブルも発生しました」
彼女は自分のこの強い執着心が分かり、相手の立場に立つべきであり、更に大きな包容心で同修に対応し「この方面でさらに深く、細かく自分を探し、修正し、正します」と言った。
深く内に向けて探し 心性が向上する
李さんは以前、内に向けて探すことをいつも表面だけして、見つけて通り過ぎても気にせず、また、「自分が内に向けて探せば、相手も内に向けて探すだろう」と思っていたという。「今は本当に無条件に内に向けて探すことが出来るようになりました。その過程はとても辛いですが、今は進歩しています。家族も皆、私の変化を見ました」
最近家族と同修が皆彼女に、「あなたの心性はとても良い」と言ったという。以前の彼女ならはおそらく心の中で喜んだかもしれないが、内に向けて探すことが出来るようになってから、「私は喜ぶどころか恐縮しています。『心性が良い』と言われても、私が分かっているのは、心性が向上しても、まだまだ基準には達していないのです」
彼女は、「深く内に向けて探すことが出来て、本当に私を大いに助けてくれました」と言った。