元女性教師・孫明英さん 不当な裁判にかけられる
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 【明慧日本2021年9月5日】(吉林省=明慧記者)吉林省蛟河市に在住の元教師・孫明英さん(82)は、2021年8月18日、自宅から裁判所まで連れて行かれ、不当な裁判を開廷された。

 2021年6月8日、孫さんは蛟河市実験小学校の近くで法輪功迫害の実態を伝えていた際、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じている人に通報された。3人の警官が孫さんを派出所まで連行し、さらに孫さんの息子を呼び出した。午後1時30分、派出所の取調室で、警官が書類を取り出し「保釈資料だ」と言ってサインを求め、孫さんは拒否したが、息子がサインをして指紋を押した。

 その後、舒蘭裁判所の関係者は孫さんの息子に電話をかけ「母親を裁判所に連れてきて裁判を受けさせる」と言った。息子は「母はめまいがするので、歩けません」と返事をした。

 8月18日、舒蘭裁判所の関係者は車で孫さんの家に行き、孫さんを車に乗せて裁判所に連れて行く前に、息子に同行させようとしたが、2人の息子は行かなかった。その後、息子の嫁が裁判所に行った。

 裁判が始まると、裁判所は孫さんに弁護士を指定した。指定された「弁護士」は、法輪功を邪教と中傷した。孫さんは「法輪功は邪教ではありません」と反論し、迫害の実態を語り始めたが、裁判官は何度も遮って孫さんの話を中断した。

 最後に、法廷の関係者は書類を持ってきて、孫さんにサインを求めたが、孫さんはそれを破り捨てた。裁判の後、警官らは孫さんを自宅まで送った。

 孫さんは、1999年前に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受け、多くの病気が治った。法輪功への迫害が始まった後、孫さんは北京に行って大法の無実を訴えたが、不当に拘束され、洗脳による迫害を受けた。20数年にわたる迫害の中で、孫さんは何度も警官やコミュニティの役員による嫌がらせを受け、やむを得ず放浪生活をしたこともあった。

 10年前、孫さんが法輪功を放棄しないという理由で、勤務先は給料の半分しか支給しなかった。孫さんの夫が亡くなった後、勤務先は「修煉しない保証書を書いてくれれば、給料を全額出す」と打診したが、孫さんに拒否された。差し引かれた給料のことについて、孫さんは何度も関連部門を訪ね回ったが、すべて無駄だった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/8/31/430252.html)
 
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