文/台湾の大法弟子
【明慧日本2021年9月10日】最近、台湾では干ばつによる水不足、電力使用量の制限、中共ウイルスの突然の大流行など、さまざまな状況が発生しています。その中でも中共ウイルスの感染拡大が最も人々に影響しています。このような状況下で、体験したことがあり、皆さんと交流したいと思います。
この時期、中共ウイルスの感染拡大により、外出時のマスクの着用、必要時以外外出しないこと、人の多いところを避ける、集団行動をしないなど、政府はさまざまな予防対策を発表しました。多くの同修も外での集団煉功時にマスクをするか、あるいは一般の人々に迷惑をかけないよう、しばらく集団煉功を中止するかなどを話し合いました。
「各自が家で煉功することは自分の正念を確かめる良い機会である。同修の指摘や助言、支援がないとき、自分が普段通りの煉功や学法を堅持することができるかどうか確認できる」と言う同修もいれば、「師父は『一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです』[1]と説かれた。だから、一般社会の状況に符合していれば、いつもの煉功場をあちこち変更しないほうがいい。大法弟子が動じるかどうかが試される良い機会だ」と言う同修もいました。
私の理解では、それぞれの修煉の道は異なり、次元も違うので、さまざまな悟りと認識が生じますが、誰が正しい、誰が間違っているということはないと思います。妻も同修で、自宅で煉功しても、外で煉功しても、その人の内心の出発点が肝心で、もし、自分の身の安全を真っ先に考えるなら、それは利己心ではないか。一般の人々に大法弟子が誤解されないよう、各自が家でしばらく煉功するのであれば、それは大法を守るためだと言いました。行動に違いはないが、出発点が違うので、結果も違うでしょう。
師父は「佛や神は人の心しか見ていません」[2]、「どうせあのような社会になったので、私たちはこの表面の形式を見ないで人心だけを見ています」[3]と説かれています。私たちは自分の心を正し、内に向けて自分の出発点、自分の心が正しいかどうか、利己的であるかどうかを見直し、例え外に出られなくても、師父が私たちに求められた「三つのこと」をしっかり行わなければなりません。
これは私にとって、自分の心性が環境の変化に対し、どう動くかを試す良い機会です。政府の対策に応じて、「密」を避けるため、私の会社もスタッフの一部を別の場所に移し、私は新しいオフィスへ引っ越しせざるを得なくなりました。
不必要なコストを削減するため、新しいオフィスは比較的簡素で、スペースも限られており、空調設備も不十分です。元のオフィスと比べれば、とても居心地がいいとは言えません。このような環境でも文句を言わず、平然としていられるかどうかが試されています。中国の同修の過酷な修煉環境と迫害による心理的な圧力と比べれば、台湾の環境は本当に緩んでいます。
また、オフィスの引っ越しの際、誰もが自分の持ち物の荷造りに忙しく、会社の物品は自然と後回しになりました。私は師父の説法に従い、他人を先に、自分を後に回し、真っ先に会社の物、電話やインターネットの回線などから片付け始めました。そうすれば、全員が引っ越した後、すぐに仕事を開始することができます。私の行動を見て、同僚たちもお互いに協力し始め、引っ越しも素早く終えることができました。
その他にも、ウイルスの流行の最中、多くの人が物資不足を心配し、大量に生活用品を買いだめしていましたが、私と妻は食べ物や水を節約して使い、買いだめもしていません。
今回のウイルスの流行は人々に多くの不便をもたらしました。しかし、これも私たち大法弟子への心性の試練と向上の機会でもあり、師父の要求、大法の要求に従って、自分自身の心性を少しでも向上させたいと思います。
以上は私の個人的な体験ですが、不適切なところがあれば、同修の皆さんの慈悲なるご指摘をお願いいたします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「最後の執着を取り除こう」
[2] 李洪志師父の経文:『長春輔導員法会での説法』
[3] 李洪志師父の経文:『二〇一五年米国西部法会での説法』