2回の冤罪を受けた長春の馬秀栄さんに、再度懲役3年
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 【明慧日本2021年10月1日】吉林省長春市の法輪功学習者・馬秀栄さん(75歳女性)は、半年以上拘禁された後、2021年8月、懲役3年の実刑判決を言い渡された。現在、馬さんは長春市第四留置場に拘禁され続けている。

 2020年12月18日、長春緑園区四房派出所の警官2人は、住宅区管理事務室のリーダー2人の案内で馬さん家に押し入り、馬さんを連行し、駅近くにあるホテルに身柄を拘束した。馬さんの家族は、電話で事情を尋ねると「身体のコンディショニングのため」と言われた。馬さんはずっと公安病院に拘禁されており、2021年5、6月に長春第四留置場に移送されたという。

 2021年8月、馬さんは朝陽区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡された。家族は「いつ、誰の裁判官によって裁判されたのか?」と質問したが、裁判所は答えなかった。

 馬さんは長春市緑園区農科院を定年退職した元職員で、1996年に法輪功を学び始めた。当時、馬さんは心臓病、肝臓病、気管支喘息、大腿の痺れなどの症状があり、法輪功の多くの奇跡を耳にした後、学びたいという気持ちが湧いてきた。他人に両側を支えてもらって法輪功の講義を聞きに行き、2時間聞いた後、なんと病気が消えた気がして、帰るときバスに間に合うように、自ら走ってバス停に到着した。7日間の講義を聞いた後、全身の病気が消えた。かつて、医師は「5千元(当時6~12カ月の給料で、約8万7000円)の検査費用がかかる、検査をしないとどんな病気なのか診断できないという難病だ」と言われたことがあるが、今回、1円もかからずに病気が治り、これ以上、嬉しいことはない。

 しかし、1999年7.20以降、馬さんは信条を堅持していたとして何度も迫害を受け、2回にわたって判決を下されたことがある。

 1999年7月20日午後、長春市610弁公室の人員『新文化報』の記者、公安警官など計10数人が馬さん家に駆けつけてきて、質問しながら撮影した。馬さんの長男は生まれつきの脳腫瘍で亡くなったので、当局は長男の死をテーマにして大げさに報道しようというつもりで、馬さんの取材をした。警官は馬さんの長男の写真を求めたが、拒否された。しかし、隣にずっと立っていた近所の呉鳳という人がテーブルに置いてあった馬さん長男の写真を警察に渡した。『新文化報』の記者はその写真を使って、法輪功を誹謗中傷する文章を発表した。無知で警官を助けた呉鳳という人はその後原因不明で死亡した。報いに遭ったのではないかと皆は噂しあった。

 2008年10月、馬さんは懲役8年の実刑判決を下され、吉林省女子刑務所に拘禁された。そこで、馬さんは毎日朝5時から夜12時まで、ずっと小さな椅子に座ることを強要されたため、お尻が潰瘍になり、ズボンにくっつき、ちょっと動くと出血した。他の人との会話、他の人を見ることも禁止され、顔を終日壁に向けていなければならなかった。2人の受刑者に監視され、受刑者が気に障るとすぐに罵られて殴られる。トイレに行くなら、報告が必要で、受刑者の都合が悪い時はトイレに行けない。寝る時に布団をかけたり、枕を使ったりしてはならない。終日、法輪功を誹謗中傷するビデオを見せられ、そのあと思想報告を書くことを強要されていた。2011年12月31日、馬さんは体に病状が現れたため解放された。

长时间罚坐小凳子

拷問の再現:小さな椅子に座らせる

 2016年10月25日、長春市緑園区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らは頭数をそろえるため現地の李桂華さん、馬秀栄さん、李桂英さんを連行し、翌年、それぞれに懲役5年、4年、2年の実刑判決を下し、長春女子刑務所に拘禁した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/28/431948.html)
 
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