【明慧日本2021年10月6日】河北省秦皇島市青竜満族自治県の法輪功学習者・潘英順さん(以下、学習者)は医者である。潘さんは、妻と共に懲役4年以上の実刑判決を宣告された。そして、2021年8月6日、潘さんは唐山市南部開発区の冀東刑務所第五監獄区で迫害により死亡した。享年70歳。
妻・翟素平さんは現在、刑務所に拘禁され続けていて、夫の死を知らされていない。
夫妻は共に法輪功を学び、患者を思いやる
秦皇島市青竜県婁丈子鎮後牛山村出身の潘さんは、妻と一緒に、県政府の所在地で薬局(易康薬店)を経営していた。潘さん夫妻は2014年春に法輪功を学び始めた。
法輪功を学ぶ前、潘さん夫妻は「商売が繁盛するように」と、いろいろなお寺を訪ねて拝んだが、思い通りには行かなかった。
法輪功を学んでいる親戚が、潘さん宅を訪ねてきた。潘さん夫妻は人生の浮き沈みや世の中の不公平さについて、多くの疑問を抱いていることを親戚に話した。そして、親戚は潘さん夫妻に「法輪功だけがあなたの心の疑問を解き放つことができるので、法輪功を学んでください」と言った。このようにして、夫妻は法輪功を学び始めた。
潘さんは法輪功を学んだ後、法輪功の教え「真・善・忍」に従って自分に要求し、薬の価格は国の基準よりも低く設定していた。
2017年11月、ある重度の肺炎にかかった患者が20日間入院し、1万元(約17万円)以上かかっても治らず、ベッドにも横たわれず、横向きになることしかできなかった。そうしないと呼吸ができなくなっていた。この患者は、潘さんの薬局に来た。潘さんはこの人に誠心誠意「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を心から唱えるようにと教えた。5元(約86円)の薬を買ってもらっただけで、この患者の病気は完治した。この人は、自分の身に起きた奇跡に驚き「法輪功の素晴らしさという正しい薬を処方することがいかに重要であるか、学習者である潘さんがいかに患者のことを思い、金儲けをしようとしていないこと」を知った。
胃がん患者が生き伸び医師が驚く
2016年夏のある日、青竜鎮に胃がん手術後の人がいた。彼は2014年7月に秦皇島海港病院で胃がんと診断されたが、がん細胞はすでに食道全体に広がっていた。
長い間、彼は食事ができなかったので、腸の調子が悪く便秘になってしまった。ある日、彼は家族に、潘さんが経営する薬局(病院から近い)に連れてきてもらい、潘さんが来た理由を説明した。そして、潘さんは彼の苦しい様子を見て、彼に法輪功の真実を伝え「三退」を勧めた。彼に「医学的にはこの病気は治らない。しかし、お金をかけずに治す方法を教えしましょう。それは、命を救う心からの真言とも呼ばれる「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を心の底から唱えることです。長年にわたり、この真言を心から唱えることで、病院で死を宣告された数多くの患者を治してきました。なので、あなたも唱えて、早く健康を取り戻してください」と話した。
話を聞いた彼は「法輪大法は素晴らしい」と何回も唱え「法輪功を学ぶ人が経営する薬店は他とは違うね」と言った。
それから、彼は帰宅してから、朝と晩に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と、唱え続けた。現在、彼は健康を取り戻した。
2019年秋、彼は秦皇島海港病院で受診した。医者は彼の顔を見て「6年も過ぎたのにまだ生きている。しかも、こんなに元気に」と、言って驚いた。
夫妻はともに連行され判決を下される
潘さん夫妻は2018年1月19日午前、秦皇島市青竜県の国内安全保衛部門の2台パトカーに乗った大隊長などの警官に、経営する薬局で連行された。
潘さんは2019年1月30日、昌黎裁判所の裁判長・楊紅梅により、懲役4年6カ月の判決を下された。妻は懲役4年9カ月の判決を受けた。それに、夫妻はそれぞれ1万元の罰金を科された。 2019年5月、潘さんは唐山市の南部開発区にある冀東刑務所の第五監獄区に収容された。
迫害により死亡
2021年7月、家族は刑務所から「潘英順が唐山協和病院の集中治療室にいる」という連絡を受けた。潘さんの子供3人(1人はまだ未婚)が、病院に駆け付けると「疫病蔓延のため、面会はできない」と言われた。 3人の子供たちが何度も請願した結果、中に入って会うことが許された。潘さんはすでに言葉が話せず、子供たちの顔もわからず意識もなかった。
家族は刑務所のビデオカメラを見たいと要求したが、見せてくれなかった。
潘さんは無念な思いを晴らせないまま、この世を去った。 3人の子供たちは潘さんに服を着せた後、遺体が葬儀場に運ばれた。検死が行われたが、その結果が出るのは1カ月後と言われている。
現在、潘さんの妻は、今も石家荘女子刑務所に拘禁されており、夫が迫害され死亡したことを知らないという。