四川省の教師 王海乾さんは懲役7年半の実刑を宣告される
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 【明慧日本2021年10月9日】四川省達州市大竹県の法輪功学習者・王海乾さんは2019年7月に不当に連行され、2020年12月に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金5万元(約85万円)を科された。王さんはこの判決を不服として控訴したが原審を維持され、2021年7月末に四川省達州刑務所に拘禁された。

拷問のイメージ図:手錠と足枷を繋ぐ刑

 王さんは59歳の男性で、元大竹県竹陽鎮の中堅教師であった。若い時、鼻炎、胃炎、神経症、胃病、頭痛などの病気を患っていた王さんは32歳の時にB型肝炎に罹った。法輪功を学んだ後、肝炎の症状が軽減され、やがて完治した。その後、すべての病気も消えた。

 1999年7.20以来、王さんは信条を堅持しているとして何度も連行され、拘禁されている。

 北京へ陳情に行ったとして2年の労働教養を強いられた

 1999年7月20日当日、王さんは家に押し入ってきた警官らに連行され、留置場で2日間朝から夜まで拘束された後解放された。

 現地の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官は王さんに法輪功の書籍と、法輪功を放棄する保証書を書いて「直接国保に持ってこい」と告げた。同時に、同鎮の100人近くの法輪功学習者(以下、学習者)を鎮役場の会議室に閉じ込め、保証書を書かないと帰宅させなかったという。

 1999年11月中旬、王さん夫妻は北京へ陳情に行った。数日後、王さんは連行され、川東刑務所に拘禁され、そこで毎日朝食が終わってから夜寝る前まで、ずっと石の椅子に座らされ、毎回提供されたご飯の量は100グラムもなかった。

 2000年1月、大竹県の学習者たちは皆がんじがらめに縛り上げられ、首に看板を掛けられ、第三中学校に運ばれて、全学校の教師や学生の前で、批判の大会が行われた。王さんはまた車に乗せられ、街頭に引き回された。

拷問の再現:首に看板を掛け、街頭を引き回す

 2000年4月、王さんは2年の労働教養を強いられ、資陽大堰労働教養所に拘禁された。そこで、様々な労働、特に体力のいる仕事や汚い仕事を強要された。ひいては旧正月に、パンツだけで腰まで水深がある池に入って死んだ魚を集めさせられた。2001年9月、王さんは解放されて帰宅した時、全身は腫れあがっていたが、目の前の光景が信じられないほど夢のようだったという。

拷問のイメージ図:刑務所での労働、奴隷のように働かされる

 監視、嫌がらせ、尋問の繰り返し

 王さんは労働教養所から解放されても、自由になれず、常に監視されていた。ある晩、家族全員が就寝していたが、現地の国保の警官らはいきなり押し入って、家のあちこちを捜索して、何も見つけられなくて、怒って立ち去った。

 ある日、王さんは外で出会ったある学習者と少し話していたところを国保の警官に見られた。翌日、押し入ってきた警官らに連行されて尋問された。また、ある日遊園地で、以前労働教養を強いられた時一緒にいた女性学習者に偶然に出会い、二言三言話しただけで110番され連行された。そこで全身のポケット検査を受け、尋問された。

 2004年8月22日夜、王さんは出所したばかりの学習者に会いに行ったところ、連行され、1カ月身柄を拘束された。

 3回洗脳班に拘禁された

 2004年8月下旬、大竹県610弁公室、教育局、現地の役場、元勤務先の学校のリーダーらが互いに結託して王さんを連行し、都市から遠く離れたある洗脳施設に拘禁し、洗脳教育を行った。2005年1月、洗脳班が解体されてから王さんをやっと帰宅させた。

 2007年後期、学校が始まって間もなく、王さんは再度連行されて「法制センター」という洗脳班に拘禁され、2008年旧正月の直前までずっと洗脳を受けていた。

 2010年11月24日、ある若い警官が王さんの髪の毛を掴み、他の数人が王さんの腰と手を掴んで、20階以上の階段から下まで引きずり落とし、パトカーに投げ込んで洗脳班に運び、2カ月以上拘禁した。

 7年半の実刑判決を言い渡された

 2019年7月27日、大竹県公安局、達州市610弁公室の人員らがカギの職人を連れてきて、現地農村の学習者26人を連行した。翌年、王さんは7年半の実刑判決を言い渡され、罰金5万元を科された。現在、王さんは嘉州刑務所で迫害されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/12/430719.html)
 
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