重慶市の法曹界 熊林さんに新たな迫害手段
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 【明慧日本2021年10月16日】(重慶市=明慧記者)重慶市の法輪功学習者(以下、学習者)の熊林さん(46歳男性)は4月21日、渝北区(ゆほくく)竜山派出所に連行された。熊さんが不当に逮捕されてから、家族は熊さんの情報を知らされておらず、このほど弁護士に依頼し、8月26日に熊さんが裁判にかけられたことが分かった。

 熊さんはタクシー運転手であり、重慶市渝北区石馬河山水景園に在住。元々麻薬中毒者で、何回か刑務所に入ったことがあっても、麻薬をやめることができなかった。10年前、法輪功を知って修煉し始め、悪い習慣をやめて道徳が向上し、健康が回復した。

 放蕩息子の改心は金にも換え難い。しかし、中国共産党は善良な人々を容認することはできない。熊さんは2021年4月21日、重慶市渝北区竜山派出所に連行され、自宅からプリンターなどの私物を押収された。渝北区公安局は、同区検察庁の許可により、4月30日に熊さんに不当に逮捕状を発付した。

 竜山派出所は熊さんを連行した後、熊さんの家族に知らせなかった。家族が派出所に聞いたところ、担当者はようやく熊さんの逮捕状を家族に渡したが、名前や電話番号は教えなかった。家族は、熊さんが木耳鎮にある渝北区留置場に拘禁されていることだけが分かった。 

 最近、家族は弁護士に依頼して留置場に状況を聞き、8月26日に江北区裁判所が熊さんに対して裁判を開いたことが分かった。

 渝北区公安局は熊さんを連行し、同区検察庁は不当に逮捕状を発付し、さらに江北区裁判所は裁判を行った。これは、重慶市の法曹界による学習者への新たな迫害手段であり、「指定管轄」と呼ばれる。区をまたがる裁判の企みは、学習者にできるだけ重い刑罰を下すことである。政法委員会と610弁公室の関係者は、地元の検察官や裁判官が真相を理解し、迫害に協力しないことを懸念している。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/30/432026.html)
 
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