何度も迫害された四川省の晏麗君さん 死亡
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 【明慧日本2021年10月17日】(四川省=明慧記者)四川省成都市双流区の法輪功学習者・晏麗君さん(以下、学習者)は、法輪功を学んだとして、2008年10月8日、懲役4年の実刑判決を言い渡された。出所してからも、晏さんは長年来、中国共産党(以下、中共)の関係者による絶え間ない嫌がらせを受け、連行された。晏さんの勤務先は、様々な理由で晏さんの給料を5万元以上も差し引いた。2021年6月17日、晏さんは無念な思いを晴らせないまま死亡した。

 晏さんは1997年に法輪功を学び始め、心身ともに恩恵を受けた。しかし、中共による法輪功への迫害が始まった後、晏さんは法輪功を放棄せず、迫害の実態を人々に伝えたとして、何度も拘禁され、経済面においても厳しい迫害を受けた。

 1999年末、晏さんの勤務先である四川省歯車工場が、独自に洗脳班を開設し、社内の100人近くの学習者に対して洗脳迫害を実施し、晏さんは3カ月間迫害された。

 2000年3月と7月、晏さんは法輪功の無実を訴えるため二度北京に行ったが、地元の警官に連れ戻され、華陽留置場に15日間拘束された。

 2004年、晏さんは双流区の正興洗脳班まで連行され、7カ月間迫害を受けた。

 2007年11月11日、晏さんは人々に迫害の実態を伝えたとして、派出所と公安局の警官らにより連行され、温江留置場に拘禁された。そして、2008年10月8日、晏さんは懲役4年の実刑判決を言い渡された後、龍泉女子刑務所に移送された。

 2016年末、晏さんは友人の自宅でおこなわれた法輪功の勉強会に参加した際、友人と一緒に連行された。1カ月後、晏さんは解放されたが、自宅に戻った時、日常生活用品を含めて家財が押収されたことが分かった。

 2017年8月15日、樊英さんの自宅で法輪功の勉強会を開いている最中、10数人の警官が突然、ドアを蹴って侵入し、樊英さん、高貴秀さん、晏さんを双流区留置場まで連行した。1カ月後、晏さんは帰宅したが、樊さんは懲役5年の実刑判決を宣告された。

 2000年、晏さんは陳情のために北京に行った後、勤務先から1万3000元(約23万円)の罰金を科された。2011年に冤罪を終えて帰宅した後、晏さんと夫の給料は様々な口実で差し引かれ、その総額は約4万元(約72万円)に上った。

 晏さんが夫と一緒に江津に住むようになってからは、成都双流区のコミュニティの責任者らが、何度も嫌がらせに来て、法輪功を放棄するように圧力をかけた。

 長年続く嫌がらせや、家族も重圧に耐えている中、晏さんは大変なプレッシャーを受け、次第に心臓病を発症し、2021年6月17日に亡くなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/14/432521.html)
 
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