大連市の宋秀蓮さん、11年間の不当拘禁、持続的な嫌がらせで死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年10月18日】(遼寧省=明慧記者)遼寧省大連市の法輪功学習者・宋秀蓮さん(以下、学習者)は、中国共産党(以下、中共)による法輪功への22年間の迫害のなかで、11年間不当に拘禁されていた。近年、宋さんは中共の関係者に脅迫・嫌がらせ・連行され、2021年8月13日にこの世を去った。享年60歳。

'宋秀莲'

宋秀蓮さん

 1961年1月31日生まれの宋さん(女性)は、大連市旅順製薬会社の定年退職者だった。1999年以前から、法輪功を学び始めた。当時、大連市沙河口区錦繍団地に住み、地元のボランティア輔導員だった。

 中共による法輪功への迫害のなかで、宋さんは法輪功の要求に従って自分に厳しく律し、迫害に反対していた。かつて、学習者と一緒に、大連教養所と馬三家労働教養所の外でそれぞれ拡声器を設置し、定期的に施設に対して放送し悪人を抑止した。

 2001年3月、宋さんは自宅から連行されて、法輪功の書籍などの私物を押収され、大連留置場に拘束された。

 大連留置場で、宋さんが大連市甘井子区華東路派出所の警官に尋問を受けた時、劉という警官が大声で宋さんを威嚇した。

 2002年2月21日、宋さんは、大連市甘井子裁判所(甘初刑字第415号(2001年))に、懲役11年の実刑判決を言い渡された。検察当局は同市甘井子検察庁である。

 宋さんは、判決を不服として大連市高等裁判所に控訴した。同裁判所は、大刑終字第220号(2002年)刑事裁判書で原判決を維持するとした。

 遼寧省の瀋陽女子刑務所に拘禁されていた11年間で、宋さんは学習者が迫害を受けているのを見て、迫害を制止し、迫害が止むまで仕事をしなかった。宋さんは大法を堅く信じ、邪悪に頭を下げたことはなく、何も署名しなかった。2012年4月17日に解放された。

 2020年7月10日、宋さんは、大連市西崗支局の警官に連行され、家宅捜索をされた。警官は迫害の目的を達成するために、宋さんにトイレ(監視カメラがないため)に連れて行き、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)が作り上げた供述書に従うように言い、供述書に署名するよう強要した。後に、宋さんは解放された。今回の迫害は宋さんの心に大きなダメージを与えた。

 2021年3月、いわゆる「ゼロ行動」の時期に、地元の派出所の警官2人は宋さんの家に来て写真を撮ろうとしたが、宋さんはそれを止めた。

 2021年に宋さんは再び連行され、新型コロナの流行の最中は拘束されなかったが、後に拘束され、宋さんは署名を強要された。宋さんは協力せず、署名もしなかった。しかし、何度も嫌がらせや連行された宋さんは、精神的に大きなストレスを受けた。

 宋さんは、脅迫や嫌がらせが続くなかで、無念な思いを晴らせないまま亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/7/432269.html)
 
関連文章