【明慧日本2021年10月24日】陝西省漢中市の法輪功学習者・張俊秀さんは、2021年6月18日、個人的な用事があって城固県へ行き、道中で知人のお姉さんの家に寄った。座って間もなく、同県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の何大隊長と1人の女性私服警官が入ってきた。張さんは2人の警官とは面識がなかったため、急いで張さん宅を出た。しかし、女性警官がついてきた。
張さんは5分間ぐらい歩いた時、女性警官がついてきていることに初めて気づいた。女性警官は絶えず電話で報告しながら尾行していた。張さんは走ったが、何大隊長も後ろから追ってきて「公安局に行け!」と叫んだ。張さんは「どうして? 理由は?」と言って逃げた。
しかし、現地の派出所の警官2人も駆けつけてきて、張さんに手錠をかけた。張さんを掴み、警官3人は拳で力いっぱい殴ったり、足で蹴ったりして、張さんの肋骨7本を骨折させたことがその後の診断で分かった。
張さんが携帯していた現金600元(約1万200円)あまり、古いスマホ、電動自転車のカギ、買い物用のカード(残額日本円で約1700円以上)、傘1本を奪われた。そして、派出所の尋問室に入れられ、そこで5時間拘束された。張さんはずっと何大隊長に真相を説明していたが、無視されたばかりでなく、逆に張さんをからかった。
警官は漢中市の国保大隊長・鐘某をも呼んできた。張さんは鐘某に「何警官は勝手に人を逮捕し、法律違反です。あなたも彼と一緒に罪を犯さないように」と善を持って言ったが、逆にからかわれた。「検察庁に訴えてやろうか」と言われ、その後、4人は張さんを漢中市に連行した。
当日の夜、何某と鐘某は警官を率いて張さんの家宅捜索を行い、ノートパソコン、若干の資料、一部の法輪功の書籍を押収した。家宅捜索の許可証などは提示しなかった。
張さんは解放されたが「家で待つように」と命令された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)