【明慧日本2021年10月30日】(中国吉林省=明慧記者)82歳の朝鮮族の法輪功学習者(以下、学習者)・安福子さんは、延辺電視大学を定年退職した政治学の准教授である。安さんは、法輪大法の信念を守り、常に他人のことを考えている。 近年、彼女は居住地で強制連行され、実刑に処され迫害を受けている。 2021年8月下旬、再び連行されて延吉拘置所に拘留され、9月下旬には吉林省女子刑務所に拘禁されている。
真・善・忍を学ぶ年配者 幾度も陥れら迫害を受ける
2021年8月下旬、再び連行された安さんの起因は2016年3月3日、安さんと朱喜玉さんを含む6人の学習者と一緒に、呉春延さん宅で人々に善を教える『轉法輪』という本を一緒に読んでいた。ことである。
このとき延吉市公安局国内安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)、コミュニティ関係者、派出所の警官ら大勢が呉さん宅に押し入り、不当に家宅捜査を行った。呉さん宅にあった法輪功書籍、法輪功迫害の真実を伝える資料、パソコン、テープレコーダー、コンパクトディスクプレーヤーなどの私有財産を禁制品として押収した。そしてその場にいた7人の学習者を河南派出所に連行した。後に7人は解放された。
2016年5月5日、朱喜玉さん(63歳)、呉春延さん(58歳)、安福子さん(77歳)の3人は「居住区での監視」との判決を下された。
2016年12月27日、検察官と法務官関係者が安さん、朱さん、呉さんの3人を公聴会のために裁判所に連れて行くと、「この案件は取り下げる」と裁定された。これは3人にとって良い結果であり、3人は解放された。
しかし、延吉市の検察官と法務官関係者は、3人に対する迫害を停止していないという。
2017年4月7日、裁判所関係者は「手続き」との理由で安さん、朱さんを延吉市裁判所に連れて行った。呉さんは体の不調を理由に来なかった。
延吉市裁判所の裁判官・金英玉が、正式な裁判審理を経ずに突然、朱さんに懲役4年、安さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。2人の健康状態を考えて「執行猶予」をつけた。
安さんは判決を不服として控訴するという。かつての安さんは重い病気を患い、胃の全摘出のほか、肺炎、呼吸不全、脳血栓症、巨赤芽球性貧血、全身のむくみ、などの病気に罹っていた。 ある日、救急治療室の医者は安さんの治療を諦めたが、法輪功は彼女を救ったのである。
3年以上が経過し、不当に科せられていた3年間の「居住区での監視」はとっくに終了している。 しかし、延吉市裁判所は依然として法律に違反し、2021年8月下旬、82歳の安さんを再び連行し、延吉市留置場に不当に収容している。
今回、裁判所関係者は「新たな判決を言い渡す」と言っていたが、実際には「収監」であり、刑期を引き伸ばすためだけである。つまり、2021年8月下旬の連行日からの日付だけのリセットである。
それから約1カ月後の2021年9月下旬、82歳の安さんは吉林省女子刑務所に拘禁され迫害を受けている。
安さんは一人一人が素晴らしい未来を迎えられるように願う
何十年も政治学を教えてきた安さんは、警官に連行され、パトカーに引きずり込まれようとした時、「師父、私を助けて!」と叫んだのではなく、「師父、彼らを助けて下さい」と三回を叫んだ。ある人が彼女に聞いた。「なぜ、あなたを連行する人を師父に助けをお願いするのですか?」。安さんの話には、「私は何も考えておらず、私は子どもたちを救うべきで、彼らは本当に可愛そうだからです」。安さんは警官を子供とみなし、法輪功は一人一人の生命に未来を選択する機会を提供し、これは生命にとって唯一の機会であり、すべての生命は大切にすべきだからである。
陥れられた朱喜玉さんと呉春延さんの遭遇
2017年4月7日、朱喜玉さんは違法に懲役4年の判決を受け、吉林省女子刑務所に3年以上拘禁されたのち解放された。 しかし、延辺社会保障管理局が朱さんに対して年金20万元の返金を求められたが、これを不服として上訴した。それからわずか数カ月後の2021年3月、朱さんは行方不明となった。情報によると、朱さんは再び刑務所に拘禁され、迫害を受けているという。
呉春延さんは何度も連行され、2度にわたって不当に労働教育を受け、拷問によって歯を全部折られた。 2016年3月3日、自宅で学習者と一緒に法を学んでいたことで、居住区の監視下に置かれた。 その後、執拗な嫌がらせを受け、残酷な迫害を受けた呉さんは心理的負担が大きく、体が不自由になった。病院で数日治療を受けたが治らず、2017年6月、冤罪のまま死亡した。 詳しくは、『吉林延吉市呉春延さん 酷い迫害で冤罪晴れぬまま死亡』を参考にして頂きたい。