陝西省の趙秀蘭さん 絶え間ない嫌がらせの中で死亡
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 【明慧日本2021年10月31日】(陝西省=明慧記者)陝西省漢中市勉県の法輪功学習者・趙秀蘭さんは、地元の610弁公室、公安局、検察庁、裁判所による監視、嫌がらせ、脅迫などを受け、2021年10月22日に亡くなった。享年75歳。

 2021年4月26日午前9時頃、趙さんは自宅を出た直後、城東派出所の5、6人の警官により連行され、車に押し込まれた。趙さんは「警官は罪のない人を連行しています」と叫び続けたため、多くの人が警官の悪行を目の当たりにした。

 趙さんは県の病院に連れて行かれ、様々な検査を受け、採血された。その後、勉県検察庁に送られた。警官は2年前の事件(2年前、趙さんは不当に連行され検察庁に提訴された)を口実にして、迫害を加えようとした。趙さんはずっと警官に迫害の実態を伝え続け「迫害は違法であり、信仰は罪ではありません」と警告した。

 午後6時、趙さんは解放され、歩いて家に帰った。

 4月29日の朝、3台の車が朝7時から9時まで待機していたが、趙さんが出てこないので、警官はドアをノックした。1時間ほどして、廊下には誰もいないと思った家族が、窓から頭を出したところ、なんと私服の警官に見られた。警官は車から飛び出してドアをノックした。 4月30日、やはり誰かが車の中で趙さんを監視していた。

 6月9日午後4時、大勢の警官が趙さんの家に来てドアをノックした。6月10日昼12時頃、私服警官が再び趙さんの家に来てドアをノックしたが、2回とも趙さんはドアを開けなかった。6月16日午前11時、私服警官が再び来てドアをノックし、さらに隣の家に行って状況を尋ねた。6月以来、趙さん、杜淑慧さん、薛麗君さん、侯秀英さん、龔雲さん、劉継紅さん、杜夢玉さん、張恩平さんは、勉県の各派出所の警官による嫌がらせを受けた。

 趙さんは監視、嫌がらせ、脅迫を受けた末、10月22日に亡くなった。

 今まで趙さんが受けた迫害

 趙さんは以前体が弱く、脳腫瘍、膀胱がん、胆石など多くの病気を患い「手術を受けても助かる保証がなく、手術をしなければ、一年あるいは半年しか生きられない」と医者に断言された。そんな時、趙さんは幸運にも法輪功を学ぶことができ、1週間で症状が完全に消えた。

 2012年3月8日午後、趙さんは勉県公安局副局長・王桂林に迫害の実態と神韻を説明したところ、王桂林に連行され、7時間以上も尋問された。その後、趙さんは解放されて家に帰ったが、警官らが自宅にやってきて家宅捜索を行い、2年間の労働教養を科すると言いふらした。3月17日、警官らは趙さんを連行しに来たが、趙さんは不在のため連行されなかった。その後、放浪生活をした。

 2013年4月29日の正午、趙さんは農貿市場で警官らに連行され、城西派出所の警官6、7人から尋問され、ビデオ撮影をされた。2時間後、趙さんは家族に迎えられ家に帰った。

酷刑演示:铁椅子

拷問の再現:鉄の椅子

 2017年3月16日、趙さんはレストランで食事をしていた時、40歳くらいの男性に法輪功迫害の実態を伝えた。その男性は理解したふりをして、帰っていった。午後1時頃、男性は数人の警官を連れて趙さんともう一人の学習者・陳清さんを連行した。同溝寺派出所で、趙さんは手錠をかけられ、鉄の椅子に縛り付けられ9時間以上にわたって尋問され、夜10時にようやく解放された。

 2018年5月3日、趙さんはスーパーマーケットの前で警官に連行されたが、数時間後に帰宅した。

 2018年6月20日昼12時頃、趙さんは自宅に侵入して来た警官らに連行され、当日の夕方6時に帰宅した。

 2018年7月13日、10数人の警官が趙さんの家にやってきて、ドアをノックした。また、隣の家に趙さんの状況を聞いた。

 2018年7月17日午前10時、サングラスをかけた私服の男性が趙さん家のドアをノックし、12時頃にはパトカーに乗った2人の警官が来て、嫌がらせを働いた。

 警官らはよく趙さんの娘の仕事を条件として脅したりして、憎しみを煽り、家庭内のトラブルを引き起こさせ、静かに生活をさせない。趙さんの夫は嫌がらせに耐えきれず、数年前に恐怖の中で死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/26/432897.html)
 
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