ある台湾の医師の修煉体験での悟り
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 【明慧日本2021年11月2日】(明慧記者清漢、台湾報道)8年前、台湾の医師である古光明氏は法輪大法法輪功ともいう)に出会いました。修煉を始めた後、彼は時間があれば煉功学法をし、五式の功法の動作は伸び伸びとしていて心地よいと感じました。さらに、彼の身体は健康になり、医療の仕事にも集中することができるようになりました。

 2019年、中共ウイルス(武漢肺炎)の疫病が迅速に世界中に蔓延し、ウイルスの変異は非常に速く、ワクチンがウイルスに追いつかないような状況で、人々の思考や精神面での問題が引き起こされました。生命の起源とは、また生命が落ち着く先とは何かを探求したいと思いました。この時、古光明医師自身は今までずっと大法の法理を十分悟っていなかったことを認識しました。彼自身もっと多くの時間を学法に使い、さらに深く大法から悟りが得られるようにしなければと自分自身を喚起し、「答えは法輪大法の中で見つけることができる」と深く信じました。

 法輪大法の修煉は万古の機縁である

 修煉における人の考えの変化の過程について言えば、古光明医師は法輪大法を修煉したことで、彼の道徳心は徐々に向上していったと言います。

 修煉後、以前よりも他人のことを第一に考える事ができるようになり、日々の医療では、仕事上ローテーションを組む必要があり、ローテーションにおいては往々にして揉め事が起きやすいと彼は言います。「同僚の中で、家庭がある人もおり、家庭の中で急用などがあったりと、それぞれの人の状況を考慮しなければなりません」

 このようにして、徐々に、大法の修煉は、彼を更に良い医師として部下に配慮することのできる責任者にさせてくれました。

 しかし、修煉後の最も大きな違いは、いつでも内に向けて自分の不足や誤った所を探すことができるようになったことです。例えば、同僚間でトラブルが起きた場合、トラブルの原因を探します。彼が協調するのは、思想上の根本的な改変があってこそ、本当の改変であり、一切を自然に任せて、自分の利益を放下できれば、あなたが得るべきものならあなたが得るのです、という一つの次元を理解しました。それは何も要らないことを意味しているわけではなく、あらゆる物が要らないという意味でもありません。「心から放下してこそ本当の放下です」、と彼は悟り、大法を修煉したら細微なところまで悟らなければなりません。

 法輪大法は修煉者に一般社会の環境の中で修煉するよう求めていますが、多くの衆生の中で修煉し、当然のことながら複雑な出来事に出くわすことがあります。古光明氏は落ち着いた心で繁忙な医療の仕事と法を広めるプロジェクトに時間を割いています。実践の中で、彼が体験し悟ったことは、「深山や寺院に入らずに、社会の中で修煉することは比較的難しいことではありますが、難しいからこそ高く修めることができるのです。しかも修煉すればするほど大法の博大で奥深い、計り知れないほどの深遠さを理解できるのです」

 彼は謝恩の気持ちを込めてこう言いました。「大法に出遭えたことは万古の機縁(遠い昔からの巡り合わせ)です。大法を修煉してわかったことは自分が最も幸福な生命であるということです。ですから大法の師父に従って最後まで修めることを決心しました」

 修煉は絶えず執着心を捨てる過程である

 彼は、責任者としての医療の仕事がとても忙しかったのですが、時間をなんとか工面して、地域の人々に大法の素晴らしさを理解してもらいたいと思いました。しかし、多忙な中で知らず知らずのうちに、よけいに、不平な気持ちを抱きがちになりました。仕事に対する不満や家族に対しても不平不満を抱くようになりました。

 ある日、理由の分からない足の痛みが起こりました。彼は法理の中から悟って、何か放下できない執着心があるのではないかと思い、内に向けて探してみました。その後、自分には仕事や家族に対する恨みがあることがわかりました。彼はうらむ気持ちを心の中から放下した後、心のつかえが取れて気持ちが楽になり、足の痛みも何日もしないうちに感じなくなりました。彼は内に向けて探したことによって、何とも言えないような不思議さを体験しました。この出来事から古医師は、大法の修煉は生活上の一つ一つの考えや念から執着を見つけ出すことだ、と理解しました。

 修煉においては絶えず執着心を取り除く過程です。古光明氏はさらに深く理解し、同時に彼が自ら体験して悟ったことは、自我を放下し、何事も他人を第一に考えることができれば、心の中は穏やかさと慈悲でいっぱいになります。「その時の心境は非常に気持ちがいい状態で、いかなる人間の享楽や幸福も比べようがないほどです」

 医師として自ら生体臓器摘出の真相を明らかにする責任がある

 古光明氏は中国共産党(中共)の法輪功学習者への生体臓器狩りの悪行が分かった後、そのことは、人類最大の恥であり、人間の尊厳を踏みにじる最悪の行為であることを知り、驚きました。

 彼は憤慨してこう言いました。「中共は国家機関を流用して法輪功学習者の正しい考えと行いを迫害しています。あろうことか良心をすっかり失って修煉者の内臓を強奪し、売買して金儲けをしているのです。ほとんどの人は見て見ぬ振りをしており、沈黙を守っているのです。私はこの残酷な事実を明らかにしなければいけません。そして、さらに多くの人に法輪功迫害の真実を知らせ、全世界の人に中共の悪辣な本質を広く知ってもらいたいと思います」

 修煉によって実証科学での迷いを解くことができる

 ある日診察が終わった後、診察室で座禅をしていた時、古医師は悟りました。自身は現代科学の方法を使って診療している医師であり、自分が仕事上で見える医療は人の身体の健康状態の改善のものであり、すなわち、実証科学は一定の範囲内において効果的です。心の中にはまた同時に精神上の信仰が存在しています。それでは自分が本当に信じているのは一体何でしょうか? 彼はこの様に認識しました。「科学的観点は物質世界の中に限られており、科学で説明が出来ない曖昧なことは科学では対応しないのです。しかし、それを自分で体験すると、すべて本物であることがわかるのです」

 そして、古医師は絶えず大法の書籍を丹念に読むことで多くの法理を悟りました。実証科学と精神の信仰は完全に違うものであり、精神の信仰はさらに深い内包があると理解しました。この悟りは、彼にとって大法の修煉を更に精進するよう促してくれました。

 現在、古医師は医療の仕事をする以外に自身の余暇を利用して法輪功をさらに多くの人々に紹介し、縁のある人々にこの高徳な大法を知ってもらいたいと考えています。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/13/432278.html)
 
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