中国人博士研究員 ナイアガラの滝の傍、学習者の活動拠点で三退する
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 【明慧日本2021年11月3日】カナダ・トロントの法輪功学習者(以下、学習者)がナイアガラの滝の傍に設置した法輪功迫害を伝える拠点は、毎日開放されている。新型コロナウイルスが爆発している現在でも、多くの縁のある人たちが、法輪功迫害の事実を理解して、法輪功の功法を学ぼうとしている。真相を理解した多くの中国人は三退を選んだ。その中に、ある中国人の博士研究員も三退していた。

 学習者の張さんは、カナダに留学している博士研究員の劉さんに出会った。張さんと劉さんは、長く話し合った。張さんが話した内容に関して、劉さんは多くの質問をした。劉さんは聴いた内容をその場で、タブレットを使って調べていたが、話した内容は全て合っていると言った。

 「最初信じない、理解できない」という態度から次第に三退するまでに至ったのだが、劉さんは何を聞いたのか? また学習者はどのように答えたのか? 

 「アメリカはあなた達にお金を与えただろう」

 最初、劉さんは張さんから三退を勧められてこう答えた。「あなたはお金がないような人には見えませんが、なぜこんなことをしているのですか? あなたはアメリカからお金を貰っているのではありませんか? 一回につき幾ら貰えるのですか?」

 張さんは、「もう少し話すとあなたは分かると思います。あなたは文化的で、豊富な知識を持っているように見えます。さらにあなたはここに留学で来られていますが、西洋民主主義の国では税金の支出は透明であることは分かっておられると思います。おしゃったようにあちこちで旅行したりすると、至る所で法輪功を見ることができます。中国、海外には1億人の学習者がいますが、アメリカで1人に100ドルを出したら、100億出さないといけません。考えてみてください。こんなことをする国があり得ますか? それはあり得ないでしょう?」と話した。

 劉さんはじっくり考えながらゆっくり頷き、そして賛同した。

 「家庭内のいざこざは外には漏らさない」

 さらに張さんが劉さんに、三退の意義に関して説明し続けていたところ、劉さんは、「私が理解していた三退は、党を背き国家を背くことになります。私たちは皆中国人なので、家庭内のいざこざは外には漏らさないということです。私は入党に申請したことがあります」と話した。

  張さんは、「一点だけ強調しておきますが、誓う言葉を言えば、中国人は昔から天を敬い、神様を信じているのです。『口は災いのもと』という言葉は中国人にとって古訓です。中国共産党に入党する時、自分の命を捧げることを誓ったでしょう。それは契約とほぼ同じです。換言すれば予約です。自らの生命を用いて予約し、契約して行くことがあり得るでしょうか」と話した。

  劉さんはこのことに関しても頷いた。

 「政府は偽りのことをするのですか?」

  劉さんに法輪功迫害の真実を伝えていた時、彼は「天安門焼身自殺? 政府は偽りの事をしているのですか?」と言った。

 張さんは続けてこう話した。「おっしゃったように、あなたが多くの国を旅行している時に、法輪功を見かけたことがあるでしょう。今から分析してみます。もし天安門の焼身自殺が本当であれば、なぜ中国以外の百以上の国ではなかったのでしょうか? 国連はそれに関して記録があります。つまり2001年天安門の焼身自殺は、国家式テロリズムだとみなされているのです。インターネットでチェックすれば分かるはずです。Dong Tai Wangネットに、『偽りの天安門焼身自殺』という映画があり、その中で焼身自殺を分析しています。天安門焼身自殺はフェイクニュースに違いないのです」

 ここまで話していると、彼は「検索してみます」と言った。

 張さんは、「もう1つ、『为你而来』(あなたのためにやってきた)という映画があり、とても素晴らしい映画です。その映画は真実に基づき編集されています。あなたがそれを見ると、法輪功に関してより深い理解を得ることができると思います。江沢民は法輪功を加害するために、偽りの天安門焼身自殺を捏造しました。その後の『生体臓器刈り』は学習者の臓器を収奪し、利益を図るためです。今まで30以上の国、55カ所の裁判所で提訴され、ジェノサイドという罪を言い渡されています」と言った。

 彼は再び調べていた。

 「心からの九文字を念じたら本当に命を守られるのでしょうか」

 法輪功の「心からの九文字」を話すと、劉さんは「この九文字の真言を念じたら命を守られるなんて、馬鹿にしていませんか」と言った。

 張さんは、「なぜ法輪功を修煉する人が、ますます多くなっているのか知ってますか? 弾圧、誹謗中傷、捏造などを受けていても、なぜこんなに多くの人たちが修煉しているのでしょうか? これこそ法輪功の特徴なのです。つまり真・善・忍に従って良い人になること、そして法輪功の病気治療効果です」

 ここまで話すと、彼はまた検索し始めた。これもまた合致している内容を見つけた。それは(米国臨床ガン学会「法輪功修煉後、末期ガン患者が生命延長、完治する」論文を承認)という明慧報道だった。

 「あなたが言ったのは全て真実です」

 また張さんは彼に、「WOIPFG(法輪功への迫害を追跡調査する国際組織)は、調査によると中共が法輪功への迫害を開始して以来、中国の臓器移植は増えているのです。その臓器の供給元は法輪功学習者の臓器を収奪する事です。その臓器は各大きな病院に販売し、金持ちの患者に提供され、巨大な利益を図るのです」と話した。

 彼はさらに真剣に検索を始めた。そして、「偽りの焼身自殺」、「为你而来(あなたのためにやってきた)」などの映画の一部も見ていた。

 「自分の福分を守ってほしい」

 最後に張さんは、「『天意に順じ、天神合一』は、中国の神伝文化です。1人の運命や、王朝の命数などは決められたもので、ある程度まで悪くなると、天からの罰を受けなければならないのです。この三退は、天が無神論を説いている共産党を滅する行為であり、この肝心な時に、人々に個人的な態度を表すチャンスを与えているのです。天意に従えば救われ、天意に従わなかったら、共産党が消滅される時に、あたなは彼の一員とされるのです。理は簡単ですが、選択は人によるものです。誰でも替えられるものではありません。必ず自ら態度を表明しなければならないのです」と言った。

 ここまで聞くと、彼は「私の名前は劉です」と言った。

 「三退するための名前をつけてあげましょう。劉福と呼んでもいいですか? 福分を守ると言う意味です。あなたは頑張っておられ良い将来が待っているので、この劉福という名前で、少先隊、共青団に加入した時の誓いの言葉を全て廃棄にして、脱退してもらっても大丈夫でしょうか?」と張さんが言った。

 すると彼はやっと笑顔になって頷いた。そして三退した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/2/432109.html)
 
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