12年の判決を受けた譚昌蓉さん 再度3年3カ月の判決
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 【明慧日本2021年11月6日】重慶市の法輪功学習者(以下、学習者)・譚昌蓉さん(72歳女性)は2018年9月2日、実名で重慶市女子刑務所の警官・唐安智を告訴した。唐安智が刑務所で学習者に対して、法輪功への信仰を放棄させるために殴打、侮辱、スタンガンで長時間電気ショックを加えるなどの迫害を加えたからだ。しかし、その翌月、譚さんは警官に連行され、江北区留置場に送られ、拘禁された。2021年10月、江北区裁判所は留置場にすでに3年拘禁された譚さんに対して懲役3年3カ月の判決を言い渡した。

 重慶市潼南区太安鎮に在住の譚さんは、2005年と2015年に、懲役9年と3年、計12年の実刑判決を下された。重慶市女子刑務所に収容されている間、譚さんは「転向」しないとして、奴隷のような労働、電気ショック、長時間にわたってじゃがむ姿勢、トイレに行くことを制限、指で乳頭をつねる、猛打など、さまざまな拷問を受けた。

 2018年9月2日、譚さんは市の司法局、刑務所局に実名で、刑務所の警官が学習者への残酷な迫害手段、受刑者を利用して自分に対する拷問、体罰、虐待などの事実を訴えた。

 そして、2018年9月6日、重慶市女子刑務所の教育課の課長・李曉娟と潼南区政法委員会の数人は、譚さんの今の生活状況を聞くという口実で、譚さんの家に行った。譚さんは土地の問題と生活困難の問題を解決するようにと要求した。これに対し、区の政法委員会の課長は問題を解決すると表明した。

 2018年10月15日、譚さんは太安鎮政府に行き、土地を返すようにと求めた。しかし、太安鎮総合治理弁公室の主任・全洪明は、その場で電話で太安鎮派出所と区の公安局の警官を呼び、譚さんを連行した。

 2019年11月15日、江北区複盛留置場に拘禁された譚さんは江北区裁判所に不当な裁判を受けた。

 2019年1月、江北区検察庁は譚さんを同区裁判所に起訴した。検察の起訴状に、「譚さんは潼南区公安局、検察庁、裁判所に告訴状と善を勧める手紙を郵送したこと、譚さんの家から告訴状と善を勧める手紙、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と書かれた紙幣を押収したこと」が罪の「証拠」であると書かれている。

 それらのいわゆる「証拠」に基づき、江北区裁判所は2021年10月、譚さんに実刑判決を宣告した。刑期の満期日は2022年1月14日になっているという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/3/433195.html)
 
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