累計15年間拘禁された王滙真さん 冤罪が晴れないまま死亡
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 【明慧日本2021年11月7日】(雲南省=明慧記者)雲南省昆明市の法輪功学習者(以下、学習者)・王滙真さんは、「真・善・忍」の信念を堅持し続けたとして、何度も迫害され、累計15年間不当に拘禁された。雲南省第二女子刑務所で3回目に拘禁された時、様々な拷問を受け、重度の腹水を発症した。2017年に出所した後も、王さんは西山区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と西山区東陸派出所の警官らによる絶え間ない嫌がらせを受け、連行されたため、病症がますます深刻になり、2021年5月に冤罪が晴れないまま死亡した。

 王さんは1999年から法輪功を学び、心身ともに恩恵を受け、全ての病気が治り、真面目に勤務し、勤務先で皆に認められた。

 2年間の労働教養を強いられる

 1999年7.20に江沢民集団による法輪功への迫害が始まった後、王さんは「真・善・忍」の信念を貫き、法輪功への迫害の実態を人々に伝え、勤務先で法輪功の資料をコピーしたため、事務所の主任に通報された。

 2001年5月30日午後、昆明市公安局の警官は勤務先の人員とともに、王さんの自宅で家宅捜索を行い、王さんを昆明市第一留置場に連行した。37日間不当に拘禁された後、王さんは2年間の労働教養を科された。

 2002年8月18日、王さんは帰宅したが、職場は仕事の復帰を手配せず、年金保険を停止させ、同年10月から毎月700元の生活費しか支給していなかった。

 二度の懲役4年の不当判決

 2003年9月2日、王さんは同市の西華園公園で資料を配布したところ、公園の管理者に通報され、官渡区国保の警官らにより昆明第二留置場に連行され、家宅捜索を受けた。

 王さんは8カ月以上拘禁された後、昆明市高等裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告された。2004年5月8日、雲南省第二女子刑務所に移送された。

 2008年4月22日、王さんは近所の住宅団地で資料を配布していたところ、警備員に通報されたため、西山区国保と永昌派出所の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。

 直後、王さんは昆明市高等裁判所に再び懲役4年の実刑判決を言い渡された。 雲南省第二女子刑務所に拘禁されていた期間、王さんは小さな腰掛けに座らされ、足が腫れ上がり、臀部が爛れた。

 再び懲役5年を宣告され、迫害で重度の腹水を発症

 2012年5月4日と5日、雲南省国保が統一して、省内の数十人の学習者を連行した。

 2012年5月5日午前8時、西山区国保の警官らが王さんの自宅に押し入り、王さんと来訪する学習者の蔡文慧さんを連行した。続いて、警官はカラープリンター、パソコンなどを含む約2万8000元に相当する家財を押収し、車に入るだけ詰め込んだ。

 2012年12月28日、王さんは懲役5年、蔡さんは懲役3年の実刑判決を言い渡された。

 2013年5月20日、王さんと蔡さんは雲南省第二女子刑務所に拘禁された。残酷な迫害の結果、王さんは血圧が上昇し、めまい、臀部と両足が腫れて、重度の腹水を発症した。

 2017年、王さんは解放され自宅に戻ったとき、依然として重度の腹水を抱える状態であった。

 絶え間なく嫌がらせ、連行をされる

 2017年5月、王さんが刑務所から帰宅した後、腹水が日に日に悪化していたにもかかわらず、警官らはたびたび自宅にやってきて、恐喝し、嫌がらせを働いた。

 2019年9月25日、西壩北コミュニティの関係者、東陸派出所の警官らが、王さんの自宅に侵入し、法輪功の勉強会に参加していた6人の年配学習者を連行した。

 出産直前の妊婦のように大きなお腹を抱えた王さんは、身体検査を受けた際、高血圧などで入所の条件に満たさないため、入所しなかった。翌朝自宅に戻った。

 警官による絶え間ない嫌がらせを受け続けた結果、王さんは腹水がますます深刻になり、2021年5月に亡くなった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/1/433094.html)
 
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