黒竜江省双鴨山市の陳岩さん 不当に裁判うける
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 【明慧日本2021年11月8日】黒竜江省双鴨山嶺東区の法輪功学習者・陳岩さん(59)は2021年4月23日、不当に身柄を拘束され、同年9月、嶺東区裁判所に懲役5年の実刑判決を宣告された。陳さんは判決を不服として控訴した。10月25日、市中級裁判所はオンラインで再審し、弁護士はいわゆる「証拠」と罪名は関連性がないと指摘した。

 陳さんは双鴨山鉱務局二建会社の職員である。法輪功を学んでから「真・善・忍」の教えに従い、より良い人になることを目指している。中国共産党(以下、中共)による法輪功への迫害が始まってから、陳さんは何度も身柄を拘束され、2回労働教養処分を科され、1回の不当な判決を宣告され、合計9年間拘禁された。

 陳さんは家に戻されてから1年あまり経った2021年4月23日午前7時すぎ、嶺東区北山派出所の警官とコミュニティの関係者により自宅に侵入され、家財を押収されたうえ、父に料理を用意していたにもかかわらず派出所に連行された。情報によると、陳さんと父が散歩した時、偶然に会った子供に法輪功の無実を伝え、その子供が自分の祖父に伝え、その祖父が中共による法輪功への誹謗中傷を信じ込んで通報したという。

 嶺東区北山派出所の警官らは警察手帳、捜査令状も提示しないまま、陳さんの自宅を家宅捜索した。捜査の過程は録画せず、押収部品のリストもない、立ち合い人もいなかった。数日後、当時不在にしていた家族もサインを強要された。陳さんはすべての資料にサインをしなかった。警官らは陳さんを3回取り調べたが、陳さんを罵るしかなかった。いわゆる供述は全て警官がねつ造したものである。

 2021年9月、嶺東区裁判所は陳さんに対して裁判を開廷した。裁判官・宋豊海は家族に知らせず、傍聴も許さなかった。宋は『刑法』第300条を誤用し、検察庁の起訴を受け入れ、陳さんに懲役5年の重刑を宣告した。

 陳さんは不当な扱いされても、動じることなく堂々と次のように話した。「私は罪を犯していません。江沢民が罪を犯しています。人々の道徳基準を高める法輪功のどこが悪いですか? 私たちは悪いことを一切していません。逆に罵られても言い返さず、殴られても殴り返していません。このような人は表彰されるべきで、投獄されるなんて許されません。天安門の焼身自殺は江沢民のでっち上げの虚言です。政府が公に国民を騙すことこそ、最大の邪悪です。中共の運動ではたくさんの人の死をもたらしました。三反五反運動、文化大革命、天安門事件など、その組織の1人であれば、一緒に罪を償うことになります。ですので、三退して無事になって欲しいのです」

 弁護士は再審の時、次のように指摘した。「法輪功の書籍を所有すること、法輪功を信じることは合法です。新聞出版署50号令により法輪功の書籍を出版することは合法です。憲法36条は信仰が自由と定めています。法輪功が違法と書いている規定はありません。国務院、公安部の規定の中の14種の邪教の中にも法輪功はありません。一審の中では『刑法』300条による、「邪教を利用して法律実施を破壊する」という内容に違反したと言いますが、陳さんは具体的にどの法律のどの条に違反したのか、誰にどのような害を与えたのかは明示していません。いわゆる証拠は決めつけた罪名とは全く関係がありません」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/1/433087.html)
 
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