【明慧日本2021年11月10日】山東泰安市の法輪功学習者(以下、学習者)である謝清玲さん、高方強さんは、2021年7月15日に不当にビデオで裁判を開廷されたが、無罪を主張した。
高方強さんの最後の発言は、裁判長の沈玉賢によって中断され、裁判は終了した。裁判長は、後日判決を言い渡すと宣言した。
謝清玲さんは65歳の女性で、泰安市化学肥料工場を退職した元従業員。法輪功を修煉し、真・善・忍の原則に従って善良な人となった。謝清玲さんと夫の李存国さんは、コミュニーティの入口が凸凹していて雨が降ると水が溜まり歩行者に不便と考え、自分達のお金でセメントや車半台分の砂と小石を購入し、兄弟数人で4時間かけて道路を舗装した。その後、謝清玲さんは道路が完全に乾くまで一人で見守っていた。
高方強さんは、自営業を営む51歳の男性。彼は正直で温和で善良な人物であり、人助けが好きで、ビジネスでは公正な取引を重んる。心が正しいため顧客から広く信頼され、顧客から積極的なアプローチを受ける。
2020年11月24日午前、謝清玲さん、高方強さんら学習者は真相カレンダーを贈呈するため良村鎮に行った。その帰り道、1台のパトカーと3台の黒い車(警官が運転)に前後を遮られ、岱岳区文汶口派出所に連行された。その後、学習者は長い車に乗せられて、6人の警官により泰安に連行された。
同日午後5時頃、泰山区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の南関、派出所の警官らは謝清玲さんの家のドアをこじ開け中に侵入した。そして謝清玲さんの夫・李存国さんを連行し、家にあったすべての大法書籍、コンピュータ、プリンター、真相資料などの物品を押収した。
午後6時頃、高方強さんの妻の米培霞さんは、謝清玲さんの家に夫を探しに行ったところを、不当に家財を押収していた警官に連行された。夜8時頃、警官は米培霞さんを連れて米培霞さんの家に行き、家にあった大法書籍一式と何冊かの『明慧週間』を押収した。
謝清玲さんの家を訪れていた楊慧霞さん(退職した女性の教師)も連行された。警官は翌日夜、楊慧霞さんが家にいない状況で、中にあった大法書籍やコンピュータ、プリンターを押収した。
謝清玲さん、高方強さんは新泰市留置場と泰安市留置場に不当に拘禁された。2021年3月、彼らは泰山検察庁にぬれぎぬを着せられ、不当に泰山区裁判所に起訴された。
2021年7月15日午後2時、泰山区裁判所は謝清玲さん、高方強さんに対して不当にビデオでの裁判を開廷した。2人は泰安市留置場におり、画像はビデオを通して泰山区裁判所に送られたが、画像はぼやけて、音声も時に中断した。
8カ月近く不当に拘禁されており、迫害された謝清玲さんの体は非常に虚弱なものとなった。血圧は230を超え、声は掠れ、老いて力もなくなった。謝清玲さんは、鏡を見ても自分自身を認識できなくなっていた。
裁判には、裁判長の沈玉賢と2人の陪審員、検察官、書記官のみが出廷した。裁判を進めるために法的援助の名目で2人の弁護士を指命した。
傍聴席には、謝清玲さん親族と身元不明な人物だけがいた。そして他に2人の司法警察がいた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)