吉林省の王桂英さん 嫌がらせと脅迫を受けて死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年11月18日】(吉林省=明慧記者)吉林省永吉県口前鎮の法輪功学習者・王桂英さん(76)は、2021年7月20日前後、家に押し入った警官らから嫌がらせや脅迫を受け、自白を強要された後、肉体的にも精神的にも大きなダメージを受け、2週間後の8月6日に死亡した。

 王さんは1998年に法輪功を学び始め、20数年来ずっと法輪功の教え「真・善・忍」に従って物事に対処し、住宅ビルの掃除をしたりして、近隣の人たちに優しく接し、家庭内では勤勉でよく働き、絶えず法輪功迫害の実態を人々に伝えていた。 2004年、王さんは労働教養を強いられ、吉林省女子労働教養所で1年間迫害を受け、手作りの小鳥などの様々な手工芸品の作業を強制された。

 2021年6月初旬、中国共産党は「政権樹立100年を祝う」を口実にして、脅迫、尾行、嫌がらせ、連行などの一連の手段を用いて法輪功学習者を迫害した。 永吉県政法委員会はコミュニティ、派出所、公安局などの部門の関係者を集めて、王さんの家のドアを何度もノックし、住宅地内で1カ月以上も待ち伏せていた。7月20日頃、各部門の関係者は、王さんの家に押し入って法輪功の書籍、資料、プリンターなどの私有物をすべて押収した。

 家宅捜索が行われたとき、一人暮らしの王さんは心不全の症状が現れたため、すぐに電話で娘を呼んだ。警官は家族にサインを求め、王さんを連行しようとした。王さんの娘が「連行するなら、何かあったらあなた達が責任を負わなければなりません」と言ったので、警官は責任を取ることを恐れて、あえて王さんを連行しなかった。

 王さんが体調を崩したにもかかわらず、口前鎮公安局と吉林市公安局の関係者は、他の学習者の名前や連絡先などを自白するよう、取り調べを続けた。王さんは一切の質問に答えなかった。

 娘の家に来てからも、王さんの体調は悪化の一途をたどり、8月6日の朝に亡くなった。2週間の間、警官らが娘の自宅に毎日何度も嫌がらせや尋問の電話をかけてきたが、どの部門の警官なのかは教えてくれなかった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/16/433669.html)
 
関連文章