江西省の優秀看護師・殷仙萍さんに懲役4年
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 【明慧日本2021年11月19日】江西省都昌県の法輪功学習者・殷仙萍さん(55才女性)は2月23日、法輪功迫害の実態を伝えたとして同県の公安局に連行され、拘留された。5月、九江留置場に移送され、8月2日、懲役4年、罰金2万元(約34万円)の刑を宣告された。これは殷さんにとって、2回目の実刑判決だった。2016年6月、殷さんは3年の実刑判決、罰金5千元を科されたこともある。殷さんは解放されて1年あまりしか経っていなかったが再度冤罪で拘禁された。

 部署で法輪功迫害の実態を伝え停職や賃金の支払停止を受けた

 2012年12月5日、看護師・殷さんは退院手続きをしていた患者に法輪功についての小冊子を贈った時に、1人の患者から小冊子を病院のリーダーに手渡された。そのリーダーは「二度とやったら停職処分にする」と殷さんに警告した。1週間後、殷さんは再度退院する患者に小冊子を贈ったが、同室の主任がそれを見ていた。2日後、殷さんの勤務と賃金の支払いも停止された。更に、県610弁公室が連携して、殷さん部署の「安全賞」を取り消し、同部署の職員全員の何千元かのボーナスを取り消した。こうして、職員たちは殷さんに対して恨みをもった。

 3年の実刑判決

 2013年9月7日、殷さんは外で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布していた際、現地の派出所長に連行され、暴力尋問をされた後、10日間拘束された。

 2016年1月8日午後8時ころ、殷さんは都昌県東風大通りで法輪功迫害についての資料を配布していた際、再度連行され、家宅捜索を受け、留置場に入れられた。同年4月、開廷され、結局、懲役3年の実刑判決を言い渡され、江西省女子刑務所に拘禁された。

 刑務所で、殷さんは壁に貼ってある法輪功を誹謗中傷するスローガンを取り除いたとして、監視役の受刑者らに顔を平手打ちされ、顔が腫れ上げり、口が歪んだ。その上、殷さんは暴力的な洗脳、睡眠の剥奪、立たせられたり、殴打され、生活上の虐待などの拷問も受けた。

 父も何度も迫害を受けた

 2001年初、殷さんの父は北京へ陳情に行ったとして連行され、3年の労働教養を強いられた。3年の労働教養が終わった後も常に監視され、時々家宅捜索を受け、罰金を科された。

 2005年1月、「自宅に法輪功の資料がある」という口実で尹さん父は連行され、留置場に拘禁された。翌年、尹さん父は懲役8年の実刑判決を下された。刑務所で、尹さん父は様々な拷問を受けた。とりわけ、2010年10月以降、当局が父の飲食に不明な薬物を投入し、薬で迫害を行った。薬の中毒で尹さん父は全身の痛みと膝の病気になり、歩行できなくなった。しかも、吐血し始め、血が黒く、毎回、多くの量を吐いていた。2011年7月、父が解放された時、すでに精神病になっていた。2012年、殷さん父は最低の生活補償費も停止された。

 殷さん父は2014年1月、再度連行され、5月、開廷され、懲役3年2カ月の実刑判決を宣告された。当時、殷さん父はもう83歳の高齢だった。2017年3月、殷さん父は懲役を終えて帰宅した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/10/23/432810.html)
 
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