遼寧省瀋陽市の李振東さん 迫害されて死亡
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 【明慧日本2021年11月21日】(遼寧省=明慧記者)法輪功学習者(以下、学習者)・李振東さん(68)は11月13日午前5時、瀋陽東陵刑務所で迫害により死亡した。

 李さんは2019年7月10日、他の学習者と一緒に、人を善に導く『轉法輪』を読んでいる最中に、瀋陽市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の指示を受けた和平区刑事警察支部の警官らに連行された。当日の夜、李さんは家宅捜索を受け、法輪功の書籍を押収された。

 同日、瀋陽市の大東区、瀋河区、皇姑区、和平区の20人以上の学習者が、警官により連行された。

 その後、李さんは懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、瀋陽東陵刑務所に収監された。

 東陵刑務所に拘禁されてから1カ月も経たないうちに、李さんは体調を崩した。 瀋陽の刑務所病院で検査を受けたところ、命に関わる重い肝臓病と診断された。

 李さんは瀋陽医科大学第四付属病院(略称、医大四院)に入院した。2021年10月末には、李さんは肝臓に腹水がたまり、腹部が腫れて毎日水を抽出しなければならず、すでに食事ができなくなった。

 李さんは重症になったにもかかわらず、ベッドに手錠をかけられ、毎日2人の警官によって監視されていた。入院費は家族の大きな負担となった。

 李さんの病状は医療仮釈放の条件を完全に満たしているが、家族が一時出所を申請したところ、瀋陽市司法局は一時出所の手続きを認めなかった。

 2021年11月1日、李さんは医大四院から東北国際医院の皇姑分院に移送された。

 2021年11月12日、李さんは集中治療室で人工呼吸器を装着され、食事も水も摂らず、3日間重度の昏睡状態に陥り、41度の高熱が下がらず、骨ばかりに痩せていた。医師は、李さんの命は「今夜が峠だ」と話した。

 このような状況を見て、11月12日の午前、司法局の関係者2人が4人の監視役を廊下に呼び出し、密かに「一時出所の通知書」を投げ捨て、監視役を連れて姿を消した。

 2021年11月13日午前5時、「真・善・忍」の信念を守り続けた李さんは、瀋陽東陵刑務所で迫害により死亡した。享年68歳。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/16/433675.html)
 
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