湖北省の胡漢姣さん 刑務所に拘禁されて13日目に死亡
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年11月21日】(湖北省=明慧記者)湖北省漢川(かんせん)市の法輪功学習者・胡漢姣さん(53)(以下、学習者)が、武漢女子刑務所に拘禁されてから13日目の2021年11月9日夜8時頃、胡さんの夫は、刑務所からの電話で胡さんが病院で病死したと告げられた。

 10日の早朝、夫は親戚数人と一緒に武漢女子刑務所へ行き、胡さんのカルテや死亡時の様子、遺体を見たいと要求したが、刑務所側に拒否された。その日の夜、帰宅した胡さんの夫は弁護士と連絡を取り、法的な手段で妻の死の真相を究明しようとした。

 11月11日、漢川市政法委(治安・司法などを統括する機関)が介入し「他の学習者に連絡しないように、市政法委が武漢女子刑務所と連絡して事件を処理する」と夫に圧力をかけた。胡さんの家族は市政法委の圧力を受けて、弁護士を通じて調査することを断念した。

 かつて、胡さんは何度も迫害を受けたことがある。 2001年、胡さんは不当に連行され、沙洋労働教養所で1年間迫害された。 2003年10月、漢川610弁公室の関係者らによって武漢湯遜湖洗脳班に送られて、6000元(約11万円)を強請り取られた。2007年8月、また湖北女子労働教養所に連行され、迫害を受けた。

 2021年3月15日午前、胡さんと学習者・王四美さんは、疫病から身を守る方法を人々に伝えていたところ、真相が分からない人に通報され、分水派出所の警官らに連行された。数日後、漢川市公安局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)は、2人の案件を検察庁に提訴した。

 2021年6月16日、午前9時30分、学習者・肖艶芳さん、劉義波さん、王慶さん、王四美さんに対する裁判が行われ、同日の午後1時過ぎ、胡さんに対する裁判が行われた。

 2回の裁判で、胡さん、肖艶芳さん、劉義波さん、王慶さんの弁護士たちは、それぞれ法律に基づいて無罪の弁護をした。傍聴に参加した学習者と家族は皆、正義のエネルギーを感じたという。

 しかし、孝昌県裁判所の法執行官は法律を無視し、6月下旬には、胡さんと王四美さんに懲役4年、肖艶芳さんに懲役3年6カ月、劉義波さんに懲役3年9カ月、王慶さんに懲役3年の実刑判決を下した。

 胡さんは留置場に7カ月間拘禁されている間、ずっと断食して迫害に抗議し、無罪解放を求めていたが、2021年10月28日、胡さんは武漢女子刑務所に移送された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/16/433667.html)
 
関連文章