貴州省平壩区の張廷祥さんに懲役10年の重刑
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 【明慧日本2021年11月21日】貴州省安順市平壩(へいは)区の法輪功学習者・張廷祥さん(52歳男性)は2019年4月21日、自宅に押し入ってきた貴安新区の警官らに連行され、2021年10月、貴陽市南明区裁判所に懲役10年の実刑判決、罰金5万元を科された。

 張さんは平壩区新芸工場の従業員で、法輪功を修煉した後、真・善・忍に従ってより良い人を目指し、心身ともに元気になった。1999年7.20中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、張さんは何度も迫害を受け、3年の労働教養処分を受けたことがある。

 1999年12月、張さんが北京へ陳情に行ったとして、母親の彭遠林さんが家宅捜索、拘束、洗脳などの迫害を受けた。その後、警官や住宅委員会の人員らからの嫌がらせが絶えず、プレッシャーの限界で2001年3月に彭さんは他界した。まだ母親の死を乗り越えていなかった張さんは2カ月後、3年の労働教養を強いられ、中八労働教養所に拘禁された。中八労働教養所は法輪功学習者(以下、学習者)に対して、次のような拷問を加えた。

 一、8、9月の暑い夏、学習者に厚いコートや厚いズボンを着させ、コートやズボンに水をかけていた。鉄が入っている靴を履かせ、麻薬受刑者2人に学習者を引きずって走らせ、後から1人に叩かせながら追っていた。受刑者らはシフト制で交代し、また、法輪功を放棄しない学習者に対して、刑務官4人と麻薬受刑者4人が組んで学習者に転向を強要し、毎日24時間殴打したり、痛めつけて攻めていた。

 二、酷く殴打してから学習者を引きずって行った。続いて、ライトの強い光で学習者の両目を照らし、目を閉じてはならず、学習者の身体をふらふらにさせ、時々耳障りな音を聴かせていた。走れない学習者に対して、引きずって前に引っ張る。両足や両腿が負傷し、出血して地面にたくさんの血痕がしばしばあった。さらに1週間以上、睡眠を剥奪した。

拷問のイメージ図:引きずられる

 三、毎日16、17時間奴隷労働させられ、24時間の時もある。兵士の姿勢で立たされ、灼熱の太陽に晒された。

 四、布や服で石を包んで、学習者の頭や背中や腰を殴打し、目に見えない傷をつけ、内臓がやられる。陰毛を抜き、たばこの火で焼きつける。断食中の学習者に灌食する。

 五、スタンガンや警棒で学習者を拷問する。縄で縛り、体を「大」という文字の形でベッドに固定させる。口に布などのごみを入れ、ガムテープで閉じる。手錠をかけて、足が地面に着かないように吊り上げる。独房に入れ、冬でも一枚の服しか着せず、布団はなかった。

 2019年4月21日、貴安新区30人の警官が張さん家に押し入り、家宅捜索を行い、パソコン、法輪功の書籍、携帯電話など多くの個人財産を押収した。この時、張さんの8万元(約136万円)も押収された。

 2021年10月25日、張さんに懲役10年、罰金5万元(約85万円)を宣告した。同時に宣告されたのは、張薇さんに懲役8年、罰金3万元(約51万円)。厖萍さんに懲役3年、罰金1万元(約17万円)。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/17/433708.html)
 
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