懲役8年を宣告された呉春蘭さんが、迫害されて死亡
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 【明慧日本2021年11月24日】成都市金堂県の法輪功学習者・呉春蘭さん(57歳女性)は2016年9月9日、銃をもっていた20人以上の警官らに連行されて家宅捜索を受け、拘禁された。その間、脳血栓の症状が現れて半身不随となり、2017年1月2日に裁判待ちという形で一時解放されて帰宅した。しかし2018年7月、呉さんは懲役8年の実刑判決を言い渡され、2020年7月、無念な思いを晴らせないまま死亡した。

 2016年9月の初め、成都市610弁公室が法輪功学習者(以下、学習者)を連行する指示を金堂県各地の派出所に出した。暫くの間、金堂県の各地の街には銃を持っている特警や機動隊が出回っており、各住宅区の事務室の人員らと結託して現地の学習者に嫌がらせをしたり、脅したり、江沢民を告訴しないようにという誓約書にサインをするよう強要した。

 呉さんは連行された後、留置場に入れられ、家族との面会もできなかった。

 2016年12月21日前後、呉さんは脳血栓の症状で病院に運ばれ、数日後、やっと命の危険を脱した。病院で治療を受けていた期間、病院周辺にパトカーが止まっており、病院内にも私服警官がいた。

 2017年1月2日、呉さんは裁判待ちという形で一時解放されて帰宅した。呉さんが拘禁されていた3カ月間、警官により拷問された挙句、元々健康だった呉さんは半身不随になった。

 2018年7月26日午前、金堂県裁判所は学習者4人に対して裁判を開廷し、呉さんに懲役8年、罰金1万元(約17万円)。郭さんと蒋さんに懲役7年、罰金7千元(約13万円)。3人とも刑務所外での執行とされた。ただ、毎月1回現地の役場に行って責任者に報告する必要があった。唐さんは懲役7年の実刑判決を下され、罰金7千元を科された。

 2020年7月1日朝、呉さんは倒れた。家族は呉さんを病院に搬送したが、7月10日に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/21/433808.html)
 
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