遼寧省の劉淑花さん 刑務所で迫害され死亡
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 【明慧日本2021年11月30日】遼寧省朝陽市・北票市の法輪功学習者・劉淑花さん(以下、学習者)は2015年に懲役6年の判決を受けた。刑務所で刑期満了1カ月前の2021年10月中旬、劉さんは警官によって家に送られたが、すでに極度に痩せ細り、意識が朦朧としていた。その3日後に、劉さんは死亡した。

 2015年5月、中国共産党政府は「案件があれば必ず立案する、訴えがあれば必ず受理する」という「立案登記制度の法改正」を行った。その法律に従って、遼寧省朝陽市の学習者たちは法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴した。しかし、朝陽市政府や公安局、政法委(治安・司法などを統括する機関)のリーダーたちは秘密裏に学習者たちを連行することを計画した。数多くの学習者は連行されて家宅捜索をされ、多くの私財を押収された。学習者たちはさらに、江沢民を告訴しないように強いられ、従わなければ拘留されて判決を下された。

 2015年7月17日、朝陽市政法委、610弁公室は学習者に迫害を加えるため「7.17」特別捜査チームを立ち上げた。そして、警官は2015年11月9日、朝陽地区の学習者100人以上を連行し、64人に対して判決を下すことを企んだ。

 劉さんは11月9日に連行された。そして、2016年3月8日、当時71歳の劉さんは懲役6年の判決を言い渡された。

 劉さんは瀋陽女子刑務所に収容された。劉さんの刑期満了日は2021年11月9日であるが、2021年10月中旬に、警官によって自宅に送られ、その3日後に無念な思いを晴らせないまま、この世を去ったという。劉さんは刑務所でどんな迫害を受けたのかは不詳である。

 遼寧省女子刑務所は、江沢民グループが学習者に対して「名誉を汚し、経済的に苦しめ、肉体的に滅ぼす」という政策を執行し続け、学習者に「沸騰した湯或いは冷水を体にかけて詳細不明な薬物を注射、スタンガンで電気ショックを与え、唐辛子水を膣にいれて吊し上げ、重労働を科する」など、残酷な迫害を加え、法輪功の信仰を放棄するよう強要した。

 不完全な統計によると、少なくとも37人の学習者が同刑務所で迫害されて死亡し、精神障害者や身体障がい者になった学習者も多くいた。瀋陽市の大東区合作街小学校の元校長・李桂栄さんは、2020年1月中旬、この刑務所で迫害されて死亡したという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/28/434125.html)
 
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