明慧法会|青年大法弟子の修煉体験(2)
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文/中国の大法弟子

 

明慧日本2021年12月2日】前文に続く)

 

 3、また病の関に遭う

 

 私はピアノを専攻している大学生で、ずっと海外に留学したいと思っています。留学試験の準備のため、あるピアニストの塾に通っています。毎週、高速汽車に乗ってピアニストの家で授業を受け、また留学先の国の言語も学んでいます。

 

 このように行来する生活は楽でなく、一時期、女の子として毎月生理が来るのは本当に嫌で、面倒なので、生理が来なければいいなと思っていました。その間違った一念のせいで、生理が本当に止まりました。最初は深く考えていなかったのですが、半年以上も生理が来なくて、顔にニキビができ、体がむくんだ時、はじめて慌てました。病院に行って検査をして、生理が早く来るように薬を処方してもらいたいと医者に相談しました。

 

 検査の結果、子宮には複数の嚢胞があって、多嚢胞性卵巣症候群を患ったので、内分泌が失調して生理に影響したそうです。医師に原因を聞いたら、医師は病気の成因に関して現在医学界では確定的な答えを出せず、良い解決策もない、長期的に薬を飲んで内分泌を調節しなければならず、薬を飲んでも生理が来るかどうかも分からないと説明し、多くの漢方薬を処方しました。また、これらの薬を飲んでも必ず生理が来るとは限らないし、生理が来なければ、将来は不妊症になる恐れが高いと言われました。これからの人生で赤ちゃんのいない不幸な結婚があるのかと思いました。

 

 学校に戻って薬を数日飲んだのですが、とても苦くてたまらなくなり、また、このようにしては修煉の法理にも反すると考えて薬を止めました。

 

 試験が終わって休みになって家に帰りました。ピアノレッスンと語学の授業を一時中断して、家でしっかり修煉しながら体調を整えることに専念したいと母に相談しました。母は「今の時期、および我が家の経済条件において、留学という選択はちょっと非現実だと思わない」と言いました。留学するのか、それとも国内の大学に行くのかについて、母と何回も相談しました。留学は多くのお金が必要で、お金を稼ぐために母は毎日出勤し、仕事以外の時間は商売もしているので、修煉の時間を保証できなくなっているのが現状です。それに、先日職場の健康診断では、母の健康にも赤信号が出ました。私と母は、同時に体に問題が発生しました。きっと2人の修煉に問題があると思います。

 

 4、修煉と芸術の道を正しく歩む

 

 私は小学生の頃からピアノを習い、大きくなったら音楽系の大学に入り、学校の試験では毎回トップの成績を取っていました。学業に励んでいると同時に多くの執着心も生じました。芸術の道で出世したい意欲、試験結果順位への執着、名利への執着、名門校への執着、ピアノ専攻への執着、闘争心、未来の人生プランへの執着などが見つかりました。

 

 毎日、勉強とピアノ練習のために忙しくして、音楽に名利心と闘争心を混ぜています。音楽は純粋であるべきもので、大法弟子の演奏は更に純粋であるべきもので、人に正の影響を与えなければなりません。自分をしっかり修めてこそ、演奏した音楽が純粋になって芸術を追求する道を正しく歩むことができると思います。師父が仰られた「圓満成就するまで常人の中で修煉する必要があるので、持っていてもその心がなく、行なっても執着しないようにすべきです」 [2]の通りです。

 

 結果を求めるためではなく、学生として勉強ということ自体をしっかりやるべきだ、執念を捨てて順位や技能を争ったりすることを止めるべきだ、修煉の道も芸術の道も正しく歩まなければならい、すべてのすべては真・善・忍を前提にするべきだと思いました。

 

 我が家の経済状況についても新たに考え付いたことがあります。今まで、母も私の留学に賛成していたため、私は母のお金を平然と使っています。でも先日、母との会話の後、お金を稼ぐために母が経験した苦労が新たに分かって、母のお金をこのまま平然と使ってはいけないと意識しました。残された時間が少ないため、最後の修煉の道をしっかり歩みたいと思って、留学を断念して国内の大学に進学することを決心しました。

 

 一方、生理がなかなか来ないのは、修煉を怠った原因以外、幸せな人生に対する追求、男女の情愛に対する執着が招いた試練だと私は認識しました。

 

 師父は「しかし、人間は業を造るのです。造った業が体に反映されると、病気と全く同じです。鼻にやってきたら、鼻が詰まったり、鼻水が出たりします。『あら、風邪をひいた』とあなたは思います。(師父が笑って)しかし、これは風邪ではありません。もし、胃に現れたら、お腹が痛くなります。『あら、今日の食べ物に問題がある』と言うのです。(師父が笑って)違います。業力がその部位にやってきたからです。なぜそこなのでしょうか? その部位でなければいけないということではなく、この部位や別の部位の可能性もあります。あなたに何かの執着があり、修煉させたいとき、体に現れてきます」 [3]と説かれました。

 

 私と同年齢の女の子は結婚、恋愛に対して憧れがあるのはとても自然なことですが、修煉者としては、どんな環境にあっても、修煉者の基準に合わせて自分に要求しなければなりません。生理が止まった現象は私に恋愛、結婚、家庭などに対する執着を捨てさせるための警鐘かもしれないと思います。若い大法弟子は男女関係において自分を厳しく律し、結婚前に性行為をしてはいけない、結婚後も色欲心の除去に注意しなければならないと思います。結婚に対しては自然体でいて、結婚するかしないかに拘らずにいたいと思います。

 

 男女の情に対する執着を直視して反省し、情や結婚に対する雑念を頭から除去すると決心して、自分の修煉状態を着実に変えた1週間後に、なんと生理が来ました。

 

 5、母は定年退職を迎える

 

 私が中国国内の大学に進学し、海外留学を断念すると決めた後、母は来年定年退職したいと言いました。中国では女性が50歳~55歳の間で退職するのはごく普通なことで、母は来年50歳になります。母は、早く退職してもっと多くの時間を修煉と真相を伝えることに使いたいと考えています。

 

 母は退職願いを出す前に、勤務先は別の会社と合併して一部の従業員をリストラすることになって、早期退職志願者を募集して、早期退職社員に10万元(約160万円相当)の退職金を補償します(中国では退職金制度がないため、正社員でも退職の一時金をもらえない)。それで、母は意外にも10万元のリストラ補償金をもらって定年退職しました。師父は大法弟子のために最善の按排をして下さいました。

 

 注:

 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年大ニューヨーク国際法会での説法」

 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「マンハッタン説法」

 [3] 李洪志師父の経文:『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』

 

(第18回明慧ネット中国大法弟子修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/21/433166.html)
 
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