昆明市の厳経雄さん、合計13年の実刑判決を下された
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 【明慧日本2021年12月3日】雲南省昆明市官渡区双橋村の法輪功学習者・厳経雄さん(59歳男性)は5年間の冤罪を終え、2020年10月に刑期満了となり帰宅したが、ずっと現地の610弁公室の人員らに嫌がらせを受けている。

  厳さん一家も酷い迫害を受けた。厳さん本人は2年の労働教養を強いられ、懲役5年、6年の実刑判決を2回にわたって言い渡されたことがある。妻は2005年5月に冤罪を晴らせないまま、42歳の若さで死亡した。高齢の父(77)は迫害に耐えられずに2010年に自ら命を絶った。

'严经雄与妻子张凤仙及孩子'

厳さん夫妻と子供

 2年2カ月の労働教養を強いられ、妻は死亡

 厳さんは、2000年2月に610弁公室の人員らに連行されて1カ月間、拘禁された。2001年4月、また押し入ってきた警官らに嫌がらせ、家宅捜索を受け、連行されて1日拘束された。2001年7月、再度家宅捜索を受け、厳さんは放浪生活を余儀なくされ、帰宅できなくなった。

 2001年12月28日、厳さん夫妻は買い物に行っていた路上で警官らに止められ「聞きたいことがあるから」という理由で騙されて派出所に行ったところ、即座に連行され留置場に入れられた。その後2年6カ月の労働教養を強いられた。

 何度も迫害され、嫌がらせをされた挙句に、厳さんの妻は発病した。厳さんは労働教養を終えて帰宅した後も常に当局に監視され、嫌がらせを受けていたので、妻は我慢の限界でついに2005年5月に死亡した。

 懲役6年の実刑判決を下される

 2009年3月、厳さんはある友人に法輪功迫害の実態が書かれたDVDを渡して、一緒にそのDVDを見た他の1人が警官に通報した。駆けつけてきた警官はその友人の息子夫妻に手錠をかけ、DVDを渡してくれた人(厳さん)の名前と住所を自白させようとした。同月30日、厳さんは連行され、24時間にわたって尋問された後、留置場に拘禁された。この件で結局、厳さんは懲役6年の実刑判決を言い渡された。裁判当日、裁判長は厳さんの自己弁護を中断し、休廷して厳さんを法廷から連れて行った。

 その後、厳さんは雲南省第一刑務所に拘禁され、そこで他の人との会話や部屋を出るのも禁止され、小さな椅子にずっと座らせるなどの様々な拷問を受けた。2014年6月、厳さんは解放されて帰宅した。

 再度、懲役5年の実刑判決を下された

 2015年10月11日午後、厳さんは昆明市五華区黒林鋪で真相を伝え、DVDを配布していた際、現地の警官に見られて連行され、5カ月間拘禁された。

 2016年2月11日、厳さんは五華区裁判所により懲役5年の実刑判決を言い渡され、雲南省第一刑務所に拘禁された。2010年10月に刑期満了となり解放されたが、ずっと嫌がらせや監視をされている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/30/434168.html)
 
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