【明慧日本2021年12月10日】(前文に続く)
2、山東省科学技術大学の退職者・馬俊亭さんに不当判決、憤慨した夫が死亡
山東省泰安市の学習者で、科学技術大学の定年退職教師である馬俊亭さん(82歳女性)は10月、泰山区裁判所に懲役4年の実刑判決を宣告され、4万元の罰金を科され、すべての法輪功書籍が押収された。科学技術大学の元教授の夫・鄧鉄六さんは、中共による妻への残酷な迫害を何度も目の当たりにして、悲しみと怒りの中、体調を崩して入院した。
11月9日、大きな精神的ショックを受けた夫は、悲しみの中で亡くなった。
三、金銭を掠め取る
表4、11月、裁判所が科した罰金と警官が不当に押収した金額の明細表
名前 | 省 | 市 | 区県 | 刑期 | 裁判所罰金 | 警官押収 | 年齢 |
曾繁傑 | 広東省 | 梅州市 | 梅県区 | 8年 | 8万 | ||
張廷祥 | 貴州省 | 貴陽市 | 貴安新区 | 10年 | 5万 | 8万 | 52 |
張薇 | 貴州省 | 貴陽市 | 貴安新区 | 8年 | 3万 | 58 | |
馬俊亭 | 山東省 | 青島市 | 科技大学 | 4年 | 3万 | 4万 | 82 |
張翠 | 遼寧省 | 大連市 | 2年6カ月 | 2万 | |||
柳明英 | 四川省 | 達州市 | 开江県 | 5年6カ月 | 2万 | 74 | |
厖萍 | 貴州省 | 貴陽市 | 貴安新区 | 3年 | 1万 | 62 | |
耿福霞 | 河北省 | 唐山市 | 8年 | 1万 | |||
王景翠 | 黒龍江 | 大慶市 | 4年 | 1万 | 79 | ||
劉欽挙 | 黒龍江 | 鶏西市 | 虎林市 | 1年 | 1万 | 75 | |
王傑梅 | 遼寧省 | 瀋陽市 | 3年6カ月 | 1万 | 60 | ||
劉尚柱 | 河北省 | 唐山市 | 玉田県 | 3年2カ月 | 8000 | ||
王英 | 天津市 | 南开区 | 2年6カ月 | 8000 | |||
劉金煥 | 広東省 | 広州市 | 4年 | 5000 | 57 | ||
譚国花 | 河北省 | 承德市 | 隆化県 | 1年 | 5000 | ||
蔚国申 | 河北省 | 唐山市 | 3年8カ月 | 5000 | 1万8400 | ||
王新民 | 黒龍江 | 牡丹江 | 4年6カ月 | 5000 | 72 | ||
李鳳蘭 | 遼寧省 | 瀋陽市 | 1年6カ月 | 5000 | |||
王秀紅 | 河北省 | 唐山市 | 3年 | 3000 | |||
付瑞英 | 河北省 | 唐山市 | 2年 | 3000 | |||
陸彩雲 | 河北省 | 唐山市 | 1年5カ月 | 3000 | |||
潘玉環 | 河南省 | 許昌市 | 3年 | 3000 | 56 | ||
楊新紅 | 河南省 | 許昌市 | 3年 | 3000 | 47 | ||
娄亜紅 | 河南省 | 許昌市 | 4年 | 3000 | 56 | ||
潘秀蘭 | 山東省 | 済寧市 | 梁山県 | 1年 | 3000 | 66 | |
鄭潤鳳 | 湖南省 | 永州市 | 寧遠県 | 2年 | 1000 | ||
黄志力 | 江蘇省 | 徐州市 | 3年 | 17万 | 48 | ||
孫月芹 | 山東省 | 聊城市 | 冠県 | 1年 | 1万5000 | ||
許明霞 | 山東省 | 聊城市 | 冠県 | 1年6カ月 | 1万5000 | ||
張喜芳 | 山東省 | 聊城市 | 冠県 | 1年 | 1万5000 | ||
張梅華 | 山東省 | 聊城市 | 冠県 | 1年6カ月 | 1万5000 | ||
2021年11月、中共の法曹部門の関係者が学習者から掠め取った現金の総額は71万1400元。うち、裁判所が科した罰金は34万3000元、警官が家宅捜索を行った際に押収した現金は36万8400元。 |
山東省冠県の田舎の女性4人が、公安局、検察庁、裁判所の三つの部門に強制的に要求される
明慧ネット2021年11月20日の報道によると、山東省聊城市冠県斜店郷の学習者・孫月芹さん、許明霞さん、張梅華さん、張喜芳さんの4人が2018年8月、河北省邯鄲市大名県営鎮で法輪功迫害の実態を人々に伝えていたところ、邯鄲第三留置場に連行された。その後、4人は「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで解放されたが、邯鄲市大名県の法曹部門の関係者は、3年以上も4人の学習者を陥れ続けていた。最近、許明霞さんと張梅華さんに懲役1年6カ月、孫月芹さんと張喜芳さんんに懲役1年の実刑判決を言い渡されたことが分かった。
3年前から毎年、孫月芹さん、許明霞さん、張梅華さん、張喜芳さんは河北省大名県の検察庁と裁判所に行って署名するように命じられた。その間、4人の家族はコネを使い、案件を担当している関係者に贈り物をした。検察庁は3万元、裁判所は2万元、大名県公安局の関係者は1万元を受け取った。また、家族は何度も食事に招待し、タバコやお酒などをプレゼントした。
結び
明慧ネットでは2019年2月9日、「法輪功を迫害する19年間で、悪事を行い、悪報に遭う者が2万人を超える」と発表された。明慧ネットの一部の統計によると、19年間で2万784人が悪報に遭った。うち、友人と親戚4149人が巻き添えにされ被害を受けた。8種の分類の悪報形式の中で死亡した項目の人数が最も多く、7405人に達し、全体の35.6%を占めている。悪報に遭った9種の職業のうち、公安部門で悪事を働いた本人が最も多く、4540人に達し、全体の26.5%を占め、彼らが巻き添えにした友人や親戚も最も多く、972人に達していることが明らかになった。
大まかな統計から分かるように、悪事を行い、悪報に遭った2万784人のうちの310人は、学習者が迫害の実態を伝えたことを通して目覚め始め、一部の人は見て見ぬふりをして実際の迫害に参加しなくなった。職場を変えて迫害に加担しなくなった者もいれば、迫害の実態を理解しすぐに病気が回復した者もいた。
(完)
付録:2021年、中国国内における不当判決の統計表二零二一年中国大陆非法判刑情况统计表(96.9KB)