【明慧日本2021年12月16日】(ドイツ=明慧記者)2021年12月10日の国際人権デーに際し、ドイツではいくつかの団体がニュルンベルクの有名な人権通りの入り口に集まり、中国共産党(以下、中共)による人権侵害に抗議をした。ドイツの国会議員2人からはビデオメッセージや手紙を送られ、中共による法輪功学習者からの生体臓器収奪を非難した。
ニュルンベルクは、ニュルンベルク裁判で知られるドイツの有名な人権都市である。第二次世界大戦後、ナチスの戦犯は戦争犯罪やジェノサイドなど、国際法上の犯罪として訴追され、裁判にかけられた。1988年、ニュルンベルクのカルタウザーガッセ通りに29本の白い柱が建てられ、それぞれにドイツ語とほかの文字で国連の人権宣言が刻まれ、「人権通り」と呼ばれるようになった。
ドイツの国会議員、前国会人権委員会のメンバーであるセバスティアン・ブレーム議員からは、活動を声援するビデオメッセージが送られた。ドイツの国会議員、前国会人権委員会副委員長ユルゲン・ブラウン議員からは、中共の人権侵害を非難し、活動を声援する手紙が送られた。
ドイツ国会議員「中共の人権侵害を非難し、中共に人権条約の遵守を求める」
ドイツの国会議員ユルゲン・ブラウン氏(ドイツ連邦議会公式サイトより) |
ユルゲン・ブラウン議員は手紙の中で、「世界規模の人権状況はひどいもので、その問題の大部分を中国が占めている 」述べた。 そして中共による異なる宗教・異なる民族や法輪功学習者への迫害を非難した。
ドイツ国会議員「人権侵害への反対を積極的に行動すべき」
ドイツ国会議員セバスティアン・ブレーム氏(ドイツ連邦議会公式サイトより) |
セバスティアン・ブレーム議員はビデオメッセージの中で、「世界の人権状況は日増しに悪化しており、特に中国の人権侵害は深刻で、我々は人権侵害に反対する行動を積極的に採らなればななりません。死刑の存在、政治的反体制者への死刑の処罰、あるいは異議を唱える者に対する迫害、法輪功学習者への臓器収奪など、これらはベルリンで明確にしなければなりません」と語った。
国際人権協会理事「中共政府は犯罪組織である」
ドイツ国際人権協会理事の呉曼楊氏は、中国は世界第2位の経済大国になったが、世界最悪の人権侵害国であることは明らかだ。これ(経済大国と人権侵害)は危険な組み合わせであり、中共による人権侵害は非常に深刻な事態に達しているという。
ドイツ国際人権協会理事の呉曼楊氏 |
法輪大法情報センター代表「中共は承諾を違反し続けている」
ドイツ語圏の法輪大法情報センター代表の瓦陶特氏は、集会で、「中共が承諾を破り続けているため、多くの法輪大法学習者やその他の迫害されている団体が苦痛を受けています」と述べた。
民主フォーラム理事長「共産党独裁を葬らせてこそ、法輪功迫害を終わらせることができる」
中国とアジアの民主化フォーラム理事長の費良勇氏 |
中国とアジアの民主化フォーラム理事長、民主中国陣線の代表を4期務めた費良勇氏は、明慧記者のインタビューに応じた。同氏は、「中共は1999年に法輪功を全面的に迫害をし始め、多くの人が投獄や洗脳を受けさせられ、数千人が迫害によって死亡しました。中共は法輪功への迫害を止めたことがありません」と非難した。