【明慧日本2021年12月20日】広東省梅州市城区の法輪功学習者・何清香さん(女性)は11月5日、懲役6年、罰金6万元(約96万円)の不当な判決を宣告された。夫の涂晴光さんは10月に出所したばかりであった。
ここ十数年、何さん夫妻が団らんできた日は少なかった。2人は2010年11月に身柄を拘束され、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告された。涂さんは2013年11月に、刑期満了で梅州刑務所から帰宅した。何さんは翌月、広東省女子刑務所を出所した。
2人が一緒に暮らした日々はわずか4年。2017年4月12日午前、涂さんは梅江区東郊派出所の近くにある客家公園で法輪功の無実を伝えた際、東郊派出所の警官に身柄を拘束された。同年7月に、梅江区裁判所に懲役4年6カ月の不当な判決を言い渡され、12月26日に広東省韶関刑務所に移送された。
涂さんの拘禁中、何さんは再び身柄を拘束
2021年1月26日の朝7時ごろ、何さんは出勤の準備をしていた時、自宅の近くで待ち伏せしていた国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官及び金山派出所の警官に身柄を拘束され、法輪功の関連書籍などの私物を押収された。何さんは梅江区留置場で拘禁された。同日の午前9時ごろ、学習者・曾繁傑さんも身柄を拘束され、梅県区留置場に送られた。
2021年7月20日午前9時半、梅県区裁判所は何さん、曾さんに対して開廷した。9月23日午後3時半、同裁判所は何さん、曾さんに再び開廷し、わずか20分でいい加減に終わらせた。何さんと曾さんの弁護士はそれぞれ無罪を弁護し、法廷において裁判官及び検察官が控訴した内容は事実の根拠に欠け、罪名が成立しないことを主張した。
2回の法廷に参加したのは梅県区裁判所の呉文竜、張巧玲、鐘小玉、張旭輝、梅県区検察庁の郭秀霞、彭世強である。
2021年10月、涂さんは家に帰されたが、その後、何さんは再び不当な判決を宣告された。
2021年11月5日、何さんは懲役6年、罰金6万元(約96万円)、曾さんは懲役8年、罰金8万元(約130万円)の不当な判決を宣告された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)