四川省の周玉宝さん 社会保険センターに対する年金停止の訴訟で勝訴(二)
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 【明慧日本2021年12月22日】(前文に続く)

 二、告訴し、裁判を行う

 徳陽市社会保険事務センターの違法行為に対して、周さんは2021年5月24日、徳陽市高等裁判所の訴訟センターに行き、訴状を提出した。訴訟センターの職員は「今年の5月1日から高等裁判所は、行政訴訟を受理しなくなったため、徳陽市旌陽区裁判所の訴訟センターで訴状を提出してください」と言った。

 周さんは徳陽市旌陽区裁判所の訴訟センターに行って訴を提出した。訴訟センターの職員は書類を確認した後、「何か聞きたいことがあれば、この番号に電話すれば答えてくれます」と連絡先の番号を教えてくれた。

 2021年5月31日、徳陽市旌陽区裁判所は立案した。

 2021年7月7日、周さんが徳陽市社会保険事務センターに対し、年金を停止させたとして訴訟についての裁判が、徳陽市旌陽区裁判所で行われた。

 三、判決を下す

 2021年9月16日、周さんは徳陽市旌陽区裁判所に行き、『徳陽市旌陽区裁判所行政判決書』を受け取った。

 判決の結果は、以下の通りである。

 紙面の関係で、内容は省略している。

 「以上により原告は、被告・徳陽市社会保険事務センターに対し、基礎年金の支給を請求する事由が認められ、本裁判所はこれを支持する。『中華人民共和国行政訴訟法』第73条に基づき、判決は次のとおりである。

 被告・徳陽市社会保険事務センターは、発効日から30日以内に原告・周玉宝に基礎年金を支給する。本案件の手数料50元は、被告・徳陽市社会保険事務センターが負担する。

 この判決を不服とする場合、判決書の送達日から15日以内に、当事者の人数分の写しを添付し提出して、四川省徳陽市高等裁判所に控訴することができる」

'判决书'

判決書

 四、徳陽市人社局は判決を履行せず

 2021年9月26日、周さんは徳陽政務センター人社局の女性職員からの電話を受け取り、「社会保険カードと身分証を持って人社局に来てください。年金支払いに関する手続きを処理します」と知らされた。周さんは「去年、私の年金を不当に止めた時は何も知らせがなかったのですが、今は法律に従って支払って貰えれば充分です」と答えた。女性職員は「来て下さい。他のこともあります」と言ったので、周さんは行くことに同意した。

 2021年9月28日午後3時50分、周さんは人社局に着いた。男性の職員が『徳陽市人力資源および社会保障局の、過剰に受け取った年金について周玉宝に返還を命じる決定』を取り出し、サインを求めた。周さんは「この言い方は間違っています。あれこれの通知ではなく、裁判所の判決に従って実行すれば良いのです」と言った。

 2021年11月10日、周さんは旌陽区裁判所に電話をかけ、「規定の時間が過ぎていますが、徳陽市人社局は判決を履行しないので、どうすればいいでしょうか」と尋ねた。もう一度人社局に行って、話してみることを提案された。

 2021年11月11日、周さんはまず人社局の陳情部門を訪ねたが、法規課に行くべきだと言われた。法規課の女性職員は判決書を読んだ後、「ここの管轄範囲内のことではないので、政務センター人社局と相談すべきです」と言った。周さんは「政務センター人社局は、すでに何度も訪ねたことがあります」と伝えた。

 2021年11月22日、周さんは旌陽区裁判所の中の行政法廷に電話をかけ、現状を伝えた時、応対者は「この件について、責任者に確認してみます」と答えた。

 2021年11月28日、周さんは再度、旌陽区裁判所の中の行政法廷に電話をかけた際、電話に出た職員は「あなたの勝訴である判決をすでに下したので、私たちはこれしかできない」という返答であった。

 周さんは法律に基づいて、自分の権利を守り続けると表明した。

 (完)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/14/434789.html)
 
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