四川省の周玉宝さん 社会保険センターに対する年金停止の訴訟で勝訴(一)
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 【明慧日本2021年12月21日】(四川省=明慧記者)四川省徳陽市什邡の法輪功学習者・周玉宝さんは、年金の支払いを停止されたとして、2021年5月に徳陽市社会保険事務センターを告訴した。2021年7月7日、徳陽市旌陽区裁判所で裁判が行われ、9月16日に判決文(『徳陽市旌陽区裁判所行政判決書「2021」川0603行初82号』)が下された。「被告・徳陽市社会保険事務センターは、発効日から30日以内に原告・周玉宝に基礎年金を支給する。本案件の手数料50元は、被告・徳陽市社会保険事務センターが負担する」という結果が出された。

 徳陽市人社局(人力資源および社会保障局)は判決の履行を拒否しているため、周さんは法律に基づいて自分の権利を守り続けると表明した。

 定年退職者の周さんは法輪功を学び、「真善忍」を信仰し、地元では良い人として知られているが、2012年5月15日に公園で散歩している時、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに殴られ連行され、頭を負傷させられた。その後、中国共産党の法曹部門の関係者は周さんの弁護士の介入を阻止し、家族を追い払ったり、恐喝したり連行したりして、 同年12月6日、周さんに懲役3年の実刑判決を言い渡した。

 一、人権を守るための陳情

 2021年1月12日、周さんは郵便銀行で通帳を記入した時、徳陽市社会保険事務センターが2020年8月から年金の支給を停止したことを発見し、徳陽市社会保険事務センターと徳陽市陳情部門に行き、年金の全額を再度支払われることを要求した。

 徳陽社会保険事務センターは2020年8月、「周玉宝は2012年から2015年までの間、法輪功を学んだことで懲役3年の実刑判決を言い渡され、拘禁されていたため、3年間の年金を差し引くべきだ」として、周さんの年金を予告なく停止させた。2021年1月21日から2月19日にかけて、周さんは4回も関連部門に行って年金の支給を求めたが、徳陽市社会保険事務センターは法律を無視し、「上の省政府に訴えなさい」と言い放った。

 2021年3月5日、周さんが徳陽市陳情部門に行った時、女性の職員が「来週火曜日の午前9時に来て、徳陽市社会保険事務センターの責任者がここで陳情を受付します」と教えてくれた。

 2021年3月9日、周さんは徳陽市陳情部門を訪れた際、徳陽市社会保険事務センターの曠主任が応対した。

 曠主任は聞いた状況をメモにして、書類を受け取り、周さんが反映した状況を3つのポイントにまとめた。

 1、2012年から2015年までの年金は、差し引かれるべきではなく、法に基づき全額返還を要求する。

 2、2012年から2015年までの年金をなぜ2020年8月から停止されたか、根拠となる「川労社発[2006]18号通知」は2006年1月1日から発布されたもので、当時なぜ実施されなかったのか。

 3、彼らが依拠した「川労社発[2006]18号通知」は、『労働法』、『社会保障法』、『社保基金法』、『社会保険法』、『立法法』、『高齢者権益保障法』等に適合しておらず、それ自体は通達であり、法律ではないので、周さんの年金を止めるのは違法である。

 最後に、曠主任は「指摘した3つのポイントについて回答する」と言った。

 2021年3月22日、周さんは徳陽市人力資源および社会保障局からの受理通知を受け取った。通知には「あなたの服役期間中の年金の停止についての手紙は、当局に転送されて、受理が決定しました。2021年5月9日までに処理意見を文書で知らせします」と書かれていた。

 2021年5月13日、周さんはまだ返信を受け取っていなかったため、午後3時頃、徳陽市人力資源および社会保障局の陳情部門を訪ねた。女性の職員は確認した後、「人社局は2021年4月2日にすでに回答したが、郵送するのを忘れていた」と言って、『徳陽市人力資源および社会保障局の、服刑期間中の年金の停止についての回答』を周さんに渡した。

 『回答』を読んでみると、3つの質問のうちの1番目についてしか回答していないことがわかった。しかも、「川労社発[2006]18号通知」に基づいて、年金の停止は合理的であると書いてあり、ほかの質問には言及しなかった。

 (続く)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/14/434789.html)
 
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