河北省の李彬さん SNSでメッセージを送ったとして重刑科せられる
■ 印刷版
 

 【明慧日本2021年12月24日】河北省泊頭市の法輪功学習者・李彬さん(50才男性)は「WeChatでメッセージを送った」という理由で2021年4月、自宅に押し入ってきた河南省安陽文峰公安支局の警官らに連行され、家宅捜索を受けた。12月8日、李さんの妻は裁判所からの電話を受け、李さんに懲役7年、罰金5万元という重刑を科されたことが分かった。

 李さんが連行された後、安陽市文峰区検察庁は李さんの家族が弁護士に依頼することをずっと妨害していた。検察庁は弁護士の十数回にわたる案件調査に対して、「その人はいない」と嘘をつき、弁護士の介入を露骨に阻止した。

 李さんは真・善・忍に従ってより良い人を目指しているが、中国共産党に迫害された。

 2021年4月28日午前11時ごろ、河南省安陽市文峰区公安支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官4人は、泊頭市河東派出所の警官2人を率いて、身分証や捜査許可書など一切提示せず、李さんの家に押し入って家宅捜索をした。午後4時、李さんを連行して安陽市留置場に拘束した。

 6月5日、李さんの妻は国保からの電話を受け、李さんに対して不当な逮捕状が発布されたことが分かった。翌日、逮捕状が届いた。罪名は「邪教を利用して法律の実施を破壊した」だった。李さんの自宅の壁に貼っていた「福」の字も有罪の証拠となった。なぜなら、「福」の字に「真・善・忍」という3つの文字も印字されているからだという。

 弁護士は案件を調査していた時、「この案件は公安省が直接督促している」と公安局の関係者に告げられた。8月30日、弁護士は案件が検察庁に回っていることが公安局からの電話で分かった。家族はすぐに文峰区検察庁に確認したが、「その人はいない」と言われた。10月18日、家族は再度確認したところ、「その人はいない」と依然として李さんの存在を否認した。

 11月15日、家族と弁護士は検察庁に駆けつけて確認したが、担当はまた「その人はいない」と答えた。弁護士は「11月3日に来ても良いとあなたたちに言われたのに、いないとはどういうことですか」と質問すると、担当は「別の部屋に旧いシステムがあるので、調べてみる」と慌てて応じた。その後、担当は「10月4日に案件を裁判所に渡した」と弁護士に伝えた。

 家族と弁護士は開廷時の弁護について話し合おうと思い、まず留置場に行って李さんに会おうとした。しかし、李さんに会ったところ、11月10日にオンラインですでに裁判が終了していたことが分かった。

 12月8日、李さんの妻は裁判所から通知を受けた。李さんに懲役7年6カ月の実刑判決、罰金5万元(約90万円)を科されたことが分かった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/11/434654.html)
 
関連文章