明慧法会|いとこを救出する過程で心性を修める(一)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年12月25日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会(訳注:明慧法会)にあたって、私は自分の修煉経歴における段階を整理し、自分の不足を真剣に確認し、さらに速やかに法に則って正し、しっかりと行いました。ここでは私が同修を救出する過程でのいくつかの出来事を書き留め、師父にご報告するとともに、同修の皆さんと交流したいと思います。

 いとこが連行されて私は目が覚めた

 私の家族は3人とも大法を修煉しています。私のいとこ(同修)が故郷から一時的にやって来て、まずは私の家にしばらく滞在し、その後に自分の家を借りました。私といとこは、真相を伝えるために協力する中で、非常によく理解し合い、多くの場合、私たち2人はともに一緒に考えることができ、真相を伝えるための具体的な方法を含めて、相談の必要はなく、良い効果を得ることができました。そのため、私はいとこと一緒に物事を行うことを大切にしていました。

 長い時間を経て、私たち2人は実の姉妹のように仲良くなりました。ある時、いとこのことで家族に怒られると、家族が嫉妬していると私は非難しましたが、自分を見ようとはしませんでした。またある同僚が「2人の情の強さが私に伝わってきます」と言いましたが私は何も考えようとしませんでした。その後、いとこが突然中国共産党(以下、中共)に連行されてしまいました。これでやっと私は目が覚めました。

 内に向けて探し、自分を見つめ直してみると、私はいとこへの情が強すぎたのでした。大小問わず何でもいとこと話し合い、まるで気のおけない仲でした。時間が経つにつれ、人心が増えていき、時には言葉や行動に人心が混じり、法に則っていませんでした。私がいとこに頼りすぎたために、邪悪に隙を突かれる結果になり、私は反省しました。執着心を見つけた後、私はすぐに自分を正しました。しかし、いとこはまだ迫害されており、ただちに、私は弁護士に頼んで救出してもらわなければならないと思いました。

 依頼心を取り除く

 これまで私は同修の救助に関わったことがなく、どうすればいいかわかりませんでした。人権派弁護士をどこで探せばいいのか私がまさに悩んでいた時、慈悲深い師父は私を助けてくださり、いつも救出に参加している同修がすぐに私に声をかけてきました。私たちは2人の弁護士を探し、1人は地元の弁護士で、私たちのために会見していとこに情報を伝えることを担当しました。もう1人は地方から来た人権派弁護士で、弁護を担当しました。

 地方の弁護士が最初に来た時、留置場に行っていとこに会い、私たちに同行して公安局に行き解放を要求しました。それ以来、ほとんど訪れていませんでした。ある日、私は電話で地方の弁護士に「今度はいつ来るのですか」と尋ねると、地方の弁護士は、怒りにまかせて私に「あなたは私に電話してきませんでしたか? 私はあなたに言いませんでしたか?」と問い詰めました。私は「私はあなたに電話をしていません」と言いました。地方の弁護士はさらに憤慨して「どうして嘘をつくのですか?」と言いました。私はその時「なぜ理由もなくそんなに怒るのか?」何かおかしいと感じました。しかし自分が修煉者であることを考え、良いことも悪いこともすべて聞かなければならないのではないでしょうか? そこで私は何も言いませんでした。後でわかったのですが、同修が先に弁護士に電話して、弁護士に「いつ来るのか」と聞き、弁護士は私が電話してきたのだと勘違いしていたようでした。

 しばらくして、その弁護士が再びやって来ました。以前弁護士はすごく怒っていたと思い、私は弁護士に少し説明しましたが、弁護士は何も言いませんでした。私は弁護士の態度に動じることなく、さらには心性が向上する感覚も少しありました。後になって「私たちが弁護士を待ち望んで電話をかけたために、弁護士はとても焦り、私たちは弁護士に頼りすぎていた」と悟りました。弁護士の同伴なしに、公安局、検察庁、裁判所に行くのは私は嫌でした。このように見れば、弁護士が怒ることは私の依頼心を取り除いているのではないでしょうか? 私は心の底から感謝しなければなりませんでした。

 依頼心を取り除き、私は自分から率先して案件処理部門を探し、検察庁や裁判所に行っていとこの案件について質問しました。

 救出の過程で、いとこの家族の協力も必要でした。しかし、いとこの家族は私がいとこの面倒をしっかり見なかったことがいとこの連行につながったと私を非難しました。さらに裁判所が不当な裁判を行った時、別の若いいとこが弁護士の前で私に文句を言いました。その時、弁護士は感嘆しながら私に「あなたは本当にすごい、 あなたの我慢強さには感心します」と言いました。私は「やはり私はしっかり行えず、私には修めなければならないところがあります。彼女たちは修煉しておらず、私は彼女たちの気持ちを理解することができます」と言いました。弁護士は納得してうなずきました。

 自己を放下し同修と協力する

 救出の過程で、何人かの同修が続けて参加し、人が多くなり、より多くのアイデアが浮かんできました。私は同修の提案に注意深く耳を傾け、法に則っている限り同修の提案を採用しました。しかし同修はそれぞれが自分の意見を持っており、時には同修たちはお互いを否定することもありました。私も人心に動かされ、またある同修は過激すぎたり、ある同修は自己中心的すぎたり、同修間で意見の相違や対立があると思いました。

 しかし落ち着いて考えると、私は「修煉者に人心がないということはなく、人心を用いた考え方をするのは仕方のないことだが、私たちは自分を厳しく律しなければならず、また心性を修めなければならない」とわかりました。同修の救出という重要な場面で、もし私たちみんながそれぞれの意見に執着すれば、邪悪は喜んで妨害し、隙を突き、さらに混乱させるでしょう! 私はまず自分をしっかり管理し、トラブルを拡大させないようにしなければなりませんでした。その後、同修と交流し、私は「みんなそれぞれ長所があり、私たちはお互いに短所を補い合いながら、うまくやっていかなければなりません」と言いました。この交流は本当にうまくいき、みんなが交流内容を認めてくれました。

 そこで、同修たちはそれぞれの長所を発揮し、それぞれ分かれて行い、ある同修は迫害を暴露する文章を書き、ある同修はショートメールや写真付メールを送って真相を伝えました。またいとこの町の同修は協力して真相を書いた手紙を郵送し、さらに私と一緒に遠方まで行きました。いとこの両親とコミュニケーションをとって公安局や検察庁で、いとこの解放を求め、告発状を提出したり、そして裁判官の回避を申請する文章を提出しました。同修たちは全体を形成しました。

 公安部副局長に真相を伝える

 2015年の「江沢民告訴」の後、私といとこはこの公安局に不当に勾留されたことがありました。戻ってきた後、私は迫害に関わった副局長のところに行ってパソコンなどを取り戻したいと思いましたが、怖くて行けなかったので、今回私は正念を発して恐れる心を取り除きました。状態がよくなったと感じ、私はその副局長を見つけて副局長の事務所に座り、いろいろな角度から真相を伝えました。私は副局長に、江沢民集団が法輪功を迫害している理由、大法が世界の100以上の国と地域に広がっている理由、「天安門焼身自殺」が偽装事件であることを伝えました。副局長はずっとまじめに聞きました。そして、副局長は「皆さんはみな善良な人たちで、江沢民さえ死ねば、皆さんが迫害されることはなくなるでしょう」と言いました。

 また私は「共産党についての九つの論評」について伝え、なぜ「三退」しなければならないのかについて伝えました。副局長はすぐに党、共青団、少年先鋒隊を脱退し、さらに妻や息子も脱退させ、さらに「三退」のための仮名を残しました。また私は副局長に、仕事を変えて大法の迫害に加担するのをやめるようにアドバイスしました。数日後、副局長は、私を連行した時に私の家から持ち出したパソコン、ハードディスク、携帯電話と大法書籍を私に返してくれました。

 今回はいとこが連行され、警察は8万元の通帳を押収しました。私は再び副局長に会いに行き、副局長は私に銀行に紛失届を出すように言ったので、私はそうしました。その後、案件処理部門が案件とは関係のない私物を返却し、唯一通帳だけがなくなっており、何の説明もありませんでした。幸いにも、この副局長の協力により、私たちは8万元の損失を免れ、個々の警官の悪の企みを止めることができました。

 この副局長の善行も福報を得ました。ほどなくして、副局長は公安局から出向し、昇進して市政府機関に行きました。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/20/433264.html)
 
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