7年の冤罪を受けた広州市の馬民慶さんに懲役7年6カ月
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 【明慧日本2021年12月26日】広州市越秀区の法輪功学習者・馬民慶さんは2019年7月9日、自宅付近の越秀公園で路線バスに乗ろうとした時、広州市公安局の公共交通公安支局と地下鉄黄沙駅派出所の警官らに連行された。2021年12月20日、馬さんは海珠区裁判所に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金1万元(約18万円)を科された。

 長年にわたって迫害され、立てない状態に陥った馬さんの母親・王雪禎さん(76)も2021年3月17日に、海珠区裁判所に懲役4年、罰金5千元(約9万円)を科された。

馬民慶さん

 馬さんは1969年に生まれ、華南農業大学生物化学学部を卒業。真・善・忍の信条を堅持していたとして何度も中国共産党に迫害された。2001年、馬さん夫妻は迫害されてやむを得ず放浪生活をし、家があっても帰れなかった。妻は、2006年7月に連行され、労働教養を強いられた。同年10月、馬さんも連行され、2007年に越秀区裁判所に懲役7年の実刑判決を下されて、広東省四会刑務所に拘禁され、2011年に出所した。馬さんは元の仕事を失い、宅急便のアルバイトで家族一家の生活を維持していた。

 2019年4月、広州地下鉄西ろう駅が法輪功迫害や共産党脱党のwifi電波を受けたため、黄沙駅派出所は同年5月に案件を登録した。同年7月9日、10日、広州市の高齢法輪功学習者8人がこのWi-Fi事件関連で連行された。ほかの7人の学習者の名前は下記である。

 林作英さん(女性)1939年10月生まれ。

 曽加庚さん(男性)1942年11月生まれ。

 譚初英さん(女性)1943年生まれ。

 呉麗娟さん(女性)1944年生まれ。

 梁恵嬋さん(女性)1944年生まれ。

 張恵さん (女性)1945年生まれ。

 楊志剛さん(女性)1950年生まれ。

 全員は広州市第一留置場に拘禁された。現在、全員に懲役刑をかけられた。

 留置場に拘禁されていたある日、馬さんは偶然にも母親・王雪禎さんの姿を目撃した。母親も連行されたことがその時分かった。

 2019年8月、馬さんに不当な逮捕状が発布された。2020年1月2日、馬さんは裁判を開廷された。2020年2月末、馬さん、王雪禎さん、曽さんなどの学習者たちは海珠区留置場に移送されて引き続き拘禁された。

 2021年12月20日、海珠区裁判所は馬さんに懲役7年6カ月、罰金1万元(約18万円)の実刑判決を宣告した。

 馬さんの案件書類には一つの秘密書類があり、弁護士の閲覧は禁止されている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/23/435204.html)
 
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