バンクーバー:世界人権デーで、学習者は迫害の参与者に制裁を要求
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 【明慧日本2021年12月28日】2021年12月10日は「世界人権デー」であり、「民主主義サミット」は12月8日に開催され、カナダのトルドー首相は「民主主義サミット」に出席した。バンクーバーの法輪功学習者(以下、学習者)達は中国領事館の前で集会を行い、この機会にトルドー首相に人権を守るために声を上げるように呼びかけ、中国共産党(以下、中共)によって中国で拘禁中のカナダ市民の釈放の要求と、さらに中共の人権迫害に参与した高官らに制裁を求めるよう呼びかけた。 

'图1~2:二零二一年十二月八日,温哥华部份法轮功学员在中领馆前集会,要求中共释放被关押的加拿大公民,并制裁迫害人权的中共官员。(明慧网)'

バンクーバーの学習者達は中国領事館の前で集会を行い、トルドー首相に人権迫害を阻止するために声を上げるよう呼びかけた

 法輪大法協会:「カナダ政府は中共が法輪功を弾圧することに沈黙してはいけない」

 バンクーバーの法輪大法協会発表者・張素氏は、カナダ政府に対して集会で、カナダ法輪大法協会の「公告」を読み上げた。「公告」は次のように述べている。「法輪功を信仰するため、中共から中国で暴力を受けて拘禁されている孫茜さん、及びすべて迫害を受けているカナダ人を釈放するように呼びかける」

 カナダ籍の起業家・孫茜さんは法輪功を修煉しているため、2020年6月30日、中共に8年の不当判決を言い渡された。

 張素氏は「今でも、12人のカナダ人が中国の留置所、及び労働教養所で非法に拘禁されています。その内の1人で94歳のカナダ人楊景妍さんも含まれています」と強調した。

 また、張素氏は信仰を持つだけで学習者を迫害、虐待、誹謗中傷、さらに命を奪うのは、道徳に背くことですと発言した。

 彼女はカナダ政府に法輪功への弾圧に抵抗するように呼びかけた。「私たちの政府が沈黙すればするほど、加害者の味方になりやすいのです。私たちが弱ければ弱いほど、中共によるカナダの民主、道徳観、価値観、及びカナダ人への攻撃はますます酷くなっていきます。このすべては私たちが目にしている通りです」

 法輪功は「真・善・忍」を原則とし修煉し、1億の人が心身ともに健康になりましたが、1999年以後、法輪功は中共から残忍な迫害を受け、甚だしきに至っては生きたまま臓器を収奪されています。国際人権組織の調査によると、中共は、ずっと大規模に学習者の臓器を摘出していることを明らかにした。

 法輪大法協会:法律に従って中共の高官への制裁を呼びかける

 「公告」の中で「『マグニツキー法』に従い、人権を迫害した150人の中国高官らに対して入国禁止、資産の凍結、及び取引きを禁止するなど制裁を求める」と述べている。

 昨年の世界人権デーに、法輪大法協会はカナダ外務省大臣に150人の中共高官のリスト、及び法輪功が迫害されている証拠を提出した。

 張素氏は、発言の中で「今現在、中国では、法輪功は依然として最も酷い暴力を受けている団体です」と言った。

 女性の張さん:「母の救出をお願いします」

 カナダ人の張さんは、母親の救出を呼びかけた

 張さんの母・唐華峯氏は教師をしている、法輪功を修煉してから、多くの持病が消え、性格も優しくなった。人に法輪功を修煉して体調が良くなったことを伝えただけで、今年の6月、中共に拘禁された。彼女は2014年から2018年まで同じ理由で拘禁されたという。拘禁中、意識不明になり、心臓病を再発したが、拘禁は免れなかった。

 彼女は「中共が1999年7月20日、法輪功への弾圧を始めてから、無数の真・善・忍を信仰する学習者、及びその家族の人達が酷く傷付けられ、私の母・唐華峰もそのうちの1人です」と話した。

 彼女はカナダ政府、及び国会議員たちに共にカナダの民主、自由、人権の価値観、及び人類の尊厳を守るように行動してもらいたいと呼びかけた。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/10/434616.html)
 
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