真相伝えに関する修煉体験
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文/台湾桃園市の大法弟子 

 【明慧日本2022年1月4日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は2000年に法を得ました。修煉を始めた当初は、同修たちと一緒に各地の学校の創立記念日の祝辞会や運動会によく出向いて、大法の功法を披露していました。大法を得ることができたのは幸運だったという思いから、私たちは大法を広める機会をもっと増やそうと積極的に努力するようになりました。また、長い間、養老院に行って、お年寄りに煉功の動作を教えていました。手を上げることができないお年寄りがほとんどだったので、優しく手を握って動作を教えました。本当に学びたい人は、私たちに『轉法輪』や老眼用メガネの購入を託してくれました。大法の書籍を受け取った彼らは嬉しくてたまらず、大切に抱きしめていました。我々の互いの心には、感謝の気持ちと大切な機縁を逃したくないという気持ちが織り込まれいて、あたたかな喜びがありました。

 インターネット上では法輪功を学びたい多くの中国人に出会いましたが、彼らは大法を学ぶための資料を求めてきました。ある人は「貴重な書籍は思った通り不思議です、数段落を読んだだけで、はっと悟りました! 心から感謝申し上げます」、「これからは新しい人生が始まります!」と言いました。また、こういう人もいました。「天書はすごい! 私は以前、中国医学の推拿を学んだことがあり、天人合一や陰陽五行のバランスなどの理論も何となく知っています。天書はこれらのカテゴリーをはるかに超えており、真に悟り、徹底的に理解するためには、何十回、さらに何百回と読む必要があります」

 これらの中国の人々からのフィードバックに私は大変感動を覚えました。彼らは修煉のために探し求めていました。自分の歩んで来たこの路を振り返ってみると、法を得てから今まで、私の心情も少しずつ向上してきたのではないでしょうか。私は心より大法こそ私が求めていたもので、時間を無駄にせず、大切にすべきであることを認識していました。次に真相を伝える過程で人心を取り除いた修煉体験をシェアしたいと思います。師父の広々とした恩に感謝するには、さらに精進するしかないのです

 一、真相を伝える毎回の機縁は、いずれも単純なものではない

 経文『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』の次の段落を学ぶたびに、私はいつも不安を感じました。神韻チケットの販売に関する師父の説法となります。「なぜなら、法を正すことは絶えず前へと進んでおり、一歩一歩、その次元の人の順番になれば、上ではある天国、ある次元の天体に到達したら、その次元の人が見に来ますが、次回のその席はほかの人のものになり、彼のものではないのです」[1]

 私は考えました。もし、ある座席に座る衆生が座席に座るまでを私に割り当てられたとしたら、またその人を私が全く知らない、さらにどこにいるかも知らないとしたら、私はどうやって彼が席に着くまでを助けることができるでしょうか。

 神韻の宣伝活動中だったある日、インターネット上で三退を勧めていたところ、ネットユーザーのひとりが台湾に住んでいると言いました。話を聞いてみると、私と同じく桃園に住むシニアエグゼクティブであることが分かりました。そこで、彼に神韻を紹介したところ、すぐに深い興味を示してくれましたが、仕事が忙しく、出張も多かったため、なかなかチケットを購入してもらえませんでした。公演当日、再度連絡し、少ない残席情報を伝えましたが、返信はありませんでした。しかし、しばらくして、彼は写真を一枚送って来ました。彼は私からの情報を受け取った直後に、スーパーにかけつけて神韻のチケットを買っている写真でした。

 公演当日は私はスタッフとして働いていました。彼は私の推薦に感謝し、公演を鑑賞後初めて生体臓器摘出のことを知ったと言い、私に詳しい情報を求めてきました。この出来事から、私は深く体得しました。神韻公演には確かに彼の席があり、本当に私が責任を以って彼がこの会場に入って神韻を鑑賞するようにしなければならなかったのです。しかし私たちはお互いに知り合いではありませんでした。幸いにインターネットを通じてこの素晴らしいことが成し遂げられたのです。師父が弟子のためにすべてを用意して下さっています。弟子はそれをやり遂げなければならないと深く感じ取りました。

 真相を伝える時も同じではないでしょうか。縁あって、真相を聞きに来る人はみな師父が苦労して手配し、私たちに切り開いてくださった機縁なのです。すべて単純なことではないのです。また、師父がおっしゃった「世に下りる前、かつて私たちは約束した誰が先に法を得れば、もう一人を探そうと 」[2]という説法についてさらに深く体得できるようになり、人を救う責任の重大さを怠るわけにはいかないと感じ取りました。

 二、発正念を重視する

 発正念の大切さは認識していても、とても長い間ずっと形骸化していました。自分の空間場をきれいにすることを重視しなければ、その後の発正念もうまくいかないことに気付きました。そして、自分の空間場をきれいにする時間を増やしました。定時毎に少し前もって発正念のために座るだけでなく、真相電話をかける前にも、長時間正念を発しました。こうすることによって、真相を伝えることに明らかにプラス的な影響が出て来ました。電話に出てくれる確率が多くなり、聞いてくれる人が増え、三退される率も安定してきて、自分も比較的正念を保てる状態を維持することができました。

 例えば、一度電話をかけると、向こうからボソボソとたくさんの声が聞こえてきました。ある人は「台湾からだ」と言い、ある人は「脱党を勧めている」と言い、ある人は「電話を切れば」と言いました。私はざわつくなか、正念を保ち、影響されないように、話すべき内容を話し続けました。突然、「私は三退したいです。私は党員です。私の脱退に協力してください。あなたもご存じのように、私はあまり多く喋ることができません…」という人がいました。私は直ちにこの人が三退に反対する数人の仲間に囲まれていながらも、この瞬間を捉えて、退党のチャンスを掴んだことを感じ取りました。私は急いで彼に「志成」という仮名をつけて、これで良いですか? と伺いました。彼は3回復唱して、「分かりました。私の名前は志成、私の名前は志成、私の名前は志成ですね」と言いました。私は、彼を友人として追加してから、再び連絡し、彼の友人たちに三退を勧めてもよいかと聞きました。彼の同意を得てから、私はすぐに電話を切りました。

 次の電話は、お医者さんでした。私が彼に三退を勧めていた時、彼はずっと私が病気を診てもらおうとしていると思い込み、診療内容を絶えず繰り返しました。「私は貧乏な人には無料で診てあげます。何か難病を患っているなら教えてください」と言いました。その時は、いくら話題を真相に持っていこうとしても、何かに隔てられたような感じで、私がどう話しても、彼は私の話を聞こうとしませんでした。しかし、事前に発正念していたため、私は終始正念を保つことができました。彼は非常に焦っていたものの、異様に長い時間、電話を切りませんでした。

 私は、「無料で人を診てくれるなんて、大変優しい人ですね」と褒めながら、「共産党の党員、共青団と少先隊から脱退しなければなりません!」と、スピードを落としてはっきり噛み砕いて伝えました。突然、その隔たりがなくなったかのように、彼は一瞬にして、「ああ、なるほど、あなたは脱党の話をしてますね、私は党員です!  そうですか、妹よ、ここで仲間内で話すのはいいですが、外に出て話さないでください、共産党に逮捕されますよ。文良という名前で脱退ですね、良いです! 良いです! 分かりました、分かりました。友達になりましょうか!」と、急に悟ったように言い出しました。その過程で、彼はかなり攻撃的で非常にせっかちでしたが、正念をしっかり発したことにより、私は恐れず、あきらめず、どうすれば彼に話を聞いてもらい、理解してもらえるかに専念していましたので、その見えない妨害の隔たりを打破することができました。

 またある日、ある86歳の男性に出会いましたが、彼は脳卒中で体が動かなくなり、視力も落ちているが、法輪功のことを知りたいと言いました。老人の状況を把握した上で、私は彼に聞きました。「私は毎日、師父の説法録音をあなたに聞かせます。あなたは私の伝えた通りにする必要があります!」と彼に提案したところ、彼は受け入れてくれました。嬉しいことが次から次へと起こりました。

 彼は『轉法輪』の第一講を聞き終わらないうちに、私にこう言いました。「李先生、どうもありがとうございます! 真・善・忍は素晴らしい! 心身とも浄化してくださった李先生に感謝します! 知恵を授けて悟りを開かせて頂いたようで、豁然と眼前が開けた気がします。気功とは修煉であるとよく分かりました。修煉とは心性を修めることですね。 あなたに敬服します。あなたたちは個人の休み時間を犠牲にして、みんなのために尽くしていますね、非常に感謝します」

 第二講を聞いていた時、彼はこう言いました。「昨日、師父の煉功を教えているビデオを見ていた時、不自由だった右側の手足を、画面をみながら少し真似してみたら、右足に変化があり、普通に歩けるようになりました。これはまったく奇跡です!」第七講を学んでいた時、彼は右手も高く上げて煉功できるようになったと教えてくれました。

 そんな大きな変化を遂げたにもかかわらず、彼は突然、私を友達から削除しました。私はまだ第九講の説法ビデオを送り終わってなかったので、焦りました。そしてすぐに発正念して、すべての妨害の要素を取り除きました。それから、彼が絶対私を友人に追加し戻して、師父の説法を最後まで聞かせることができるという一念を発しました。同時に内に向けて探しました。自分の修煉のどこに不足があるのか、この過程において歓喜心が生まれてないかなど探してみました。

 その翌日、彼は私を友人に追加し戻し、アメリカの大統領選のせいで削除してしまったと言いました。(この世に)また正義が残っているかと疑問を抱き、修煉について動揺してしまったようです。私が彼と交流後、彼は心のしこりが解け、自分が人間の固有の観念で世界をみ、問題を考えていたため、問題の本質を見分けられなかった、今後気を抜かずに修煉すると言いました。

 彼が私を友人に追加してくれたのを見た時、私は思わず涙を流してしまいました。発正念と内に向けて探すという、師父が私たちにくださった宝物に震撼されました。今後、私は真相を伝える前に発正念をすることをさらに重視し、すべての妨害要素を取り除きます。

 三、穏やかな心理状態を保つ

 私が真相を伝える時、夫はよく隣で聞いていて、いつも美味しいものを私に残してくれています。私が電話で話し終わると、「今、恥ずかしくなるくらい叱られたから、これを食べてください」と言ってくれます。真相を伝えるなか、相手がどんな態度であっても、私は心を穏やかに、動じないように、さらに優しく接することを心がけています。相手がこちらの誠意を感じると、一転して態度を変え、真相を受け入れようとすることが多いのです。

 例えば、私はチャットで三退を勧めています。前の同修がすでに多くの真相を伝えていたので、多くのネットユーザーがほぼ真相を理解しており、ネット上で自ら三退した人もたくさんいました。ある時、キリスト教徒にお会いして、三退ブームをご存知ですかと聞いたら、彼は怒り出して大いに罵り、「私はすべての真相を知っています。なぜあなたに助けてもらわなければならないのですか」と慌てふためき、大声で叫びました。私はすぐに「この世ですれ違って、話ができなかった人にも慈悲を与えなければなりません」[3]という師父の説法を思い出し、彼に邪魔したことを謝り、彼を祝福しました。

 そして、他の人に三退を勧め続けましたが、なんと、その少し後にこの人から電話がかかってきて、次のように言われました。「ごめんなさい! さっきはちょっと焦っていました。あなたはずっととても優しかったのに、とても恥ずかしいです。信念は違いますが、あなた達のやっていることは理解できます。16年間、党費も払わず、如何なる活動にも参加していませんので、実質的にはとっくにこの組織から脱退していますが、あなたの誠意に応えるため、私はあなたに協力してこのことを成し遂げたいです!」そして、私に自分の身分証明証の番号を教えてくれようとしました。

 結び:時間を無駄にせず、自分をしっかり修め、自分の歩んでき道を大切にする

 師父は次のように説かれました。「真相を世の人に伝えることは、見た目では簡単そうに見えますが、衆生の未来に関わっています。このことを良く行いたければ、自分自身をしっかり修煉しなければなりません」[4]

 そうですね。毎日の一瞬一瞬が修煉であり、時々刻々自分の考えを意識しなければなりません。ある日の早朝、煉功点で五式の 功法をやり終えてから、家に帰って来た時、私は凍りつきました。居間から寝室まで、至る所、舅の排泄物でした。舅のベッドのシーツは全部汚れて臭くなっていました。私が帰宅したのを見た姑は、私の目の前で舅を叱りつけ、叩きました。私は、「お母さん、お父さんを叩かないで下さい! 彼はわざとやったわけではないし、彼もこうしたくないでしょう。大丈夫です。私が片付けます」と、姑を優しく慰めました。

 その日は、片付けをした後、疲れ果ててベッドに倒れ込みましたが、疲れていても、不機嫌ではなく、ただ自分のやるべきことをやっていました。舅は高齢でアルツハイマー型認知症で、知力が退化していたため、姑は舅のお金を自分が管理し、彼に煙草を買わせないようにしました。しかし、舅はそのことを忘れていて、私が自分のお金を盗んだと私の夫に伝えた上、この料理や洗濯する私を実家に帰らせるように要求しました。夫はすべてが分っていたため、笑顔で「帰らせません。帰らせたらこれほど素晴らしい嫁は見つかりませんので」と言いました。

 舅が亡くなった今、献身的に仕えたことを振り返ってみても、後悔はありません。大法の修煉を通して人と人との因縁関係を理解していなければ、このすべてに素直に向き合えなかったと思います。また修煉の道において、これからうまく乗り越えられる試練もありますが、一部はもうその機縁がないかも知れませんので、この万古の機縁をさらに大切にすべきだと感じます。普段の生活の中、私はまず時間を無駄にしないで学法し、それから家事などを行ないますが、家族に食事を作ってあげるなど家事を少しも怠っていません。5分、10分でもよく、少し緩めると、時間は気付かないうちに過ぎ去って行きます。

 師父は、「時間が先延ばされたのは皆さんのため、衆生のためなのです」[5]と説かれました。必ず時間を大切にし、無関心になってはなりません。

 以上は限られた次元での修煉体験となります。同修のみなさんと励まし合いと思います。

 師父、ありがとうございます! 同修のみなさん、ありがとうございます!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」
 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟三』「誓約を果たす」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法四』「二〇〇三年アトランタ法会での説法」
 [4] 李洪志師父の経文:『台湾法会を祝う』
 [5] 李洪志師父の経文:『二〇一三年米国西部国際法会での説法』

  (2021年台湾法輪大法修煉体験交流会発表原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/24/435213.html)
 
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