広東省の蓬江区裁判所 法輪功学習者に重刑を下す
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 【明慧日本2022年1月5日】中国共産党の江沢民グループは1999年7.20法輪功への弾圧を引き起こした。それ以来、広東省江門市の蓬江区裁判所は、江沢民の政策に従って、濡れ衣を着せられた法輪功学習者(以下、学習者)に重い懲役を科し、高い罰金を科している。少なくとも学習者10人に懲役7年以上の判決を言い渡した。余栄新さん、謝清さん夫婦と、蒋暁明さん、郭常偉さん夫婦はいずれも同裁判所で重い判決と5万元の罰金を宣告された。現在、蓬江区裁判所は江門市の学習者迫害の指定裁判所になっている。

 以下、蓬江区裁判所が学習者に対する重刑を下した事例の一部である。

 ◎劉炳霖さんに懲役10年、陳麗梅さんに9年の不当判決

 劉炳霖さん(53歳男性)は江門市の出身で、法輪功が迫害されている事実を人に伝えた際、警官に連行された。そして、2010年5月7日、蓬江区裁判所に懲役10年の判決を言い渡されて、広東省四会刑務所に収容された。

 陳麗梅さん(46歳女性)は広東省湛江市の出身で、2010年5月7日、蓬江区裁判所に懲役9年の実刑を下されて、広東省女子刑務所に収容された。

 ◎郭常偉さん、蒋暁明さん夫婦に懲役10年と7年の不当判決

 蒋暁明さんは1970年生まれ、武漢大学で国際金融を専攻し、卒業後、中国建設銀行の江門支店に就職した。妻の郭常偉さんも、中国建設銀行の江門支店に勤めていた。蒋さんと郭さんは2000年7月と10月、法輪功の陳情に北京へ行ったとして、労働教養処分2年を科された。郭さんは三水婦人教養所で迫害によって命を落とすところだった。

 2004年10月18日夜、蒋さん夫婦は江門市の五邑大学で法輪功迫害の事実を人々に伝えていたとき、警官に連行され、江門市留置場に送られた。その1年後、蓬江区裁判所は、郭さんに懲役10年、蒋さんに懲役7年の判決を宣告した。

 ◎余栄新さん、謝清さん夫婦に懲役8年6カ月、7年6カ月と罰金5万5000元の不当判決

 2017年9月18日、余栄新さんは連行され江門市留置場に拘禁された。妻の謝清さんは9月21日に連行され、同じ留置場に送られた。未成年の息子が1人家に残された。

 2018年7月31日、夫婦ともに江門市蓬江区裁判所に起訴された。9月11日に同裁判所に不当な裁判を受け、法廷で弁護士は夫婦に無罪の弁護をした。

 2018年12月28日、蓬江区裁判所は法律を無視し、余さんに懲役8年6カ月と罰金3万元、謝さんに懲役7年6カ月と罰金2万5000元の判決を宣告した。その後、夫婦は判決を不服として、ともに江門市中級裁判所に控訴した。しかし、原判決維持との結果を出された。

 現在、余さんは広東省北江刑務所に収容され、謝さんは広東省女子刑務所に拘禁されている。

 ◎曾尉英さんに懲役8年と罰金3万元の不当判決

 曾尉英さん(48歳女性)は、江門市鶴城鎮に在住。2019年5月14日昼、警官8人は、曾さんの鶴城鎮の家に行き、家宅捜索をし、法輪功の書籍、法輪功の資料、iPadなどの私物を押収した。当日の午後、警官らは曾さんの沙坪鎮の住居にも行き、ドアをこじ開けて家宅捜索をした。曾さんは連行され拘禁された。

  翌日、曾さんの高齢の両親が警官に呼び出され、尋問を受けた。警官らは両親から数万元をゆすり取ろうとしたが、貧困の両親は払えなかったため、取ることができなかった。

 その後、起訴された曾さんは2019年12月4日、蓬江区裁判所に懲役8年と罰金3万元の判決を下された。

 ◎王斌さんに懲役8年と罰金3万元の不当判決

 王斌さん(男性)は1976年生まれで、蓬江区に在住している。2017年5月22日、王さんは蓬江区公安分局と花園派出所の警官によって連行され、江門留置場に拘禁された。留置場で足枷をつけられたまま、王さんは階段を登らされた。そのため、両足から血が流れ、体にも傷害を受けた。6月28日に王さんは不当に逮捕状を発付された。

 2018年末、王さんは、WeChatで法輪功迫害の真実を広めたとして、蓬江区裁判所に懲役8年と罰金3万元の判決を宣告された。

 判決を不服とした王さんは控訴したが、原判決維持との結果を出された。

 王さんは1996年から法輪功を学び始めた。当局が法輪功弾圧を開始した後、王さんは尾行、嫌がらせ、電話の盗聴、労働教養処分などの迫害を受けた。

 2000年、法輪功迫害の真実が書かれた資料を配ったとして王さんは連行され、三水労働教養所に3年間拘禁され、ひどい拷問を受けた。

 2006年11月1日夜10時、江門610弁公室と花園派出所の警官は王さんの家に押し入り、家宅捜索をし、王さんを猛打して連行した。三水洗脳班に連行された王さんは6カ月後に解放された。

 ◎李愛群さんに懲役8年の不当判決

 李愛群さん(女性)は1949年生まれ、1996年から法輪功を学び始めた。その前、李さんは鼻炎、偏頭痛、腰椎・頸椎の病気を患っていた。法輪功を学んでから、病気が完治し、健康を取り戻した。

 2012年10月23日午前、李さんは自宅で蓬江区の警官に連行された。同日、学習者・馮崎峰さんも連行された。

 2013年7月31日午前、蓬江区裁判所は李さんと馮さんに対して不正裁判を行なった。法廷で弁護士は2人に無罪の弁護をし、2人自身も自己弁護をした。

 しかし、2013年11月26日、李さんは蓬江区裁判所に懲役8年、馮さんは懲役3年の実刑判決を下された。その後、2人とも控訴したが、「原判決維持」とされた。

 ◎区華英さんに懲役7年6カ月と罰金2万元の不当判決

 区華英さん(女性)は1953年生まれ、江門市江海区に在住。2018年2月、江門市蓬江区白沙市場、江華二路、砲台南路、良化大道、白沙大道などで、警官は法輪功が迫害されている真実の内容が入ったDVDを見つけたため、区さんが配ったと疑った。

 そして、2018年3月21日、区さんは蓬江区港口路文化城付近で蓬江区公安分局の警官に連行され、4月21日に不当に逮捕状を出された。同年年末、蓬江区裁判所に懲役7年6カ月と罰金2万元の判決を下された。その後、控訴した区さんは、2019年3月4日に原判決維持との結果を下された。

 ◎梁秋長さんに懲役5年と罰金1万元の不当判決

 梁秋長さん(女性)1970年生まれ、江門市江海区に在住、散髪屋を経営している。2000年から、梁さんは法輪功を学び始め、法輪功の恩恵を受けた。そして、梁さんは法輪功を学んで体得した法輪功の素晴らしさを人々に伝えた。

 2020年7月14日昼1時ごろ、梁さんは蓬江区花園新村で法輪功の真実が書かれた資料を配る際、七堡派出所の警官に連行された。午後4時過ぎ、10数人の警官は手錠をつけたまま梁さんを連れて、梁さんの家に行き、家宅捜索をした。「法輪大法は素晴らしい」と書いてあるカード1枚を探し出したため、警官は梁さんを新会区留置場に送り込んだ。8月21日、梁さんは不当に逮捕状を発付された。

 2021年5月28日、梁さんは蓬江区裁判所に懲役5年と罰金1万元の判決を言い渡された。

 梁さんは2016年10月、新会区公安分局の警官に連行された。2017年9月28日、新会区裁判所に2年と罰金6000元の判決を宣告され、広東省女子刑務所に入れられた。2018年10月に帰宅した。

 ◎湯艶蘭さんに懲役5年と罰金1万元の不当判決

 湯艶蘭さん(49歳女性)は2019年4月、ネットでパソコンや穴あけパンチ、コート紙、A4印刷用紙、インク、トナーなどを購入した。湯さんのネットでの購入記録を監視していた警官は、湯さんが法輪功の資料を作成しようとしているのではないかと疑った。4月22日、蓬江区公安分局の警官は湯さんの自宅と車庫を家宅捜索して、湯さんを江門市留置場に送って拘禁した。

 2020年9月、湯さんは蓬江区裁判所に懲役5年と罰金1万元の判決を下された。その後、湯さんは控訴したが、2020年12月24日に原判決維持との結果を出された。

 かつて、湯さんは2015年6月28日、蓬江区公安分局と提東派出所の警官に連行され、1カ月間拘禁された。2017年7月5日、麻園派出所の警官は湯さんを連行し、15日間拘束した。

 林侵穏と李磊は、蓬江区裁判所の学習者に不当な判決を下す主な裁判官である。林は女性で、1972年7月26日生まれ、1992年に蓬江区裁判所に入った。2014年に刑事廷の副廷長になった。李は刑事廷の副廷長である。傅志堅は2012年に蓬江区裁判所の所長になり、法輪功の迫害に積極的に参加し、蓬江区裁判所を江門市の法輪功迫害の指定裁判所にした人である。2021年9月、同裁判所の所長は謝建華に変わったという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/12/21/435093.html)
 
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