【明慧日本2021年1月5日】山東省威海市の法輪功学習者・孫静さんは2021年1月5日に連行され、その後、血圧が上昇し200mmHg以上となり、3月21日、裁判待ちという形で一時釈放された。しかし、孫さんの書類は検察庁や裁判所に回った。12月3日、裁判所は、自宅で横たわっていた孫さんに、オンライン裁判を行った。同月21日、孫さんは警官に裁判所に連れて行かれる途中、車の中で裁判の結果を宣告され、懲役8年の判決を下された。現在、孫さんは自宅にいる。
孫さんは威海市環翠区温泉鎮に在住。2015年7月、孫さんは法輪功を修煉しはじめた。その前から、孫さんは会社を経営しており、現在30人の従業員がいる。
無理やり連行
2021年1月6日朝、威海市の公安局、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らがいきなり孫さんの自宅と工場に入り、家宅捜索を行った。多くの法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、パソコン、プリンターなどを押収した。従業員たちの携帯電話なども押収され、電話に出ることも禁止された。従業員がトイレに行ったり、ご飯を食べるときも警官がついていた。午前8時から夕方にかけて、従業員はずっと工場を離れることができなかった。
孫さんと姉(修煉者ではない)、及び3人の従業員が派出所に連行され、尋問と家宅捜索を受けた。孫さんの姉妹は栄成市留置場に拘禁された。留置場に入る前に、看護婦が孫さんの血圧を3回測ったがいずれも200mmHg以上あり、警官の指示で看護婦はデータを190mmHgに改ざんし、孫さんを留置場に入れた。
孫さんは2カ月隔離された後、文登区留置場に拘禁された。それ以来、孫さんの血圧は高くなっていた。2021年3月21日、孫さんは裁判待ちという形で釈放されて帰宅した。
自宅で開廷され、車の中で判決を宣告された
孫さんは留置場に拘禁されていた期間、娘は普通の弁護士に依頼した。その弁護士は人権擁護の弁護士ではないため、2021年12月3日、孫さんの家にやってきてオンライン裁判を行った。
12月17日、国保が一団の警官を率いて孫さんの工場に入り、孫さんの健康診断を行った。2回血圧を測ったが、1回目は209mmHg、2回目は217mmHgで、検査の結果が基準に満たしていないため孫さんは留置場には入らず帰宅した。
4日後、孫さんは栄成裁判所に連れて行かれた。孫さんは依然として血圧が高かったため、車を降りられなかった。そのため裁判所の人員らは車の中で、孫さんに懲役8年の実刑判決を宣告した。
孫さんは再び家に送られたが、2022年2月にまた健康診断をして、その結果で判断し、拘禁するかどうか決定すると言う。