張玉紅さんが衰弱 刑務所は釈放を条件に家族に20万元を強要
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 【明慧日本2022年1月6日】遼寧省阜新市に住む法輪功学習者・張玉紅さんは遼寧省女子刑務所で脳卒中を起こし、寝たきりとなった。当局は医療仮釈放を拒否し、釈放と引き換えに家族から20万元を要求したが、家族は強要に耐えられず、張さんは現在も拘禁されている。

 2018年11月7日の夜、張さんと2人の法輪功学習者は電動自転車で外出し、阜新市国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の于鵬ら警官に尾行され、連行された。

 2019年7月に太平区裁判所で懲役4年の判決を受け、9月24日に遼寧省女子刑務所の第5区に連行された。牛景景という看守が、張さんに法輪功を放棄するよう強要した。張さんが応じなかったため、牛は受刑者に命じて、靴で張さんの頭を殴らせた。

 張さんは2020年6月末に脳卒中になり、数ヵ月間昏睡状態が続いた。家族が面会のため集中治療室に行っても、看守は張さんに近寄らせず、質問にも答えなかった。医師は、張さんの背中に怪我があることを家族に伝えたが、看守は家族が張さんを見ることを妨げ、医師が張さんの状態について詳細を話すことも許さなかった。

 また、看守は家族に、張さんの状態について刑務所は一切の責任を負わないという書類に署名するよう強要した。張さんの家族を面会させなかったのは看守だが、彼らは家族が定期的に面会しないことを非難し、それが「病気になった原因」だと主張した。

 その後、医師は張さんを2度にわたって手術した。看守は医師が家族と連絡を取ることを阻止し、さらに張さんの医療費として10万元を支払うよう要求した。

 2月上旬、張さんの家族は張さんとオンラインで面会した。張さんはもう人工呼吸器をつけておらず、話せるが、はっきりと話すことができない状態だった。また、右半身を動かすのも困難な状態である。

 その後、刑務所側は、張さんは第5区から高齢者と障害者のための第11区に移された、家族が面会できないようにし、医療費を負担するように要求した。

 11月にようやく面会が許された家族は、車椅子に乗せられ、頭の片側が大きく陥没している張さんの姿に打ちのめされた。

 看守は張さんが法輪功を放棄しないと責め、毎月200元しか日用品を使わせないようにした。

 張さんの家族は、張さんがすでにこのような状態なのに、なぜ看守は張さんを迫害し続けることができるのかと言った。張さんは面会の間、ずっと泣き続けていた。看守は、張さんが感情的になることを恐れ、予定時間前に面会を終了した。

 刑務所での肉体的な拷問に加えて、共産党の官員は、法輪功学習者の服役中は退職金を受け取る権利がないという方針を理由に、張さんの年金を停止し、連行後の最初の2年間に受け取った年金を返還するよう家族に要求した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/28/434129.html)
 
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