2021年 131人の法輪功学習者は迫害で死亡(一)
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 【明慧日本2022年1月13日】明慧ネット報道の統計によると、2021年において、131人の法輪功学習者が中国共産党(以下、中共)の迫害により死亡した。内訳は1月9人、2月8人、3月10人、4月13人、5月6人、6月19人、7月12人、8月12人、9月3人、10月9人、11月16人、12月14人である。

図1:2021年、中共の迫害により死亡した学習者の一部

第一列の左から:丁桂英さん、呂観茹さん、毛坤さん、呂松明さん、劉秀芳さん、謝徳文さん 

第二列の左から:李彩娥さん、張翠翠さん、李紅偉さん、公丕啓さん、康愛芬さん、呉東升さん 

第三列の左から:王香菊さん、李桂月さん、周賢文さん、郭琪さん、孫秀軍さん、初立文さん 

第四列の左から:郭鴻雁さん、馬英さん、常秀華さん、潘英順さん、宋秀蓮さん、付貴華さん

 情報収集期間:2021年1月1日から2021年12月31日まで、そのうち、過去に発表されなかったデータ(2017年2人、2018年4人、2019年2人、2020年22人、2021年に迫害されて死亡した人数101人)を含む。

图2:2021年获知131名法轮功学员被迫害离世

図2:2021年131人の学習者が迫害により死亡

 迫害事例は中国本土の24の省、自治区、直轄市に分布している。迫害の最もひどい地域は遼寧省25人、黒竜江省24人、吉林省15人である。

图2:2021年获知中国大陆各地131名法轮功学员被中共迫害离世

図3:2021年、中国各地において131人の学習者は迫害により死亡

图4:2021年被中共迫害离世法轮功学员男女比例

図4:2021年、中共の迫害により死亡した学習者の男女比例

图5:2021年被中共迫害离世法轮功学员按年龄统计

図5:2021年中共の迫害により死亡した学習者の年齢別人数統計

 中共の政法委員会(治安・司法などを統括する機関、以下、政法委)、610弁公室、法曹機関などは江沢民の「殺しても責任を問わず、身元の確認をせず、直接火葬をする」「名誉を汚し、経済力を断ち、肉体を消滅させる」という滅絶の政策を続行している。最近、明慧ネットは中共には法輪功に対して「死亡者枠」があり、学習者がどれくらい殴られて死んでも通常の死亡として扱われることを暴露した。中共が人類を残害し、人類に反する本質をうかがうことができる。

 迫害で死亡した学習者らは、皆生前からそれぞれ迫害を受けていた。

 濰坊市政法委員会幹部の学習者・姜国波さんは生前77種類の拷問を受け、そのため39回も瀕死の状態になった。瀋陽市の王素梅さんは10年間不当に拘禁され、遼寧省女子刑務所で20種類以上の拷問を受けた。黒竜江省依蘭県の李桂月さんは黒竜江省女子刑務所で毎日殴られ、十分な食事も与えられず、睡眠禁止、トイレ禁止、小さい腰掛けに座り続ける、首を絞められるなどの虐待を受けた。湖南省湘潭市の「正義のために勇敢に事を行った賞」を受賞した教師の呂松明さんは、刑務所でさまざまな迫害を受けた結果、歯が20本抜けてしまい、出所した時はわずか6本の歯だけになった。

 中共による法輪功への迫害は、1日も止まることなく、いまだに続いている。

 法輪功学習者が迫害により死亡した事例の一部

 一、派出所で迫害されて死亡した事例

 1、黒竜江省鶴岡市の李双燕さん連行された終日、迫害されて死亡

 黒竜江省鶴岡市興安区の学習者・李双燕さんは2021年12月16日に身柄を拘束され、1日中、迫害された。翌日17日に死亡した、享年45歳。

 李さんは12月16日に富力派出所の警官に身柄を拘束され、派出所で30時間近く拘禁された。警官は李さんが重体に陥ったのを見て、17日の夜、李さんの夫に迎えに来るように連絡をした。李さんの夫が富力派出所に行った時、李さんは歩けず3人の警官に支えられながら出てくると、息も絶えだえに「家に帰ろう」と言った。

 しかし、帰宅途中で李さんは危篤になり、救急車が来た時は、すでに息絶えていたという。

 2、山東省の孫丕進さん、連行された翌日に死亡

 山東省臨沂市蒙陰県東儒来村の学習者・孫丕進さんは2021年6月17日、野良仕事をしていた時、県の蒙陰街道第一派出所に身柄を拘束されて、翌日に死亡した。8日後の6月26日、蒙陰当局は家族に秘密裏に遺体を火葬させた。孫さんの妻も数年前に死亡し、娘の孫玉嬌さんは現在、臨沂市留置場で拘禁されている。

 1999年7.20以降、孫さんと妻の于在花さんは法輪功を学び続けているという理由で、それぞれ蒙陰鎮の王世鑫、公丕宝、姜懐忠、王欣などから迫害を受けた。そしてまた蒙陰610弁公室の類延成、房思敏、王欣(その後610に雇用)などから残酷な迫害を受け、家財も全て押収された。孫さんは2003年に懲役5年の不当な判決を宣告され、濰坊市刑務所でさまざまな拷問を受けた。

 二、留置場で迫害されて死亡した事例

 1、郭振芳さん、赤峰市松山区留置場で迫害されて死亡

 内モンゴル赤峰市松山区の法輪功学習者・郭振芳さんは2021年6月9日夜、松山区留置場で他界した。家族は公安の電話を受けてからすぐに病院へ行くと、郭さんの遺体の鼻に血痕があり、背後の腰から下は紫色に染まっており、片足の膝の内側の傷を確認した。

 しかし、数十人の私服警官は、家族がそれ以上遺体に近づけないように現場で見張っていた。その後、家族の同意を得ず、郭さんの遺体は松山区斎場に送られた。

 病院の情報によると、郭さんは病院に搬送された時、すでに死亡していたという。6月8日、松山区裁判所が郭さんと馮玉華さん夫婦に対して開廷をした時、郭さんはまだ元気で、自分で車から降りて法廷に入ったが、わずか1日で、留置場で迫害されて死亡した。

 2、李建設さんは、河南省駐馬店市留置場で拘禁期間中に死亡

 2021年6月20日、駐馬店市駅城支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・王鵬雲などは駐馬店雪松路紗工場の社宅に住む学習者・李建設さんを同市留置場に連行した。7月2日、李さんの家族は李さんが病院のICU病室に送られたことを知らされた。家族が見舞いに行った時、李さんの背部、腕、首などが腫れて症状はひどかったという。7月6日、李さんは病院で死亡した。

 3、吉林省長春市農安県の孫鳳仙さんは懲役2年の不当判決、不当な死亡

 農安県の法輪功学習者・孫鳳仙さん(65歳女性)は産婦人科の医者である。2020年7月15日、県国保と古城派出所に身柄を拘束された。

 2021年7月26日に懲役2年の不当な判決を宣告された。同年12月3日孫さんは、県留置場で突然脳出血の症状が現れ、長春市中日聯誼病院に送られた。手術を受け、回復も順調で、医者に意識が戻る可能性があると言われた。

 12月13日、孫さんは県漢方病院に移送された。15日の夜中0:40ごろ、家族は孫さんが重篤になったと連絡を受けた。孫さんは15日午前1:40分ごろに死亡した。

 4、成都の会計士・毛坤さんは同市の留置場で死亡

 毛坤さん(57歳女性)は成都市の優秀な会計士である。2020年12月に懲役1年6カ月の不当な判決を宣告され、迫害され、2021年4月11日に死亡した。

毛坤さん

 毛さんはコツコツと働き、優れた仕事の能力と正確さ誠実さで上司と同僚に信頼され、好かれた。しかし、法輪功を学んでいるとの理由で2回労働教養処分を科され、懲役5年6カ月の不当な判決を宣告されたことがある。

 2019年7月10日午後3時過ぎ、成都市金牛支局国保の警官、茶店子派出所の警官・孟紅などは毛さん宅に侵入し、毛さんの腕が折れるほど殴った。

 2020年12月28日午前9時半、金牛裁判所は学習者・毛坤さん、杜栄さん、張珍華さん、陳世貴さんに開廷した。弁護士は根気強く無罪弁護をしたが、裁判官と起訴者側は事実を無視し、毛さんは懲役11年6カ月、罰金2万元(約32万円)の不当な判決を宣告された。

 2021年4月9日、10日の上訴期間中に毛さんは、突然、同市留置場から病院に搬送され、応急処置をされた。家族は一時出所の手続きをするようと知らされた。同年4月11日夜、毛さんは市第三人民病院で死亡した。

 5、河南省・李現習さんは安陽市留置場で拘禁されて1カ月で死亡

 河南省安陽市の法輪功学習者・李現習さん(50代男性)は2021年5月11日に警官に身柄を拘束され、拘禁された。6月13日、家族は李さんが前日の12日に迫害されて死亡した事を知らされた。李さんの遺体は痩せこけて、頭が腫れ、腰、背部、膝以下に傷跡があったという。

 李さんは濮陽市清豊県の出身で、安阳市文峰の立体交差橋の下にある新興街で店を経営し、家計を維持している。李さんは法輪功を習い、心身とも健康で、人を助けるのが好きで評判も良かった。2007年末、李さんは清豊県の実家で法輪功の無実が書かれた資料を貼り付けたという理由で身柄を拘束され、その後1年の労働教養処分を科され、許昌労働教養所で拘禁された。

 三、刑務所で迫害されて死亡した事例

 1、山東省予備役の対空砲師団の副参謀長・大佐の公丕啓さんは刑務所で迫害されて死亡 

 山東省青島市の法輪功学習者・定年退職した大佐の公丕啓さん(66)は懲役7年6カ月の不当な判決を宣告され、2021年4月12日夜、山東省済南刑務所で迫害によって死亡した。遺体の頭部に怪我があり、耳から出血し、頭が腫れて濡れていたという。

公丕啓さん

 公さんは大佐であり、退職する前に山東省予備役の対空砲師団の副参謀長であった。青島の政法委、610弁公室、市北区公安国保大隊の指図で、2018年7月20日、青島市北区検察庁と裁判所は公さんに懲役7年6カ月の不当な判決を宣告し、済南市にある山東省刑務所に拘禁した。

 山東省刑務所は長年において、法輪功学習者を拷問、迫害することに積極的に加担している。そこで学習者の公丕啓さん、王新博さん、銭棟才さん、呂震さん、呉家俊さん、王玉宝さん、王洪章さん、王文中さんなどは迫害されて障害を負い、体が不自由になった。警官に指図された囚人は何度も「お前らが死ななきゃいいのだ。死んだ方がマシと思うほど苦しめてやる」と言い放った。

 2、岳彩雲さん、杭州第二刑務所で死亡

 河南省虞城県の法輪功学習者・岳彩雲さん(54歳前後・男性)は2021年2月24日、浙江省杭州市第二刑務所で迫害されて死亡した。岳さんは杭州市でアルバイトをしていた。2020年12月末、岳さんは懲役1年4カ月の不当な判決を宣告され、杭州第二刑務所で拘禁された。岳さんは迫害を受け、体が衰弱し、重体に陥ったが、一時出所できず、刑務所で自虐行為をしていたとデマを流された。

 2021年2月14日突然、家族は第二刑務所からの連絡を受け、岳さんが病院で死亡したと告げられた。当日午後、岳さんの息子は病院へ行き、岳さんの遺体が痩せこけた姿を見た。刑務所は責任を転嫁するため、岳さんの死と関係ないと主張し、息子に情報を広げないように脅迫した。最後に、賠償金の名義で家族に3万元(約50万円)を支給して済ませた。

 (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/5/436400.html)
 
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