【明慧日本2022年1月17日】法輪功を学び迫害から逃れるため、3年以上家を離れて生活していた吉林省吉林市出身の法輪功学習者・栄鉄文さん(74歳女性)は2021年7月下旬、豊満裁判所に連行され4年6カ月の刑を言い渡された。栄さんは2021年9月に吉林省女子刑務所に連行された。
自動車教習所の元校長である栄さんは、2001年に法輪功を学び始め、多くの病気が治った。今回の判決に先立ち、栄さんは2009年9月に法輪功迫害に関する資料を配布したことで連行された。栄さんは28日間拘置所に拘禁された。警官は栄さんに強制灌食をし、口と歯に損傷を負わせた。栄さんは、有毒な薬物が混ざっていると思われる水を何本も飲まされ、とても喉が渇いた。警官は栄さんを釈放する前に、家族から不明な金額を強要した。
2017年10月6日、栄さんは他の学習者2人と一緒に法輪功迫害に関する情報のポスターを貼っていたところ、連行された。警官は栄さんの自宅を家宅捜索し、100冊以上の法輪功の本、70枚以上の法輪功のポスター、法輪功の創始者の写真を押収した。
栄さんともう1人の修煉者は共に危険な高血圧症であることが判明したが、それでも警官は地元の監禁施設に強制的に拘束した。3人は留置場で裸にされ、身体検査が行われた。栄さんは看守に血圧を下げるための薬を飲まされた。刑務所の医師は、何があっても薬を飲まなければならないと言った。栄さんは、錠剤を1ヵ月と6日間、毎日飲まされた。
2017年11月14日、栄さんが5000元の保釈金で釈放されたとき、栄さんは精神状態が朦朧としていたため、家族のことも認識できなかった。数日後、栄さんの顔は腫れ始め、手は化膿し、指には水ぶくれができた。左手の親指は半年経っても回復しなかった。
豊満区検察院の検事は2018年3月27日、栄さんを呼び、保釈書類の更新のために出頭するよう命じた。そこで検事は、書類を更新してもらうためには豊満区裁判所へ行かなければならないと言われた。
2018年4月20日、栄さんが裁判所に行くと、法輪功を放棄することを拒否して連行され、監禁された。裁判所の職員は栄さんの息子を説得して、法輪功を放棄する保証書にサインさせようとしたが、栄さんの息子は応じなかった。栄さんは、ほぼ一日中、檻の中に監禁された。その日の夕方、栄さんは江南派出所に連行され、警官は栄さんの意思に反して、栄さんの写真を撮り、指紋を採取した。
吉林市留置場は、栄さんの入所を拒否した後、栄さんは裁判所に連れ戻され、法輪功を中傷する内容のある新しい保釈書類に署名するよう命じられた。栄さんが署名を拒否すると、裁判所の職員は、栄さんを釈放する前に、白紙の保釈書類に署名させた。
栄さんは2018年7月、裁判所が栄さんの事件の審理を予定していることを知らされた。さらなる迫害を避けるため、栄さんは家から離れて暮らし、3年間放浪生活を余儀なくされた。栄さんは帰宅した直後の2021年7月に再び連行された。