【明慧日本2022年1月17日】(前文に続く)
3、職場で良い人・呂観茹さんは泰来刑務所で迫害されて死亡
黒竜江省大慶市の法輪功学習者・呂観茹さんは2018年11日に身柄を拘束され、2019年7月に懲役7年の不当な判決を宣告された。2021年4月4日、黒竜江省泰来刑務所で脳出血して他界した。享年69歳。
呂観茹さん |
呂さんは大慶石油管理局の房建会社の元職員で、会社の予算を担当し、職場に高い評価を博している。
4、付貴華さんは吉林省女子刑務所で死亡
2021年5月27日、法輪功学習者・付貴華さんは懲役7年6カ月の不当な判決を宣告され、吉林省女子刑務所で拘禁されている。しかし、わずか2カ月後の2021年7月25日、付さんは迫害されて死亡した。付さんの死因は疑問点が多い。2020年に新任の監区長・銭偉は受刑者を指図し、学習者を転向させた。銭偉は付さんの死に責任がある。
銭偉は詐欺犯の郭麗華を指図し、付さんへの迫害を担当させた。郭麗華は毎日、付さんを小さくて表面がデコボコの腰掛けに12時間以上座らせ、両足の間にカード1枚を挟ませ、カードが落ちたら、付さんを殴ったり、罵ったりした。
付貴華さん |
その結果、付貴華さん水分をとらせないという形で苦しめた。付さんは喉が乾き、ご飯すらも通らなかったという。
付さんは刑務所の部屋310番で43日間拘禁されても転向しなかった。銭偉はまた付さんを重点迫害の311番の部屋に移動させ、受刑者・呂金淼を迫害担当にさせた。付さんは睡眠、飲水、瞬きを禁じられ、さまざまな迫害を受け、わずか3日間で、付さんは迫害によって死亡した。
銭偉は責任から逃れるため、310留置場にいた受刑者に、付さんが持病を持っているという証明を書かせた。
5、出所2日前 蘇雲霞さんは黒竜江省女子刑務所で死亡
ハルビン市道外区の法輪功学習者・蘇雲霞さん(女性)は懲役5年の不当な判決を宣告され、2021年9月6日に出所できる見込みであった。しかし、出所の2日前、迫害されて死亡した。享年67歳。
2021年9月4日、蘇さんの遺体は刑務所の廊下に置かれた。情報筋によると、4日当日、蘇さんは受刑者に殴打されたという。
当刑務所で拘禁された学習者は出所通知書をもらうため、三書を書くことを強いられる。サインしない人は後で戒められるという。
蘇さんは2001年に万家労働教養所で労働教養処分を科され、両手を後ろ向きに2段ベットの上段に枷をかけられ、そのため足先が床から離れ、さらにガムテープで口を封じられた。
6、湖北省漢川市の胡漢姣さんは刑務所に拘禁されて13日後に死亡
湖北省漢川市の法輪功学習者・胡漢姣さん(53歳女性)は武漢女子刑務所で拘禁されてわずか13日後の11月9日、夜8時ごろ病院で死亡した。胡さんの夫は刑務所から電話で知らされた。
10日の早朝、胡さんの夫と数人の親戚は武漢女子刑務所へ行き、胡さんのカルテと死亡状況、遺体を見ることを要求したが、拒否された。当日の夜、胡さんの夫は弁護士と連絡し、司法手段で妻の死の真相を追求するために準備をした。
11日、漢川市政法委員会は胡さんの夫にプレッシャーをかけ、他の学習者と連絡しないように、政法委が案件を調停することを強要した。胡さんの夫はやむを得ず、弁護士の介入を諦めた。
胡さんはかつて労働教養処分を2回科され、洗脳班で1回迫害を受けたことがある。2021年3月15日午前、胡さんと他の学習者・王四美さんは分水鎮へ行き、疫病から逃れる良い方法を伝えた。しかし、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、分水派出所の警官に身柄を拘束され、6月下旬、2人とも懲役4年の不当な判決を宣告された。
四、度重なる迫害と瀕死状態が繰り返された事例
1、濰坊市政法委の姜国波さんは生前77種の拷問を受け、39回瀕死
山東省濰坊市の法輪功学習者・姜国波さん(59歳男性)は法輪功を学び続けるとの理由で、相次いで13回身柄を拘束され、労働教養処分を2回科され、懲役5年の不当な判決を宣告されたことがある。かつてスタンガンで電気ショックを加えられ、鉄の椅子に枷をかけられ、トラの椅子に座らせ、毒の薬物を飲まされ、唐辛子の水を飲まされるなど計77種類の拷問を受けた。留置場、労働教養所、刑務所で苦しめられ、39回瀕死状態になった。姜さんは2021年4月29日に他界した。
明慧ネットの2021年7月27に掲載された姜さんの自筆の文章の中では、次のように書かれていた。「私は留置場などで人が想像もつかないほどの迫害を受け、死んだ方がマシだと思うほどの体験をさせられました。わずか1カ月もしない内に毒物を飲まされ、濃縮の唐辛子の水を飲まされたので、肺から緑の膿を吐きました。十文字に縛られて20日以上解かれませんでした。3センチ×3センチの太さの棒で背骨3本を折られました。右目は一時失明し、トイレ禁止のため導尿管の挿入が必要でした。26日間大便できず、体重は20日以内で40キロ以上痩せました。私は何度も意識不明になりました」
姜さんが出所後も、注射された毒物の副作用でお腹が腫れ、全身がだるく、めまいや、吐き気がして気持ちが悪く、血便などの症状があり、ショック状態の時もあった。2021年4月29日に他界した。
姜さんは山東省威海市出身、大学卒業、濰坊市政法委員会の職員で、副県級である。法輪功を学ぶ前に肝硬変末期、家族遺伝の肺病を患い、有名な医師を訪ね、たくさんの薬を飲んでも効果はなかった。1995年6月、姜さんは法輪功を学び始めてから全ての病気は完治し、健康を取り戻した。
2、湘潭市の「正義のために勇敢に事を行った賞」を受賞した教師の呂松明さん 拷問され他界
呂松明さんは、湖南省湘潭市電機工場の中学校の歴史講師兼卒業クラスの担任であった。とても誠実で優しい心の持ち主で、市から「正義のために勇敢に事を行った賞」を受賞したことがある。しかし、法輪功を学んでいるとの理由で3回不当な判決を宣告され、合計14年間、赤山刑務所、網嶺刑務所、津市刑務所、武陵刑務所で長期にわたって、吊り上げられ、殴打され、スタンガンを加えられ、歯を連打され、出所した時はわずか6本しかなかった。長時間の苦役の労働や体罰およびさまざまな拷問で、呂さんは働く能力も失い、ひどい心不全になり、数十回重体に陥ったことがある。2018年8月、呂さんは家に戻された。2021年3月28日夜、呂さんは他界した。享年53歳。
呂松明さん |
出所の時、6本の歯しかない呂松明さん |
3、5年の刑務所生活で毎日殴打された李桂月さんは死亡
黒竜江省依蘭県の学習者・李桂月(女性)さんは2015年5月に懲役5年の不当な判決を宣告された。李さんは黒竜江省女子刑務所で毎日殴られ、罵られ、食事・睡眠・トイレを禁じられ、小さい腰掛けに座らせ、首を絞められるなど様々な迫害を受けた。そのため、李さんの膝下は紫黒になってしまった。2020年5月16日、李さんは出所した時、痩せこけて、全身痛みがあり、力が出ない、昏睡、食事が喉から通らなかった。2021年8月6日、李さんは他界した。享年52歳。
李桂月さん |
4、10年間刑務所で拘禁されて20以上の拷問を受けた王素梅さんは死亡
遼寧省瀋陽市瀋北新区の法輪功学習者・王淑梅さんは10年間刑務所で20種類以上の拷問を受けたことがある。2018年7月21日に出所した王さんは視力が悪く、人の助けがないと歩けなかった。身の回りの生活もできなかった。それでも地元の警官に嫌がらせを受け、2021年3月12日に死亡した。享年59歳。
王さんは転向せず、「五書」にサインしない、法輪功の功法をやり続けるとの理由で、遼寧省女子刑務所で様々な拷問を受けた。たとえば、食事を与えられず立たせる、縛られる、数人に殴られる、長時間寝かせないようにする、冷凍、灌食、独房に入れられる、両手両足を枷でかけられる、死人ベッド、冷たい水をかけられる、平手で打たれる、髪の毛を引っ張られる、「上大挂」、ガムテープで頭を縛られて口を封じられる、背中を足で蹴られる、頭を水に沈ませる、12時間以上の強制労働、トイレ・洗顔・歯磨き・買い物・面会を禁じられる、辱められるなどの拷問を絶えず受けた。王さんは殴られてよく口から血が出て、ひどい時体重はわずか35キロ代だった。2018年3月、王さんが出所する直前、受刑者・王艶霞は転向しない王さんを殴り、雑巾で王さんの口を封じ、罵声を浴びた。
5、河北唐山市の宋栄芝さんは迫害されて、わずか20日間で死亡
2021年5月25日、唐山市河北路派出所の警官・高軍華(音)、楊宇(音)など3人は私服で宋栄芝さん宅に侵入し、すぐに録画し始めた。家族に何回か反対され、録音に変えた。当時の宋さんは通常の交流すらもできなかった。警官は上の命令だからと言って、書類にサインすればもう来ないと言い、嫌がらせした。20日後の6月14日、宋さんは他界した。
6、山東省灘坊市の初立文さんは懲役8年の不当な判決 死亡
初立文さん |
山東省省濰坊市の初立文さん(65)は、昌邑市法輪功補導点の元リーダーである。中共による法輪功への迫害において、かつて11年間の刑務所生活を送った。2019年9月22日、初さんは警官に身柄を拘束された。2021年2月9日に懲役8年の不当な判決を宣告され、拘禁期間ひどい病状が現れて帰宅したが、2021年7月1日に死亡した。
拷問実演:縄で縛られる |
初さんは何度も中共に身柄を拘束され、拘禁され、留置場、労働教養所、刑務所でさまざまな迫害を受けたことがある。樹に縛られて凍えさせられる、後向きに枷をかけられる、腰掛けを高く持ち上げる、手枷と足枷をかけられる、灌食、苦役の労働、鋼の針で刺される、壁に向けて立たせる、縛られる、手足が引っ張られた状態で枷をかけられる、ゴム管で殴られる、スタンガンによる電気ショック、首を絞られたり、独房に入れられたり、わざと大量の蚊に刺させて、身体に膿が出るなどの拷問を受けた。2003年12月、初さんはスタンガンで容貌が破壊され、全身化膿した。2008年8月、初さんは濰坊市洗脳班に送られ、暖房機のパイプと鉄の椅子に縛られて、目隠しをされたまま殴られた。また、上図のように細い縄が肉に食い込むほど強く縛られた。
(続く)