内モンゴル赤峰市の王暁燕さんは、年金給付が停止された
■ 印刷版
 

 【明慧日本2022年1月19日】内モンゴル赤峰市の法輪功学習者・王暁燕さんは2021年5月、社会保険局から密かに年金の給付を停止された。当時、高齢の母親(87)は重病で入院していた。3カ月後に、母親は逝去した。母親の葬儀を終わらせて自宅に帰った王さんは生活に困った。暖房代さえもなくなった。

 王さんは赤峰市バイリン左旗の人で、かつて郵便局に勤務していた。病気で2年間休職していた間に、つまり1996年に王さんは法輪功を学び始めた。真・善・忍にしたがってより良い人を目指していた王さんは1週間後、すべての病気が消えた。王さん自身に明るい未来の希望が見えただけではなく、王さんの病気で苦しんでいた家族も楽しげな声や笑い声が戻った。王さんはそれから勤務先で続けて数年も労働模範として選ばれた。法輪大法が王さんを変えたのだと知人たちは皆知っていた。

 しかし、このような優秀な人がその後、中国共産党から何度も迫害を受けた。2回にわたって労働教養を強いられ、何度も家宅捜索を受けて罰金を科され、嫌がらせを数えきれないほど受けた。

 2009年9月、王さんは他の法輪功学習者(以下、学習者)と共に、農村で法輪功迫害の実態が書かれた資料を配布して帰宅途中に、林東西城派出所の警官らに連行された。家宅捜索をされ、多くの個人財産が押収された。学習者・李玉芬さんは現金3万元(約54万円)も押収された。裁判が開廷され、王さんと李さんが、押収された財産のリストを強く求めたため、裁判所はやむを得ず財産押収のリストを見せてくれた。しかし、リストは出鱈目に書かれており、偽のものが多く、いわゆる偽の証拠であり、しかも偽の証人のサインもあった。それでも、王さんと李さんは懲役4年の実刑判決を下された。

 2013年2月に刑期満了して出所した王さんは、すぐにお金を借りて未払いの年金保険料金を補って支払った。同年12月1日、王さんは定年退職した。2021年5月、当局は突然、王さんの年金を停止した。

 王さんは何度も社会保険局に行って交渉し、保険局の人員から一式の資料をもらった。その資料はインターネットから印刷したもので、保険局や公的機関の押印などはなかった。保険局はこの資料を根拠として王さんの年金給付を停止した。

 王さんは何人かの法律の専門家に問い合わせをし、多くの法律条例をも調べた。服役した人が定年退職した後、あるいは冤罪を受けた人に対して、年金支給の停止や減給などの資料や通知は一切無効だとわかった。しかし、当局の人員らはどうしても王さんの年金給付を再開しようとしない。王さんはその後また何度も社会保険局に行ったが、年金の給付をなかなかしてもらえないでいる。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/16/436872.html)
 
関連文章