11年間拘禁された陝西省の李周文さん 迫害されて死亡
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 【明慧日本2022年1月20日】(陝西省=明慧記者)宝鶏市鳳翔県陳村鎮水溝村の法輪功学習者・李周文さんは、二度にわたって不当な判決を宣告され、計11年間刑務所に拘禁された。2016年に出所した時には、迫害を受けた李さんは全身傷だらけになり、自力での生活ができなくなり、2019年11月に亡くなった。享年75歳。

 李さんの妻の張改秀さんも法輪大法を学んだとして、不当に懲役4年の実刑を言い渡されたことがあり、健康上の問題で刑務所外の実施となったが、絶え間ない脅迫や、嫌がらせにより寝たきりになり、2008年2月26日に無念の思いを晴らせないまま死亡した。

 夫婦が相前後して法輪功を学び 心身とも健康になる

 1997年以前、妻の張さんは多くの病気を患い、各病院で治療を受けたが、効果がなかった。 1997年1月、知り合いの紹介で法輪功を学び始めた。1カ月経たないうちに、張さんは身の回りのことができるようになり、しばらくして畑仕事もできるようになった。

 妻の体の奇跡的な変化を見て、李さんも法輪功を学び始めた。

 李周文さんは連行されて懲役7年を宣告され 妻は恐怖の中で死亡

 1999年7.20、中国共産党の党首だった江沢民が法輪功への狂気じみた弾圧を開始した。李さんが法輪功を放棄しないことを理由に、陳村派出所の警官らが度々李さんの家にやって来て、嫌がらせを働いていた。

 2001年9月11日、鳳翔県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)と陳村派出所の警官らは、李さんの家に侵入し、捜索令状を提示せずに家中を捜索し、すべての法輪功の書籍を押収し、李さんを村の宿泊所に連行した。12日午後5時頃、李さんは県の留置場に拘禁された。

 留置場に拘禁されていた間、李さんは坐禅をしていたとして、警官から何度も激しく殴られた。

 その後、李さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。妻の張さんは懲役4年の実刑判決を言い渡されたが、健康上の問題で刑務所外の執行となった。

 李さんは2002年5月から富平県庄里刑務所に拘禁され、2005年に渭南刑務所に移送され、2007年12月に帰宅した。期間中、周さんは強制的に洗脳され、「法輪功を放棄する保証書」を書くことを強要された。

 一方、妻の張さんは健康上の問題で自宅に帰ったが、県政法委と公安局の関係者が毎月のように家にやって来て、嫌がらせを行ったことによって、恐怖と緊張で精神障害に陥った。息子が多額の治療費をかけたが効果がなく、2008年2月26日、張さんは57歳で亡くなった。息子も周りから差別され、法輪功への不満を募らせ、後に李さんに対しても管理を強めていった。

 法輪功を諦めず 再度懲役4年6カ月を宣告される

 刑務所から帰宅した李さんは、ずっと県国保と610弁公室の関係者から嫌がらせを受けていた。2009年5月6日、県国保と県城関派出所の警官らは、李さんが法輪功を放棄しないとして、李さんを県宿泊所まで連行し20日以上拘束した。警官は、設定された迫害の目標人数を達成するため、5月22日に李さんを留置場に閉じ込め、最終的に懲役4年6カ月の実刑判決を下し、再び渭南刑務所に拘禁した。

 11年間続いた2回の迫害は、李さんに大きな精神的苦痛を与え、家庭を崩壊させた。また、経済的にも大きな損失をもたらした(李さんは機械修理工で、平均月収は1万元程度だった)。

 2016年に出所した李さんは、迫害によって全身が傷だらけになり、自力での生活ができなくなり、2019年11月に死亡した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/6/436481.html)
 
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