四川省彭州市の楊興叶さん 迫害され死亡
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 【明慧日本2022年1月20日】(四川省=明慧記者)四川省彭州市の法輪功学習者・楊興叶さんは2021年7月13日、不当に懲役4年の実刑判決を言い渡された。7月27日、楊さんは彭州市留置場に拘禁され、12月10日に迫害されて死亡した。

 楊さんは1953年11月22日生まれ、彭州市致和鎮香頌苑9棟2コア7号に住んでいた。2020年4月11日午前、楊さんは彭州市麗春鎮譚家場で法輪功の資料を配布していた時に連行され、リュックの中に入っていた28個のお守りが押収された。

 2021年7月13日、彭州市検察庁と裁判所は同市の致和鎮香順園(住宅地)にある喫茶店で、不当な裁判を行い、楊さんに懲役4年の実刑判決を宣告した。

 その数日前、近辺の住宅地に住んでいる高という男性ともう1人の身元不明の人が、毎日楊さんを呼んでお茶を飲みながらおしゃべりをしていた。彼らは資料の配布に協力するという名目で100部の資料が欲しいと言ったので、楊さんは高という男性に50部の資料を渡した。その後、彼らは二度と誘いに来なかった。

 2021年7月27日、楊さんは迫害の実態を伝え終えて帰宅したところ、3人の警官がやってきてドアを叩いたが、楊さんは開けなかった。すると、警官は鍵屋を連れてきて無理やり侵入し、楊さんを連行した。

 当時、警官は楊さんを彭州市留置場に拘束したが、8月14日、足かせを付けたままの楊さんを彭州市新人病院に入院させた。入院の理由については、まだ明らかになっていない。

 2021年9月、楊さんは成都市のある病院に転院し、40日間入院することになった。11月、警官は楊さんの家族に「医療仮釈放の手続きを済ませるように」と知らせた。

 楊さんの医療保険と社会保険カードはすべて凍結され、家族は治療費が出せなかったため、楊さんを家に連れて帰ることができず、医療仮釈放の手続きをしなかった。その時、留置場の関係者は家族に「何があっても留置場は一切責任を取らない」などの内容を含む書面にサインをさせた。

 この後、楊さんの病状は悪化し、2021年12月10日に迫害されて死亡した。 楊さんをよく知っている人によると、楊さんは連行される前、持病はなかった。

 彭州市検察庁の胡露薇は、2020年6月24日に楊さんを起訴した。起訴状によると、楊さんは2016年3月7日、何躍玉さんとともに彭州市の近辺で真相の資料を配布していた際、連行され、家宅捜索を受け、14日間拘束された。2017年9月4日午前、楊さんは彭州市致和鎮で真相の資料を配布したとして、連行され、家宅捜索を受け、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで保釈された。2019年7月9日、彭州公安局に身柄を拘束され、2020年1月8日に彭州市検察庁によって住居監視の処分を下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/12/436725.html)
 
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