【明慧日本2022年1月24日】(明慧ドイツ記者・徳祥)「(中共)ウイルスに感染して、私はものすごく弱くなりました。初めて41℃の高熱を経験し、咳も家族で一番ひどかったのです。立ち上がって歩こうとしても、すぐに倒れてしまいました。あまりの怖さに、死んでしまうのではないかと思いました」と振り返るのは、ミュンヘン空港の女性安全検査員シルケ・ワグナーさん。彼女は、2021年11月中旬に中共ウイルスの「デルタ」変異種に感染していた。
「どうしたらいいのと夫に聞くと、『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』を唱えるようにと言われました。その通りに唱え続けていたら、日に日に良くなりました」
こうして、薬も飲まず注射もせずにワグナーさん一家はデルタ変異種という難から抜け出した。健康を取り戻した現在、シルケさんは空港の仕事に復帰している。
「まさか二言(心からの九文字)を唱えるだけで、中共ウイルスが消えるとは思わなかった」と彼女は語る。その後、無神論者だった彼女は法輪功を信じるようになり、修煉を始めた。
シルケ・ワグナーさんとライナー・ワグナーさん夫妻 |
デルタ変異種に感染した家族3人
ドイツ・バイエルン州出身のシルケ・ワグナーさんは、夫のライナー・ワグナーさんとともにミュンヘン空港で安全検査員として勤めている。ランツフート周辺に住み、3人の息子がいる。ライナーさんは10年以上も前から法輪功を修煉しており、末っ子のマルセル君は2年前から法輪功の書籍を読み始め、時々父親と一緒に煉功していたそうだ。
2021年11月10日、18歳のマルセル君が学校のPCR検査でデルタ変異種の陽性反応を示し、その後ワグナー夫妻も陽性となった。
ライナーさんが最初に発症し、マルセル君はやや症状が軽かった。2人とも頭痛や熱、のどの痛みで5日間も自宅で休んだ。3日目からライナーさんは起きて煉功し、数日で元通りになった。マルセル君もすぐに元気になった。その間、シルケさんは彼らの面倒を見ていた。
そして1週間後、シルケさん自身が倒れてしまった。
「どうしたらいいの?!」
「夫は病院に連れて行ってくれましたが、人があまりにも多くて、保健担当から『家に帰って隔離するように』とアドバイスされました」。シルケさんによると、その頃はライナーさんがすっかり回復していて、「飲食や着替えの世話をしてくれました」と言う。
「ベッドに寝ていたのですが、起き上がれませんでした。起き上がろうとしても循環器系が追いつかず、倒れるか、ライナーに支えてもらうかで、自力では全く動けませんでした」。シルケさんは41℃の高熱で、赤ん坊のように無力で死にそうだったと語っている。
「どうしたらいいの?」と絶望したシルケさんが尋ねると、ライナーさんは「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と唱えてみるようにと答えた。彼女は、言われた通りに唱え続けた。
元気になったシルケさんがご主人から聞かされたところでは、彼女は熱にうなされながら「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」とずっとつぶやいていたと言う。
「唱え続けていくうちに、私は日に日に良くなりました。その間、雑念もどんどん取り除かれていました」とシルケさんは振り返る。「私はよく考える人間で、頭で絶えず何かと考えていました。今はそのすべてを隅に置き、この二つの言葉だけに集中して念じていると頭がすっきりして、よく眠れるようになりました」
その間、ライナーさんはシルケさんの頼みで、枕元で『轉法輪』を読み聞かせていた。
「大法の師父が蓮花座に座っておられるのを見た」
ある時、病床に横たわったシルケさんが「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と唱え続けていると、光が見えた。そして法輪功の創始者である李洪志先生の姿が見えた。「ほんの一瞬でした。師父は私に微笑みかけてから消えました。ベッドにいた私は驚きました。師父は蓮花座に座っておられ、とても優しくて、周りにはとても明るい光が漂っていました。師父は微笑まれてから見えなくなりました」
シルケさんはすぐに「法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!」と念じ続けた。その後、彼女はライナーさんに法輪功を修める決心をしたと伝えた。
もともとライナーさんが法輪功を学び始めた頃にシルケさんも一緒に『轉法輪』を読んだが、その時は「第2講で読むのをやめました。受け入れることができなかったからです。ライナーに付いて煉功も習ったことがありましたが、時期尚早だったのだと思います」と彼女は続ける。
「今は違います。理由はよく分かりませんが、以前とは違うのです。師父が見えたとき、私は心を深く打たれました。まるで師父が私のために存在されておられるかのように、心に温もりを感じました」
シルケさんはライナーさんに五式の功法を教えてもらい、「法輪功を学んでから、心が安らかになりました」と語った。
無神論の放棄
長年に亘り、シルケさんはずっと無神論者だった。彼女は共産党支配下の東ドイツのドレスデンで生まれた。祖父に西ドイツのバイエルンに多くの親戚がいたため、一家は東ドイツ当局に長年にわたって親戚訪問の許可を申請していたが、叶わなかった。1984年、彼女が11歳の時、ついにその願いが叶った。こうして、一家は共産主義の東ドイツを離れ、西ドイツのバイエルン州に行った。
環境が変わっても、共産主義のプロパガンダの洗脳作用がずっと働いていて、彼女は無神論者のままだった。だが、夫の優しさに感化され、彼女はライナーさんが大法を修煉することを受け入れることができた。
「私は無神論者ですが、他の人が信仰を持つことに抵抗はありませんでした。夫は法輪功を修煉してから穏やかになりました。彼が法輪功を修煉することを受け入れることができました。何より、彼はいい人だからです」
地獄を潜り抜けたような経験をして状況が変わり、シルケさんも法輪功を修煉しようと思った。
自力で座れるようになってから、彼女は夫から1冊の『轉法輪』をもらい、息子のマルセル君も加わり、3人で『轉法輪』を読み始めた。
「今、私たちはそれぞれ1冊の『轉法輪』を持っています。可能な限り、毎日『轉法輪』を読んでいます。徐々に私は咳をしなくなり、熱も下がりました。ですがまだ体力がなくて、以前のように走ることはできません」。その後、彼らと2回ほど一緒に法輪功の煉功を行うと、シルケさんは完全に正常な状態に戻った。「今はまた空港に働きに行っています」
完全に健康を取り戻したシルケ・ワグナーさん |
『轉法輪』を読むと、心が安らぐ
「『轉法輪』を読むと、心が安らかになります。自分の体験から、この本に書かれていることは真実だと分かります」と、シルケさんは言う。
息子のマルセル君は病状が軽く、すぐに回復した。以前、彼は時々父親と一緒に煉功し、『轉法輪』も気分次第で読んでいた。しかし母親が「9文字の真言」を唱え、学法や煉功を通じてすぐに健康を取り戻したのを見て、今は彼も毎日『轉法輪』を読んでいる。
今では、家族で修煉における体験を語り合い、お互いに対立が激しくなりそうなときは修煉者の基準に従って内に向けて探し、すぐに和解する。昔は今と違って、対立がかなり長引くことがよくあった。
「『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と心から唱えるだけで、こんなに早く元気になるとは思いもしませんでした」とシルケさんは語る。「私は数日で熱が下がり、咳も出なくなり、日に日に良くなりました。そこから、私は大法の力を感じました。私は『轉法輪』を読むのが好きです」
シルケさんと息子のマルセル君が師父に宛てた年賀状 |
先日、シルケさんは息子のマルセル君と一緒に、大法の師父に宛てた年賀状を書いた。「見守って下さり、困難な時期に寄り添って下さったことに感謝します。師父の加持と加護に感謝いたします」