懲役4年 劉玉華さんが遼寧女子刑務所で命の危険に陥る
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 【明慧日本2022年1月25日】遼寧省鉄嶺市の法輪功学習者・劉玉華さんは公安局や検察庁などの司法機関に法輪功についての真相資料を郵送したとして連行され、懲役4年の実刑判決を下された。現在、遼寧省女子刑務所に拘禁されている劉さんは脳梗塞、高血圧、糖尿病などの病状が現れ、命の危険に晒されている。

 2019年10月、鉄嶺市昌図県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官らが十数人を率いて劉さんの自宅に駆けつけ、劉さんが住むビルの廊下を封鎖し、「殺人犯を捕まえるため」と名目を付けて劉さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、劉さんと夫・ジン利国さんを連行し、留置場に拘禁した。

 2020年5月19日、昌図県裁判所は劉さん夫妻に対して裁判開廷を行った。裁判の前、弁護士は「国保の警官は出廷する必要がある」と事前に要求したが、結局、裁判の当日、出廷する警官は1人もいなかった。弁護士は「裁判は非常にばかげている。国保の偵察から、検察庁の起訴を経て、裁判所の法廷審理まで全過程がすべて法律違反している」と指摘した。

 裁判が終わった後、コロナウイルス期間中だったため、劉さんは鉄嶺市留置場に戻らず、調兵山留置場に移送されて隔離された。

 2020年6月22日、劉さんの家族は調兵山留置場に電話をかけて劉さんの事情を尋ねたところ、電話に出た留置場の人達はぎくしゃくして言葉を濁すばかりでいたため、家族は弁護士に依頼して留置場で劉さんと面会し、次のようなことを了解した。劉さんは留置場で薬を飲んだが、血圧は依然として180や190mmHgと高く、体重は55kgから50kgまで減り、左足は動かず、左腕に感覚はなく、脳血栓と診断された。また、お尻のほうに水ぶくれがある。

 2020年6月29日、昌図県裁判所は劉さんに懲役4年の実刑判決、罰金5千元(約9万円)を科した。

 2021年3月、鉄嶺留置場で悲惨な迫害を受けていた劉さんは、血圧が200mmHg、血糖が14mmol/L(正常値は3.9~5.5)に達し、痩せこけた。

 現在、劉さんは遼寧省女子刑務所に拘禁されており、視力聴力が急に低下し腕と脚も硬く、感覚を失った。刑務所の診断によると、脳梗塞、高血圧、糖尿病であるという。身体がこの状況になったものの、刑務所で依然として労働を強要され、飲食も休憩も保障できないでいる。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/13/436775.html)
 
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